令和4年6月7日

本市では、都心部の機能の強化のために令和元年7月から「せんだい都心再構築プロジェクト」として市民や事業者の方々と連携した取り組みを進めています。このたび、この都心再構築プロジェクトの施策を活用した新築ビルの建築計画が、新たに3件進められることになりましたのでお知らせをいたします。

まず1番目の「（仮称）仙台中央三丁目プロジェクト」です。「仙台市都心部建替え促進助成金」制度を活用した新築ビルへの建て替えは令和2年4月以来でございまして、今回が第2号の指定となります。またこの計画では「仙台市中小企業者建替え移転促進助成金」制度も活用いただくことで、移転するテナント企業の負担を軽減し、建て替えの迅速化につなげる予定としています。都心再構築のパッケージ施策を効果的に事業化に活用いただけたものと考えています。

2番目の「（仮称）仙台駅前南町通プロジェクト」、そして3番目の「（仮称）仙台国分町プロジェクト」は、高機能オフィス整備を要件とする容積率の緩和施策のうち、総合設計制度を活用する初めての建築計画として、現在建築許可に向けた手続きを進めているところです。

3件の建築計画とも、アフターコロナを見据えた快適性や環境性に配慮した高機能オフィスの整備がなされます。さらに憩いや交流の場となるオープンスペースが配置されることとなっておりまして、都心部の持続的な経済成長に向けた環境整備が進むものと考えています。これらの事業が民間投資のさらなる喚起を図るきっかけとなり、そして次の老朽建築物の建て替えや、またコロナ後を見据えた都心の経済力の増進につながることを期待しているところです。

 

仙台市長　郡　和子