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更新日:2022年7月21日

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発表項目以外の質疑応答(令和4年7月20日)

令和4年7月20日

台原地区における漏水事故について

Q1

先週、青葉区台原で水道管から漏水して水があふれ出すという件がありました。その件について、現在どのような対応になっているか。既に工事とかそういうのが行われたのかなと思うのですけれども、その結果、原因とか、そういう調査が分かっていれば、そのあたりをお教えいただきたいのですが。

A1

原因というのは水道管の損傷ということだと思います。大規模な漏水が発生いたしまして、一部の方々には冠水などの大変な被害が生じたことについて申し訳なく思いますし、また(約)2万2,000世帯で濁り水ですとか水が出にくい状況が起きたということで、これも大変ご不便をおかけいたしました。申し訳なく思うところです。その状況は翌16日の午前0時半までで終えたということですけれども、今は通常どおり水道を使用することができる状況になっているということです。しかし、本当に多くの方々にご迷惑をおかけしました。大変申し訳なく思っているところです。

水道局の職員が現場周辺の住宅ですとか店舗あるいは事業所を訪問して、お詫びと被害状況の確認を行ったと報告を受けました。対象地域の300を超えるご家庭を訪問したということです。これまでに12件の被害を確認しているということですので、これからしっかりと対応していかねばならないと思っています。

現在の状況ですけれども、水道管が損傷して漏水が発生したということは分かっているのですが、大体このところだろうというところも分かっていますが、まだ正確にどういうふうな損傷の箇所なのか、あるいはなぜそうなったのかについてはこれからということだそうです。重要なライフラインですから、今後こういうようなことも起こらないように、しっかりと水道局には対応してもらいたいと思います。

 

Q2

そうすると損傷ということは分かっているのですけれども、具体的にどのような損傷かというのは分かっていないということですか。

A2

まだ、そういうふうに聞いていますが。

(給水部長)

水道管の損傷につきましては管体が割れたという形の損傷でございまして、その原因につきましてはこれから調査をすることとなります。

 

Q3

割れたというのは、水道管が(ですか)。

A3

(給水部長)

はい、90センチメートルの直径の水道管なのですが、その一部分が割れてしまったという形です。

 

Q4

亀裂とかではなくて、割れた(ということですか)。

A4

(給水部長)

はい、亀裂ではなくて、切片ごと飛んでしまっているという、非常に大きな損傷です。

 

Q5

先ほど被害12件ほどで確認されたということですけれども、どのような被害かというのは分かりますか。

A5

(給水部長)

被害につきましては、床上浸水ですとか床下浸水、さらにエアコンなどの設備に被害が生じてしまいました。

 

Q6

その被害12件というのは基本的には水道局さんの方での賠償ということになるのでしょうか。あともう一つ、被害12件以外に、そういった被害に対応するようなコールセンターみたいな形というか、相談ダイヤルみたいなものというのは今あるのでしょうか。

A6

(給水部長)

水道局の漏水に伴いまして被害を受けてしまった方々には、誠意を持って補償も含めて対応させていただきたいと思っております。それから、先ほど300を超えるご家庭に訪問したというお話をさしあげたところですが、ご不在のところのご家庭にもチラシを配付しておりまして、そこで連絡先等を明記しておりますので、何か被害があった場合にはそちらの方にご連絡いただくこととしております。

 

Q7

今回の漏水の損傷したところというのはたしか管路を埋設して60年たったところで、多分市内にも同じような場所が散見されるのかなと思うのですけれども、この水道管の老朽化対策について現時点でどのように対応が必要かというお考えをお伺いしたいのですが。

A7

今回の事故の原因というのはこれから詳細について調査をした上で確認し、そして究明をしていくということになるのだと思いますけれども、今お話があったように、埋設、敷設してから60年が経過しているのは事実でございます。老朽化が原因であった可能性も否定はできないだろうと思います。この老朽化した水道管への対応というのは非常に大きな全国的な課題でもあるわけですね。水道局においては経年化した管路の更新のペースアップに今重点的に取り組んでいるというふうに受け止めていますけれども、今回のこの事故の検証結果を踏まえて、より効果的、効率的な更新に向けて取り組んでもらいたいと思いますし、またこの問題については全国的な状況ですから、国においても何らかどういうふうにすべきなのかについてもぜひ財政支援も含めてですけれども、やってもらえるとありがたいなと思うところです。

 

仙台空港における国際線再開について

Q8

仙台空港の方で、昨日、タイガーエアが本日から航空券の販売を再開するということで、就航している国際線の航空会社としては初めての動きだと思うのですが、それをどのように受け止めていらっしゃいますか。

A8

仙台空港の国際便の再開については私どもも早めにということでいろいろ行動もさせていただいているところであります。そういう中で今回、再開の第1号ということになりましょうか、そういうことで始まるというニュースは大変心強くも思ったところでもございます。ただ、今日は皆さま方にこの新型コロナウイルス感染症の感染状況をお伝えする中ですので、ある意味、複雑なような、そんなところも実は正直なところでもございます。感染の拡大を抑えるために行動制限をするという必要性は今のところないと申し上げましたけれども、とにかく一人一人が自分が感染をしない、そしてまた感染をさせない、防止対策を徹底するということをしていただきませんと、このように地域経済を回していくさまざまな活動をしていくということを阻むことになりますので、ぜひ強くご協力をお願いしたいということです。重ねてまたワクチンの接種についても(お願い)申し上げたいと思います。

 

羽生選手のプロ転向について

Q9

昨日、羽生選手がプロ転向を会見を開いて決断したということですけれども、これについて市長のご所感をお聞きしたいのと、改めて何か表彰ですとか、例えば今後のプロとしての活動への支援みたいなものを何か新しく考えているのかどうかというところについて教えてください。

A9

昨日の(羽生選手の)会見を受けてコメントを出させていただいたところです。羽生結弦さん、あれほど人々の心を揺さぶるアスリートというのはなかなかいらっしゃらないと思いますし、技術的なことも、それからまた芸術的なことも、そして何よりも人としての魅力というのでしょうか、放つ光というのでしょうか、こういうものを備えた方で、戦いの場からは去るということですけれども、しかし、まだチャレンジをして現役でプロとしてのアスリートの本領を発揮したいという、そういう強い思いを話されたこと、これからも引き続き応援してまいりたいと思っています。

 

Q10

6月定例会でも泉(区)のアイスリンクについてのギャラリー整備の話も後押ししてはどうかという話ですとか、2月か3月の議会でもアイスリンクの整備についての質問ですとか、議会でもそういった声もあります。仙台市として現状、設備とかそういったものにとどまらず、何か羽生さんのこれまでの活動を顕彰、表彰するようなものというのは今現在考えているものはありますか。

A10

先ほどの質問で何か表彰も考えているのかというところも答えが漏れてしまいましたけれども、今、改めてのご質問にもございました。その点については、今後のさまざまな状況を総合的に勘案した上で、何ができるのか、あるいはどうなのかということを考えていきたいと思います。それから施設整備についてですけれども、これも費用ですとか運営の在り方ですとか、さまざまな課題もあるわけでして、これも総合的に見ていかなくてはいけないだろうと思っています。

羽生さん自身の昨日の会見でも、今後はプロとして活動するという熱い思いを語っておられました。また、4回転半、クワッドアクセルについても挑戦をし続けるということで、ぜひ皆さんに成功した姿を見せたいというようなその気持ちもにじんだ会見だったというふうに認識をしております。その舞台となるものがどこでどういうふうに羽生さんご自身の中でお考えになっていらっしゃるのか、それもどういう状況であるのか、まだその辺については語ってはおられなかったので、もしお話を伺える機会があるならばいろいろとお聞きしたいなとは思います。

 

安倍元首相の国葬について

Q11

先日お亡くなりになった安倍晋三元総理大臣の国葬をめぐって、各社の世論調査でも一定数評価する、9月開催に対して評価するという声がある一方で、一定程度の反対ですとか疑念の声もあります。市長は今現在、国葬に対してのお考え、戦後は結局吉田茂元総理しか国葬を政治家としては開かれていないわけですが、どのように現状見ていますか。

A11

国民の中にはさまざまご意見もおありなのだろうと思います。ただ、やはり憲政史上最長の8年8カ月余り、この国を率いたという人は他におられないということがあるのだろうと思います。そういう意味では国葬ということを判断された政府もそのとおりなのだろうなと認識をしております。

 

電力供給体制について

Q12

先日、指定都市市長会で、電力供給の安定供給についての要請の話を市長の発議で、さらにそれで市長会の方で承認を得て、今後国への要請をするということになったようなのですが、まず現状、仙台市の最終保障供給制度を活用している数件の電力供給についての問題、今現在の進捗状況はどうなのでしょうか。新たな契約ですとかそういったものは。

A12

まず、安定的な電力供給体制の確保に向けた指定都市市長会の要請ということで、私の方から発案をさせていただいて、昨日の指定都市市長会で皆さまに了承されてこれから動いていくということになります。政令指定都市でも仙台市のみならず、他の都市でも同じような事態が起こっているということも分かっているところでございます。この問題というのは、電力の小売自由化以降、いわゆる新電力という小売電気事業者の参入が随分と進んできたわけですけれども、仙台市も原則入札で契約相手方の選定を行ってきて、そしてそこに参入する新電力会社の方々がいらっしゃったと。しかし昨年末から今年にかけて経営破綻などがあって、その供給が立ち行かなくなり、入札をしても応札をする企業もいないというような状況もあり、暫定的なセーフティネットである最終保障供給約款の定めで一般送配電事業者が電力供給をしていただいているという状況にあるわけです。その電力料金というのが大手の電力会社の標準料金の大体2割増しということですからだいぶ負担も大きくなるわけですね。さらに国の方では最終保障供給制度の料金設定について市場価格の動向を反映させる方向ということですから、さらに上振れもしてくるということになります。そうしますとさらにまた負担が大きくなってくるという状況でして、これは地方自治体にとっても大変大きいものがございますし、そもそも国が進めてきた電力システム改革の柱というのは電力料金の抑制と安定供給の両立ということですから、改めてこの点について国としてどういうふうに対策を取るのか、総合的な対策をぜひ講じてもらいたいということを要請させていただくということでございます。

現に今、本市は新たな新電力会社との契約が結べたという報告は、私のところでちょっと聞いておらないのですけれども。

仙台市長 郡 和子