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更新日:2016年9月20日

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発表内容以外の質疑応答の概要

(1)先日終了した市議会第1回定例会で、政務調査費の支出を全面公開する条例改正案が否決されたが、いかがか

市議会での議論を踏まえられ、また、それに相反するようないろいろな議案が出された中で、今回決定された議案ということですので、現時点における市議会の意志はそういうことだろうと理解するものです。

(2)市民からは残念という批判の声もあるが、いかがか

市議会でもその議案のあり方については、賛成の方もいらっしゃれば反対の方もいらっしゃった案件です。当然のことながら市民の方々にも、まだまだだというお声もあるでしょうし、議論はまだ続くものだろうと思います。

(3)公金支出の透明性の確保からみても仙台市議会では改革が遅れていると思うが、いかが思うか

今回、議案としては一定の決定をみたわけですが、この件に関して今お尋ねにありましたように、市民の方のいろいろなご意見もございます。何よりもそれらを反映した中で、市議会にもいろいろなご意見があることは事実だと思いますので、今後ともこの件に関しての議論は続いていくのであろうと思います。

(4)市長から議論していくということか

私が直接議論をするということではないと思います。市議会の中でどういうあり方がさらに望ましいか、改革という方向で議論が深められていくのだろうと思います。

(5)なぜ市長から議論していかないのか

第一義的には市議会の決めていくべき課題であろうと思っていますし、市民の方のいろいろな意見を受けて、市議会としてもこの議論を深めていくということについては、前々からそのようにご意志を承っていますので、多分その方向で進むことが一番望ましいことであろうと思います。

(6)仙台市議会の海外視察や政務調査費の改革は全国的に見ても遅れている。この現状についてどう思うか

昨年の秋からいろいろな形で、また、市議会の中でも意見を交わされ、そして今回の定例会の中でも委員会や本会議も含め議論がありました。改革のスピードに対しては市民の皆様からみてご意見があるとは思いますが、着実に一定の歩みを続けているというように私は理解をしています。着実な改革に向けての仙台市議会の意志をこれからもきちんと持ち続けていただきたいと思っているところです。

(7)全国的に見ても仙台市議会の改革の足取りが遅れているとは思わないか

他のいろいろな議会ですでに決定されているところがございますので、そういう方向から見て仙台市議会が必ずしも早いというわけではないだろうというふうには思います。

(8)政務調査費の全面公開の条例改正案の否決について、市長がどのように受け止めているのか先ほどのコメントではわからない。残念なのか仕方がないのか、それとも妥当な判断と思っているのか

それについては先ほどお答えしたとおりで、市議会第1回定例会での意志というものは議決されたところに反映されているのだろうと思います。議決とはそのような受け止め方をすべきものだと思います。

(9)どのように評価しているのか

評価といいますか、今の仙台市議会の議決の意志はそこにあるだろうと思います。ただ、これで全ての市民の方がその議決の評価を固定的なものだと捉えるかどうかということについては、いろいろなご意見が市民の皆様の中にもあるでしょうし、現に市議会の中にも反対の議案が出たということからすれば、いろいろな意見があるわけです。

これからも市議会としてはそのことを考えてご対応されるのであると思っていますし、市民の方のご意向、お考えを踏まえて市議会もそれに向けた改革をたゆまずやっていくのだと議長を含め市議会もおっしゃっていますので、そういうことが続いていくことが望ましいと思っています。

(10)この問題に対して市長が動くことはないのか

以前にもお尋ねいただいたと思いますが、今は私自身が動くという段階ではないと、そのときもお答えさせていただきましたが、それは今の時点でもそのように考えています。

(11)どういう段階になれば市長が動くことになるのか

そういうケースもあり得ると思いますが、今の時点ではそういう段階ではないと思います。あまり想定で先のことをお答えすべきでもないと思います。

(12)現時点では動く気はないということか

はい。

(13)全国的には議会基本条例を制定するなどして改革を進めている。政務調査費では今が動く時機なのではないかと思うが、いかがか

市議会がいろいろな意味で市民の方の意志を反映する、地域の大きな機関として自ら考え動いていかなければならないということは、おっしゃるとおりだと思います。仙台市議会に対し、いろいろご覧になっていて歯がゆいとお考えの部分があるのだと思いますが、それらも含めご自分たちの中できちんと事態を受け止め、それにどう対応していくか意思決定をしていただくということだろうと思います。

(14)なぜ今が動く時機ではないと考えるのか

市議会自体にこの事態を受け止め、考えていこうというご意志はあるのだと私は考えていますので、まず、ご意志がある限りは市議会自らの動く力を尊重していきたいと思っています。

(15)議員の海外視察費に22年度も4千万円が計上されていることについて伺う

これについては前年度と同様に措置したものです。

(16)4千万円全額使うということか

これから実際に視察に行くか、例えば全額執行するかどうかは市議会の中でも海外への調査のための旅費のあり方について、いろいろなご意見が出ているところだと聞いています。全額執行するかどうかについては、今後、どういった調査項目を立てるか、どのような形で行くのが妥当と考えられるのかによるものと思います。

(17)その時々で多い少ないはあるということだが、21年度と同額なのはなぜか

ご承知のとおり予算要求の時期は昨年秋の早い時期でしたので、そういう意味においては前年度と同規模の予算にしたということだと思います。しかしながらその後にいろいろな議論をいただいていますし、また市議会の中にもその執行のあり方についてのお考えがいろいろとあるように思います。私自身もこれから少し考えてもいい部分もあるのではないかと思いますので、実際の執行に当たっては費用も含めて具体的により精査された形で執行されていくものと考えています。

(18)予算執行は市長ということになる。市議会から求めがあった場合は支出するということか

それは市議会でお作りになる調査計画でその目的や体制、そういったプラン次第ということだと思います。

(19)今後は市長が事前にチェックするということか

チェックということではないと思います。私も予算を執行する立場としてきちんと私なりに理解したいということで、市議会にも説明をお願いするということだと思います。

(20)1人百万円としたら40人分に相当し、これだけの海外視察をしてもいいというお墨付きを与えたようなものである。敬老乗車証制度を見直しをしようとしているこの時期に市民の理解を得られると思うか

そういったことも含め調査旅費というものについて、どのような目的を設定し、そのためにどこに行き、いくら使うかは、まずは市議会でもってプランをお立てにならないと実行できませんので、まずは市議会で十分にお考えになるだろうと思います。

その場合に私も予算を執行していく立場の者として、市議会がどのようにお考えになって、そのような計画をお立てになったのか十分にお伺いしていきたいと申し上げたところです。

(21)4千万円が十分なチェックも受けずに使われようとしていることを市長はどう思うか

計上されている4千万円がそのまま執行されるかどうかということですが、例えば補助金であれば申請どおりにほぼ支出されるということになりますが、職員の場合も旅費については最終的には使わない場合もありますし、また足りなくなるということもあります。

そういう意味では他の予算に比べて、フレキシブルな部分というのは出てくるのではないかと思います。

(22)「フレキシブル」とはどういうことか

その年度の状況により伸び縮みのある事業執行になるのではないか、これまでもそのようなことはあったのではないかということです。

(23)市長としては議員の海外視察費を凍結、あるいは減額するという考えはないということか

どう執行されていきたいのか、まず市議会のプラン立案が先にあるのだと思います。

(24)楽天イーグルスのホーム開幕戦で松島基地所属のブルーインパルスがKスタ上空で曲技飛行を行うことに対し、社民党宮城県連合他が奥山市長に飛行中止を関係機関に働きかけるよう要望するということだが、どのように考えているか

今回は楽天野球団さんのホーム開幕戦にあたって、デモンストレーションというかセレモニーの一つとしておやりになると聞いています。楽天野球団のご負担でおやりになると思いますが、大変密集した場所の上空で飛ぶわけですので、それによって市民の方々が心配されたり、そのことをご存じなくて大きな音にびっくりされることもありえます。ですから、まずはきちんとした広報により周知をしてもらうこと、そして安全な飛行が何よりですので、それらについてきちんと対応していただくような申し入れをしたいと思っています。

(25)飛行中止を申し入れるわけではないということか

今回の場合、中止せよとまでのつもりはありませんが、あまりにも民家の上空に近づき過ぎるような飛行であるのかどうかや、急反転というようにアクロバティックなものになると心配になると思います。

ただ、デモンストレーションとして上空を飛行するだけなのか、または急激なことをするのかどうかは存じておりません。例えば5色の雲が右から左のように引いていくような程度のものであれば、通常の飛行形態からしてそれほど心配する必要はないと思います。

今回の飛行がどれだけアクロバティックな飛行であるかによると思いますが、民家の上空にもなりますし、予期していない方もいらっしゃると考えられますので、くれぐれも一般的に考えて危機感を覚えるような形ではない飛行をしてほしいとは思っています。

(26)子ども手当ての支給が6月から始まるが、大都市ではそれに間に合わない可能性がある。仙台市ではどうか

まだ、担当部局より詳しいスケジュールを聞いていませんが、かなり大変な日程になるのは確かだろうと思っています。法律が成立する前に特に前倒しでシステムを発注するということを仙台市では行っていませんので、そうすると期間が限られて難しくなるという感じはしています。

(27)システムの設計からすると間に合わないということか

〔広報課長〕

担当課から詳しく聞いていないので現段階では何とも申し上げられないと思います。

過去の例からするとかなり大変だと思います。

(28)先週土曜日に地下鉄泉中央駅で火災が発生したが、報告は受けているのか

報告は受けています。私としては安全運行第一の地下鉄でけが人の方は出なかったものの、大量の煙が出て避難誘導をすることになりましたし、全線ストップが続きましたので、これは大変見逃せないことだと思います。

現在、原因究明をしていますが、エレベーターの制御盤のある部屋の中から出火としたということであり、例えば制御盤の何かがショートしたのかどうかといった詳細はまだ分かっていないということです。まずは、消防局と交通局が協力し原因究明に当たって欲しいと伝えています。

エレベーターについては当然定期点検をしていますので、制御盤についても点検対象に入っているものだと報告を受けています。今回の火災が定期点検とどのような関係があるのか、その点をより精密に調査して欲しいと今朝ほど改めて指示しています。

(29)その指示はどこに

今朝の局長会で、交通事業管理者と消防局長に指示しました。

(30)先週の包括外部監査の報告で、職員の給料表に改善すべきとの指摘があったが、何らかの対応は検討するのか

給料表に関しては、皆さんご承知のとおり基本的に国と市では構造が違っています。国が10級で市が8級というように違いがありますので、必ずしもパラレルにすぐに比較できるものではない部分もあるとは思います。

また私どもの給料表は人事委員会勧告に従っているものですので、仙台市が作っているものではありませんし、その点からしても現時点では、仙台市職員の給料表のあり方も一定程度妥当なものと理解はしています。

ただ、公務員の給料表のあり方についてもいろいろなご意見がありますので、私どもも見直しを心掛けながら検討していきたいと思いますし、今回の外部監査の指摘も受けて、なお私どもも精査したいと思います。

(31)4月の定期人事異動は市長になって初めてだが、今回の人事異動の感想やねらいは

私が進める市政の中で、例えば市民協働であるとか、また企画部門を政策調整局から企画調整局という形にしたりと、組織についてもいろいろと考えて市議会にご提案し、認めていただきました。

人事についてもせっかくお認めいただいた組織体制が生きる形で、人員配置をしていきたいと考えてみたところです。定年退職者も今年は大変多かったこともあり、そういう意味においても人事異動の規模はかなり大きくなったと思います。絶対数ではもっと大きかった年もありましたが、職員数も減ってきていますので、職員数に対する異動者の割合からすれば、かなり大規模だと言っていいと思います。

心掛けた点としては、区役所が元気になるような人事異動をしたいと思いまして、区長については泉区を除き新しい区長になります。そういうところに私の気持ちが現れているかと思います。

また、女性の登用についても私が市役所に入ってからのライフワークみたいなものですので、女性管理職についても数を増やして5名ほど増えていたと思います。主なところはそんなところです。

平成22年3月23日 仙台市長 奥山 恵美子

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