更新日:2016年9月20日

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記者会見(新年度最初の会見に当たって〔質疑応答〕)

(1)新年度の課題を具体的に何点か挙げるとすると、何があるか

先ほど安心と希望をつなぐと申しましたが、希望というのは、一つはビジョンがしっかりとしているということではないかと思いますので、総合計画を作っていくということも、大きな道筋を手繰り寄せる一つの課題、年度でいうと最大の課題と言ってもいいかと思います。

私の中では、地下鉄東西線沿線街づくりが平成22年度の中心的な課題だととらえています。工事の発注も順調に進んでいますし、トンネル工事なども順調に進んでいますので、それがいかに地域の方々の暮らしをより良くしていくものになるのか、そうした街づくりを一緒に進めたいと思っています。

(2)伊藤副市長への期待は

伊藤副市長には専門である経済施策の分野で、例えば中小企業への支援や中心商店街の活性化など、具体の面でも活躍いただければと思っていますが、まずは何よりも行政とは違った民間の組織で仕事をしてこられたそのスタイルや発想など、ご本人はそれを新しいDNAとおっしゃっているようですが、そうした異なる文化の要素、仕事の流儀といったものを仙台市役所という役所に持ち込んでいただくことで、我々の仕事を活性化していただき、新しい側面から光を当てていただくことを期待しています。

(3)具体的には、例えば中小企業支援、商店街の活性化に向けて、考えていることはあるか

伊藤副市長自身が、現場主義ですので、現場の声を聞く機会をなるべく早く持ちたいと考えているようです。年度当初の4月はどうしても担当局からのヒアリングになると思いますが、現場に出て声を聞く中から、早急にできるものを固めていきたいというお考えと聞いていますので、一カ月程はそうした伊藤副市長の現場視察もあるでしょうし、そういったものを踏まえて、こういう形はどうかというご提案が挙がってきた時点で一緒に相談して進めていきたいと考えています。

(4)伊藤副市長の担当する事務は

両副市長担任事務もありますが、担当局としては経済局、環境局、水道事業、交通事業、ガス事業に関することです。病院事業は除くということで、それはおっしゃっていたとおりです。国際交流についても担当していただくということで考えていました。

後ほど広報課から正式な事務分掌をお知らせしたいと思います。

(5)3月31日付で仙台市を退職した職員が市の外郭団体へ天下り、再就職をしているようだが、民間の力を取り入れるべきではないか

今年度も何人かの方に仙台市の外郭団体において、理事長というポストもあれば、それ以外の課長というポストで仕事をしていただいています。市政の中で長年にわたって培っていただいたお力を外郭団体で生かしていただいて、さらに市政を側面から応援していただき、一緒に仕事をしていただくという考えでやっていますので、いわゆる“天下り”とはとらえてはいません。

(6)市民センターや児童館の館長などは公募が行われているが、民間の方には条件が厳しいという話もあるが、いかがか

市民センターや児童館などは、公募で民間の方に入っていただいているところもありますし、市職員から採用している場合もありますが、官出身者だけがいいとは思っていませんし、一方で民の方だけでやることが是ということも思っていませんので、現時点では外郭団体とも相談した上ですが、ある程度、双方のバランスを見ながらやっていくのがいいのではないかと思っていまして、両方のタイプがある形になっています。

(7)財政的な面からみると外郭団体へ多額の補助金が交付されている。外郭団体の改革についてはいかがか

おっしゃるとおり外郭団体が現状のままでOKであるということではないと思います。今回の行財政改革プランにおきましても、外郭団体の統廃合やいろいろな形での整理、いわゆる外郭団体の行革ということも課題に挙げているところです。これについては不要の外郭団体やかなり昔にできて、業務が時代の変化で必要がなくなったのではないかというところは精査して、リストラすべきところはリストラするということも必要だと思います。

(8)再就職先の団体には取引の公平性に対しての疑念が持たれるとの声もあるが、いかがか

現状としてどういったところを懸念しておられるのか、具体的に把握できない部分もありますが、もちろん外郭団体といえども、例えば指定管理者に応募する際には一団体として公平に審査し、審査結果は公表されています。

現に外郭団体が競争状況の中で指定管理者の仕事を取れなかった事例もありますし、外郭団体が絶対的に厚遇されているとか、特権的な地位を与えているという考えはありません。

かつて外郭団体が委託の唯一の受託先であったものが、民間の力を入れていくことで、徐々に活動の領域としては、民間サイドが広がるようになってきていると考えています。これからこれをもう少し加速したり、広げるということは必要であると考えています。

(9)新しい行財政改革プランが公表された。これは5カ年で行う計画だが、今年度手始めに取り組みたいことはあるか

前回のプランからの積み残しということになっていますし、市議会でもいろいろご議論になっていますが、敬老乗車証についてはすでに議論がスタートしているものですので、きちんと市民の方々にご理解いただけるように、議論を深めながら進めて行きたいと思います。

(10)具体的な進め方は

この7月ぐらいを目途に実施の工程表を作る作業に入りますので、その中で優先順位を調整させていただくということになると思います。

(11)地下鉄東西線沿線街づくりを具体的に進めるための体制として、新年度考えていることは

新たな体制がスタートするというようには思っていませんが、今回は人事異動で皆さんすでにご承知のように、地下鉄東西線で一番駅の数が多い若林区に都市整備局の経験がある者を区長として配置していますので、今まで工事部局と区役所がわりと遠かったような気がしますが、街づくりと地下鉄工事がより一体化して、市民の皆さんに分かっていただけるような人事と組織の対応を強化したつもりです。

(12)先ほど市長が7月をめどに工程表を作ると言ったが、いわゆる事業仕分ととらえていいのか

事業仕分けとは違い、現在、行財政改革プランの中に受益者負担ということで、施設料金の問題などいろいろ項目があります。それを5カ年計画の中で、開始時期やそのための準備期間をどのぐらい取るのかなど、どのようにやっていくかという工程表になります。

(13)市長の訓示の中に市民協働とあったが、市民協働の具体の取り組みは

これまでも仙台市市民公益活動促進委員会でご議論いただいていましたが、市民活動も仙台が全国に先駆けてスタートしたという十年前のスタートラインから、第二ステージのような成熟期に入っていかなければいけないと思っています。そのために今までの仕組みに足りないものは何かを市役所側ももちろん考えなければなりませんが、一方的に市役所がそれを考えて、さあやりましょうというのも、これまた市民協働に反するものです。

市民公益活動促進委員会のメンバーの方も刷新し、かなり現場の経験の豊富な方々になっていると聞いておりますので、そういったところでご議論いただきながら、新しい民の力を借りた、例えばNPOはファンドレイジング、資金の確保が大変だとよく言われますけれども、仙台方式としてそういう資金の確保について何か新しい仕組みが考えられないかとか、大学生の方をNPO活動に結びつける方策は考えられないかといった、いくつかのテーマをお互いに考え合いながら、できるものがあれば早く取り組んでいきたいと考えています。

(14)水族館の前のスキームは完全に可能性がなくなったのか

完全にということになるとやや違うかもしれませんが、これまで考えられてきたスキームの中で継続していくというのは、難しい要素がたくさん出てきたと思います。水族館については、市議会での答弁でも申し上げたと思いますが、やはり今回こういう結果になったことについて、仙台市としてきちんと検証して、その課題がどこにあったのかをはっきりさせていくことが、今後の取り組みのためにも必要だろうと思っておりまして、企画調整局で検証作業を行っていくということを第一に考えたいと思います。

その中で継続的にそれを土台として考えていくことが有意義であるということになるか、また今回の枠組みの中では、新たな展開というのが進めにくいということになるか、その点も議論が深められると思います。

(15)民間都市開発推進機構の出資は年度が替わったことにより、新しく考える必要があるのではないか

民間都市開発推進機構の決断としては、やはり難しい側面として、一つは年度であるとは思いますが、ただ仙台急行(株)から担当局に入っている話としましては、仙台急行(株)の中ではこれまでの枠組みの中での事業の立ち上げを最終的にあきらめたとはおっしゃってはいないということです。何らかの形で資金を手当し、その枠組みを土台とした形での事業立ち上げを改めて仙台市にも相談したいとも聞いておりますので、年度が替わったことによって、枠組み自体も自動的にご破算になるということではないと思います。

(16)追廻住宅移転の期限があと1年とせまっているが、残り8世帯が移転に応じないということについて、どう思っているのか、また、今後どうしていくのか

追廻住宅については、解決に向けて大変時間がかかってきた案件でございますが、新田地区に建設しております市営住宅や住宅地区への移転ということで、今、最終的な移転に向けた市営住宅の整備と、その期日に向けた移転に向けて市としては全力を挙げています。

残られた方々についても、市としては長年お願いしております移転に向け、なお根気強く最後のお願いをしていくという方針については、今の時点では変わりありません。皆様にもいろいろなお気持ちがあるということは十分承知をしておりますが、これまで長期にわたって、そこにお住まいの多くの方にご理解いただいて、移転が進んできたものですので、やはりご協力いただいた皆様の気持ちを生かして、仙台の街づくりの上でそこを公園地区にしていくという計画があるわけです。そのことを重ねてお話申し上げ、ご理解を賜りたいと思いますし、その努力を最後まで続けたいと考えています。

平成22年4月1日 仙台市長 奥山 恵美子

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