(1)下水道がアセットマネジメントに取り組んでいるが、上水道での適用は考えているか

アセットマネジメントについては下水道でプロジェクトチームを作って鋭意取り組んでいます。もちろん上水道についても拡大してきたインフラの更新時期を迎えますので、アセットマネジメントは大切なことだということは、私を始め水道局も認識しているところです。

そうしたこれからの施設更新をどういった手順でどこを検証しながらやるべきかについては、水道局にいろいろ検討してもらっています。下水道のような形とは違いますが、上水道でのアセットマネジメントも鋭意進めていきたいと思います。

(2)スケジュール的な目標はあるか

特にまだスケジュールというほど細部を詰めているわけではありませんが、10年で行う水道事業基本計画が今年の春に出来上がっています。その計画を見据えながら3年先ぐらいには、ある程度、今後の方向性をきちんと定めていかないと難しいのではないかという感じがしています。もう少し水道局と相談してみたいと思います。

(3)3年後を目途に上水道でもアセットマネジメントに取り組んでいきたいということか

今後の更新計画がどのような段取りになっていて、それにどういう経費がどのように掛かっていくのかなどを、水道局としてきちんとまとめて外にお示しできるようにしていくには、年数が掛かるのではないかと思っています。

(4)政令市の中には上水道と下水道を一緒に経営しているところもあるが、上下水道の統合については考えているか

上下水道には料金を一緒に徴収しているなど、いくつか関連する部分がありますので、先行する都市の状況や経緯については、私も大変興味深く資料を集めるなど勉強をしているところです。今年度中に結論を出すということは考えてはいませんが、長期的には常にその統合のメリットのあるなしについて、仙台市としてどうかということを検証していきたいと思います。

平成22年8月24日　仙台市長　奥山　恵美子