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更新日:2016年9月20日

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市長就任1年を迎えて〔質疑応答〕

(1)2年目以降の取り組みとして広域的観光の推進を上げているが、来年は平泉が世界遺産に登録される見込みだが、平泉との連携は考えているのか

来年は平泉が世界遺産に登録される見込みということで、岩手県を中心にデスティネーションキャンペーンが行われると聞いています。そのような意味では、岩手・平泉に大きなスポットが当たるのだろうと思います。

ただ、幸いなことに「伊達な広域観光圏」という広域連携の枠組みがすでにできていますので、それらの中で平泉に来た方が、お帰りの際には松島に寄るとか仙台空港を利用していただくなど、いろいろな旅のパターンが考えられると思います。旅行代理店の方々により魅力的なプランをこちらからもご提案しながら、岩手に来た方もどうぞ宮城からお帰りくださいという旅をもっとご推薦していきたいと思っています。

(2)2012年4月から6月まで岩手県でデスティネーションキャンペーンが行われるが、仙台市域以外との連携をどう考えているのか

昨日、宮城県知事とご一緒した仙台・宮城【伊達な旅】キャンペーンの会見でも、今までは秋を中心として、今年も秋にやるわけですが、来年度以降はもう一度夏を改めて見直して売り出していきたいというお話をしました。

東北の夏祭りというと、今までは竿燈は竿燈、ねぶたはねぶた、七夕は七夕と長年それぞれ熱心に取り組んできましたが、いらっしゃる方はいくつかをまとめて見たいと思うでしょうし、お祭りの前後にどのような地域の楽しみ方があるのかということを、もっと発信していく必要があるだろうと思います。

来年であれば、東北夏祭りネットワークが今年行った、東京ディズニーランドでのキャンペーンがありましたが、東京からもせっかくそういうことをやるのであれば声さえ掛けてくれればもっと協力したのに、と終わってからお叱りをいただきました。そのような今年の経験を踏まえて、来年はさらに東北全体のPRをがんばっていきたいと思います。

(3)この1年を振り返って、いろいろやりたいことがあったと思うが、その中でやれたこととやれなかったことは何か

いくつかやってみたかったことの中で、例えば若い人たちの声を聞くということについては、幸いカフェトークを事業として行うことができました。またそれ以外にも経済懇話会の中に参加してくださった若い経営者が自分たちの異業種交流会に来てくださいとお招きいただいたり、大学生の方からも市長が若い人と話しがしたいのだったら僕たちの会合に顔を出してくださいということで顔を出したり、必ずしも役所の事業ということだけではなく、いろいろとお話を聞く機会が増えました。

また、偶然という面もありますが、東北六県の高校生のまちづくりを考えるハイスクールサミットにも呼んでいただいて、熱心な議論を聞くことができました。そういった若い人たちが熱心にまちづくりについて考えようとしている姿勢が大変真剣でうれしく思いました。

今後の課題という意味では、先ほど2年目以降の課題としてお話した、仙台の経済の自立化は、短期的な取り組みだけでは難しいので、がっちり腰を据えて、いろいろな団体の方と一緒にやっていかなければならないと思っています。また、中国との経済関係の発展や観光の推進、地下鉄東西線の開業を見据えた卸町のデザイン系の産業の育成など、いくつか方向性が見えてきたものはありますが、具体の成果を出していくには2年・3年の課題だと思っていますので、それが大きな課題として受け止めています。

(4)2年目に向けて今後のキーワードのようなものはあるか

私自身とすれば「仙台が仙台らしく輝く」さらに「進化する仙台」ということを考えていまして、仙台はすごくポテンシャルが高い街と思っています。人口規模の面や学の充実、市民の力が高いということでもそうです。そうしたポテンシャルをこの日本の大きな過渡期の中で、仙台だからこそできる新しいまちづくりの段階に向けて発信していき、仙台の街も市民ももちろん役所も進化していく、そんなことをモットーにがんばっていきたいと思っています。

平成22年8月24日 仙台市長 奥山 恵美子

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