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更新日:2016年9月20日

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発表内容以外の質疑応答の概要

(1)夏休みの期間中の過ごし方を伺う

例年ですと実家の母の所に顔を出すのですが、今年は皆さんにご心配をおかけしました石(結石)を退治することに時間を使いました。無事石は消えましたので、これからますます元気に仕事に取り組みたいと思います。

(2)市長の体にメスを入れて手術をしたということか

今は、内視鏡によって石を取り出すことが可能で、メスを入れたのとは違うと思いますが、手術という意味では小手術だと思います。

(3)入院期間はいつからいつまでだったのか

お盆休みの13日月曜日に入院しまして、18日土曜日に退院しました。

(4)手術以外は特に検査などはしなかったのか

前回の入院期間中に徹底的に調べていただきましたが、120パーセント元気だといわれた状況で、今回は特に検査をせず、前回のまま元気だということで、石だけが消えてくれたのでうれしいです。

(5)石の大きさはどのくらいだったのか

医師の先生の小指の第一関節くらいと言っていましたので、1.2センチくらいだと思います。私は砕かれた後しか見られなかったので、全体の大きさは見ていません。

(6)仙台市は先月、香港でプロモーション活動を行ったほか、タイなどでもプロモーション活動に力を入れている。このアジアでのプロモーション活動の必要性について伺う

これから仙台のような都市にとって、観光がまちの発展に向けて大きな要素だろうということは疑いのないところだと思います。国内の観光需要そのものは、手堅いとはいえ、人口減少社会ですから将来的には右肩下がりにならざるを得ないと思います。

そうした時に、どこから人に来てもらえばよいか。距離的にも近く、経済的にも安定してきて、日本に観光したいという層がある程度見込めるところとなりますと、現在でいえばアジアの中では香港が所得水準もかなり高いですし、観光の可能性が高いと思います。中産階級が非常に大きく成長してきているタイなど、ベトナムはもう少し時間がかかるかなというところですが、そういったところにこれからしっかりとPRをしていきたいと思います。

それらの国々の人達が、かつて日本人が海外旅行に行く時に大変わくわくしながらたくさんヨーロッパやアメリカに行ったような、そういう時代を今アジアが迎えていることをしっかり踏まえてPRしていきたいという趣旨の一つとして香港でプロモーション活動を行ったところです。

(7)そこまで仙台市がやる必要があるのか

仙台の今のポジショニングを考えますと、例えば京都、奈良のように、自らPRして歩かなくても、日本の中で知られているような知名度のある市ではありません。やはり知名度という点では京都などには及ばなくても、仙台市には京都とは違った良さがあるというPRは、自分達が出掛けて行って発信して、初めてああそうなのかと耳に届くのが現状ですから、やはりこの作業はしばらく続けなくてはいけないと思います。

(8)このプロモーション活動はどのくらいまでいったら成功といえるのか

まず目の前の目標として、観光客の数が震災前の数に復帰していませんので、香港であれ、タイであれ震災前の人数までに年間の来仙の方を増やしていくのが第一段階です。そこをスタートとしてその1.5倍なり2倍なりというところを目標にしていくのが一つ現実的な道筋じゃないかと思います。

(9)仙台と香港、タイには直行定期便がない状況だが、その対策はどう考えているのか

定期便があるに越したことはありませんが、一気に定期便というのはハードルが高いと思います。今回の訪問の中でも、まずはチャーター便の回数を増やして、今までよりも席数を多くして、交流のキャパを広げようということで話し合いとしてほぼ合意しています。定期便を視野に入れながら、チャーター便の拡大というところから一歩進めるのも、現実的な手段だと思います。

(10)沿岸の3市2町による連携会議が国・県に独自支援策の財政支援などを求めたが、市長の所感を伺う

3市2町の皆さんが連携して独自支援に関するいろいろな要望を県と話し合われたというのは、私は一つのあり方として素晴らしいことではないかと思います。

仙台も同じ被災地ですが、私ですと宮城県市長会の会長ということで、どうしても市という枠にとらわれる面があります。特に沿岸市町の場合、被災自治体ということでいえば、町もひとつのエリアとして組んで要望をまとめて国なり県なりにお話をしていくのも運動論としてあり得ることだろうと思います。

仙台市は先行して発表させていただいていますが、私どももかねてから、独自支援は仙台市といえども市単独でやるのは相当に厳しいのが事実で、いろいろな形で国の交付金事業の効果促進事業などに該当できないかということについては、国とはお話ししています。

ただそれがなかなか難しい局面にあることも事実です。いろいろな切実な要望があって、そう考える理由も含めて沿岸自治体の方々が動き出されていることは、ニーズを明らかに見せていくという点では一定の意味のあることですし、また私どももそれと決して対立するものではなくて、一緒に連携していこうということに関しては宮城県市長会の中でも話し合われていることです。一人が頑張って難しい時は、二の矢、三の矢といろいろな形で運動を繰り広げていくのは大事なことだと思います。

(11)仙台城の石垣修復工事がようやく始まるが、所感を伺う

仙台城の西側の石垣の崩落によって、市道が通行不可能となっているのは仙台の観光、また市民の方の日常交通にとっても由々しい事態です。なるべく早期に復旧して欲しいという声は、山のように私のところにも届いていますし、私自身も一日も早く復旧をという思いです。

しかしながら、国指定史跡の問題と私有地にかかる部分の問題がありました。今回いろいろな石垣修復に関する土地所有者の方々との話し合いによりまして、土地所有者の方々も国指定を受けることについて、ご理解をいただきました。そうしますと国の文化財としての補助ということで、負担が軽くなって取り組みやすくなることがありますので、今回そういったお話し合いが済んだ結果として工事に着手できることになったのは、一歩前進であったと思います。

しかし文化財である石垣なので、新しい手段を用いて、コンクリートで固めるようなことは全くできませんので、修復技法も昔と同じものに準じてやっていかなければいけないという制約があって時間がかかります。大事な幹線道路ですので一日も早く一般の共用ができるように、なお工事を急ぐように担当課に話をしています。また、るーぷる仙台をはじめ、観光タクシーなども迂回を強いられている状況ですので、なんとかもう少し運行時間を短くするような工夫は取れないかといったことについても少し調査研究してみたいと思っています。

(12)もし土地が市所有であれば工事は早まったのか

仙台市の所有地か私有地かということよりも、国指定史跡の中に入っているか、いないかで、全体と同じように史跡に入っていれば復旧費用の助成が自動的に決まってきますので、その分は早かっただろうと思います。

(13)防災集団移転事業やほ場整備事業は任期の残り1年ではなし得ないと思うが、その後の去就について伺う

震災から1年5カ月たちますが、今は、たくさんの方々が仮設住宅に入っている状況の中で、一日も早いふるさと再建、生活再建に向けて全力を挙げて取り組んでいくべき時と考えています。私自身の今後ということでは、まだまだ全く白紙だというのが現状です。

(14)防災集団移転事業をさらに進めるために新たな取り組みを考えているか

今は、一軒一軒の方々のご事情によって使える制度や、どれだけの資金が必要かということも違いますので、個別のケースの把握をし、その方々にとって最善の手法は何かを一緒に考えて、全力を挙げてきめ細かに取り組んでいかなければならない段階だと思います。

何か新しい制度が、ここで動き出すというタイミングだとは考えていません。とにかく一軒一軒の方々がいろいろな疑問をたくさん抱えていらっしゃいますので、それに丁寧にお答えして、我々としてもなるべく多くの方々が納得して集団移転などに立ち向かえるような支援をしていきたいと思います。

仙台市長 奥山 恵美子

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