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更新日:2016年9月20日

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「2012ドイツ持続可能賞」授与式に出席するため市長がドイツを訪問します(質疑応答)

(1)ドイツ持続可能賞の概要と授与式以外の訪問目的について伺う

ドイツが非常に環境について取り組みを進めているのはご承知のとおりですが、ドイツ持続可能賞は、関連する企業や持続可能な社会の形成に向けたお気持ちを持っているさまざまな方々が基金を拠出して創設された賞と伺っています。

今回、私が受賞する名誉賞のほかにも、10以上の賞があるそうで、そうした中の一つの部門で今回頂戴したことになります。

ドイツに行く目的としては、授与式に参加させていただいて、シンポジウム等もあるとのことですので、そこで改めて仙台の取り組みを発表させていただきます。また、フランクフルト市から大変大きな支援をいただいていますので、フランクフルト市長を表敬する中で、「まどか荒浜」の現在の様子を報告し、併せてフランクフルト市民の皆さまにも、フランクフルトの方々のお金がこのように使われていることをお知らせし、我々の復興の進み具合を報告させていただければと思っています。

(2)シンポジウムのパネリストとして伝えたいメッセージなどは考えているか

持続可能な社会を形成する点が基本となる賞ですので、仙台市がこれまで取り組んできた、さまざまな環境政策、特に震災後に大きなテーマとして浮上してきている、自然再生エネルギー利用の仙台市の現状などについて報告させていただきたいと思っています。

詳細については、主催者側と詰めていく中で、あちらからもう少し具体的なお題が出てくるかもしれませんが、今はそのように考えています。

ドイツとの関係で言いますと、震災とは直接関係ありませんが、かつて仙台市ではスパイクタイヤ問題がありました。道路がスパイクで削られて粉じんが飛散する問題で、市民ぐるみでさまざまな運動や国に向けた対応をしていく中の一つとして、ドイツがスパイクタイヤ問題の先進的な取り組みをしているところでしたので、我々の方から視察団をドイツに送って、その取り組みの様子を参考にさせていただいた過去の事例もあります。そうしたことも若干触れさせていただきながら、ドイツと日本が情報を交換しながら、これからも持続可能な社会の形成に向けてパートナーシップができればうれしいということをお話させていただくことになるかと思います。

(3)フランクフルト市とは震災以前から交流があったのか

今回フランクフルト市からこのようなご寄付を頂戴することになった経緯ですが、フランクフルト市は横浜市のパートナー都市で、我々でいう姉妹都市です。震災の後にフランクフルト市から横浜市に、今回の大変な被害の中でフランクフルト市としても支援の気持ちを持っているが、一定の金額を被災地に送りたい、ついては広く薄く各自治体にとなると何に使ったか分からなくなるので、どのように使えばいいかアドバイスが欲しいという連絡が入ったと聞いています。

横浜市の林市長はご存じのとおり私と1週間の違いで、ほぼ同時期に市長に就任されました。指定都市市長会でも2人の女性市長ということで、いろいろ意見や情報の交換をさせていただいたこともあり、そのような関係で、林市長が仙台市に親しくしている市長がいて、今復興に向けて頑張っているようなので、その中で使っていただけるのではないかと橋渡しをしてくださって、フランクフルト市と仙台市は今回新たに縁ができたものです。

(4)市長が外国を訪問するのは、震災後初めてとなるのか

昨年の中国に続いて、2回目になります。

(5)世界へ防災や震災の情報を発信するということは必要なのか

先般、国連の防災ロールモデル都市の認定をいただきましたし、我々の行ってきたことが今後の世界の防災を進める上で価値のあるものだと思いますので、さまざまな機会に私自身もいろいろ発信をしていきたいと思います。

仙台市長 奥山 恵美子

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