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更新日:2016年9月20日

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地下鉄東西線トンネルが全線貫通します-「全線貫通式」を開催します-(質疑応答)

(1)トンネルの貫通は一つの節目だが、全線貫通について市長の所感を伺う

着工したのが平成18年ですから、大変長い期間を通じてこのたびトンネルが貫通したことは、地下鉄東西線の開通がいよいよ間近に来たという感じで、この間の工事関係者の皆さんの努力に心から感謝申し上げたいと思います。

中心部の工事もありましたので、交通の面でも市民の皆さまに多大なご迷惑をかけた部分もございましたが、ご理解の中でここまで工事を進めることができたことは、大変うれしく思っています。

(2)東日本大震災により、工事の遅れもあったと思うがいかがか

震災による具体的な被害そのものは少なかったわけですが、工事の再開までに時間を要したことと、その後のさまざまな公共事業の発注の中で、地下鉄東西線工事のマンパワーの確保、資材の確保等にも困難な状況がありました。

従って、今の工事は予定よりも遅れている部分があります。これをいかに、今後短縮していけるか、そして市民の方々が待ち望んでいる開業に早くつなげていけるか、そこが最後の胸突き八丁という感じで、交通局もそうですが私も含めてしっかり取り組んでいきたいと思っています。

(3)市長は貫通式に出席するのか

私も出席する予定です。

(4)トンネル貫通は当初よりどのくらい遅れたのか。開業はいつ頃か

〔東西線建設本部工事事務所長〕

地震による工事の中止が、各工区3カ月から6カ月くらいで、トンネル貫通については、おおむね6カ月くらいの遅れが生じたと見ています。

具体的な開業時期については、現時点ではまだ具体的に示せるまでには至っていません。工区ごとに早いところだと3カ月程度の遅れ、長いところでは6カ月、工程上の遅れが出ています。

今後の事業の中で、いかにそこを縮めていけるかが最大の課題であります。その辺の見極めがつくまでには、もう少し時間をいただきたいと思っています。

(5)依然として、マンパワーなどの確保は厳しいのか

これから駅舎の建設などが始まりますが、コンクリート不足の問題はまだ完全に解決していませんので、ある意味では日程管理をきめ細かくしながら、なるべくそこに足をとられないように、いかにクリアしていけるか、さらにはそれを取り戻していけるかは、まだまだ予断を許さない部分があると思います。

(6)工事全体の進捗率はどのくらいか

〔東西線建設本部管理課長〕

昨年度末時点になりますが、総事業費ベースで62パーセント。土木工事だけで見ると80パーセントを超えている状況です。

(7)地下鉄東西線の需要予測が減少したがその対策と、東西線開業によるバス路線の再編について伺う

路線バスの再編は、実施する方向でこれまでも話をしてまいりました。基本的な考え方としては、地下鉄を基軸として、なるべく地下鉄の各駅に結節するような、いわばフィーダー化といいますか、魚の背骨が地下鉄とすれば、そこにバス路線が駅ごとについていく魚の骨のような形になることを考えているところです。

今、交通局や都市整備局を中心に、地下鉄開業後のバス路線網について、さまざまな角度から検討を進めているところです。もう少し時間をいただくことになると思いますが、いずれ再編案をお示しして、料金の問題も含めて、市民の皆さま、議会、いろいろな方が関心を持っていただいている課題ですので、ご意見をいただける段取りまで進めていきたいと思っています。

再評価の中で、当初の見込みよりも利用者数が減った問題がありましたが、採算上は基本的に問題ございません。しかし、多くの方に乗っていただくことが、地下鉄の一大使命でありますので、周辺の方々と一緒に、地下鉄開業が間近だということを、さらに周知していくこと。そしてこれから新たに住宅を建設するとか、引っ越すニーズのある方に、地下鉄沿線が将来的に大変希望の持てる、素晴らしい土地になりつつあるということを、さらに期待感を持って受け止めていただけるように取り組むことが大事だと思います。

地下鉄沿線の乗車率の向上に向けては、定住人口の増が基本となりますので、その定住人口の増に向けてできる限りのことを進めていきたいと思っています。

仙台市長 奥山 恵美子

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