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更新日:2016年9月20日

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市道仙台城跡線の通行を再開します(質疑応答)

(1)総工費はいくらか

〔文化財課長〕

石垣復旧については、石垣だけですと11億円程度、他に土塀や本丸東側の崖面の復旧もありましたので、合わせて11億8000万円ほどになります。

〔青葉区道路課長〕

道路の方ですが、地震によって壊れた道路を復旧する工事費として約5000万円。また、市道の舗装や側溝などを直した工事費が約9500万円です。

(2)通行再開まで約4年かかった理由は何か

石垣が国指定の史跡になっているために、復旧に当たっても文化庁と相談の上、石垣としての歴史的価値を損なわない形で復旧をしていかなければいけないということです。1個1個、石垣に番号を振って、それをまた1個1個手作業で戻していく。使えない石は同様のものを調達してはめていくという復旧の方法が、近代的に一気にできる形でなかったことが、これだけ長い時間を要してしまった理由です。ご利用いただいていた皆さまには、長期間にわたってご辛抱いただく形になりました。

(3)石垣工事で取り入れた現代工法とは、どのような工法か

〔文化財課長〕

石垣の裏側には裏込石(うらごめいし)というものがあり、その裏込石等に土砂の流入がありました。また、繰り返し修復をしているために、石材が小型化しているなど、いろいろと分かってきました。その上で、従来の伝統工法で積み上げていったところです。

現代的な工法を導入したのは、その裏込石が一気に崩落などを招かないように、要所要所に樹脂製のネット状のシートを入れています。そのことによって、裏込めの地盤の補強を行っています。このことから地震に対して強度が増しています。

(4)今回の通行再開により通行所要時間は、どのくらい短縮されるのか

〔青葉区道路課長〕

八木山地区の住民の皆さまの生活道路として、今まで仙台城跡線を通っていた方が、向山や東北大学工学部を経由して中心部に通勤通学等を行っています。およそ1キロメートル遠回りをしているようですので、車で言えば5分くらいだと思います。朝の渋滞がかなりありますので、この渋滞は今回の通行再開によって分散するのではないかと思っています。

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