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更新日:2016年9月20日

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発表項目以外の質疑応答の概要

(1)仙台市ではプレハブ仮設住宅の民間譲渡を進めているのか

民間に受け渡すことを積極的に市として進めている状況ではありません。プレハブ仮設住宅はいろいろなタイプがありますが、基本的には県が仮設住宅全体の管理をする中で、私どもでいろいろと業務の分担をしながらやっているものですので、仙台市単独で民間に売却などを考えていることはありません。

(2)県が主導しているのか

県がさまざまな県内各地のプレハブ仮設住宅の状況の中で、例えばそういうことも可能だという、いくつかのやれることをお示しになられた中の一つだと思います。

(3)市の仮設住宅を民間に譲渡することはあるのか

仙台市もプレハブ仮設住宅はいろいろ保持していますが、特に今、私のところでは、民間に売却などをする話は聞いていません。

(4)今年は仙台空港の民営化も行われるが、観光分野での施策はあるか

仙台の交通環境が、外部的にも相当変わってくると思います。一つは、仙台空港の民営化が7月にスタートします。この影響はとても大きい。特にプラスに向くように、県としてもお考えだと思いますし、協議の中でわれわれの考え方を述べさせていただいています。引き続き、県と協力しながら、民間ならではの良さがでるよう考えていきたいと思います。例えば、離発着料の引き下げができないかとか、仙台空港と旅館との間で荷物の受け渡しをスムーズにし、空港で荷物を預けて手ぶらで観光に行って、ホテルに入ったときに受け取るサービスが利用できないかとか、今までもいろいろな提案があって、一部、試行されていたものもありますが、そういうサービスがトータルで展開できるようになれば、さらに魅力アップにつながると思います。そのことに向けて、仙台も一緒になって頑張っていきたいと思います。

特に今年は、東北観光推進機構にJR東日本から清野会長がいらしたので、JRとも連携していきたいと思います。年末に松木仙台支社長ともお話ししたのですが、今までJRはどちらかというと、インバウンドはクルーズ船や飛行機が来てからJRに乗っていただくということでしたが、これからはもう少し積極的に首都圏から東北にインバウンドを呼び込めるパッケージづくり、魅力のある商品開発も積極的にやっていきたいということです。

国土交通省が昨年認定された、奥の院の東北探訪ルートを、2日単位、3日単位でもできるとか、小分割したものを発信していくことによって、東京まで来た人が、あと2日というときにも東北に足を伸ばしてもらえるよう、いろいろな形で「足を踏み入れやすい東北」というイメージを発信できるように頑張りたいと思います。

(5)空港民営化に関する要望は、県や東急グループ側に伝えているのか

東急さんから私どもにごあいさつもありましたし、また、伊藤副市長は直接いろいろ詳しくお話し申し上げたりという機会もあったと聞いています。今後も連携を取りながら、情報交換をして、仙台市としてお願いすること、また仙台市に期待されることを果たしていきたいと思います。

(6)年末にあった障害者差別解消条例答申への所感を伺う

仙台のこれまでの障害者の方々のさまざまな運動の経緯、率先して「ひとにやさしいまちづくり条例」によるまちづくりに取り組んできた経緯、いわば障害者差別解消に関するこれまでのまちの歴史を大事にした中で、次のステップに向けて動き出していきたい思いが詰まった、非常に思いにあふれた答申と拝見しました。

障害をお持ちの皆さまや、今まで支援してこられた方々の思いや願いを大切にしながら、それを市民全体が共有する形になるための条例だと思いますので、その気持ちをしっかりと形にしていくことが大事だと思いました。とりわけこの間、条例を作ることに向けてココロン・カフェなどのいろいろな話し合いをやってきたが、条例が提案されればココロン・カフェが終わりということではなく、やってみたらいろいろな出会いや気づきがあって良いことだったから、条例ができた後もこのココロン・カフェなどをしっかりと続けていきたいし、続けて欲しいというお話を会長からもいただきました。そうしたことをしっかりと取り組めるような計画になるように、まずは条例を第一回定例会に向けて提案していきたいと思います。

(7)施行後の見直し規定についてどう考えるか

見直し規定を入れるかどうかは、何を見直すかとの関係だと思います。この間のご議論をお聞きしていると、臨時委員の皆さまは大変お気持ちを込めてこの条例策定に向けて動かれてきた方が多くいらっしゃいます。条例そのものは、ある程度抽象性の高いものになりますので、実際の事業計画が作られていく中で、自分たちの気持ちが本当に実現するかどうかをしっかりと見極めたいお気持ちが強いことはとてもよく分かります。

この見直し規定を入れるのは、何を見直すかを具体的に示すという面で、条例策定の法手続き上は課題があると思っています。

ただ皆さんのそういうお気持ちはよく分かりますので、今回のご審議に関わっていただいた、特に障害をお持ちの臨時委員の皆さまを中心に、毎年の進捗(しんちょく)状況や報告などを検証してご議論いただく場を何らかのかたちで作っていけないかということで、具体にどうしたらいいか、どういう進め方が一番適切かを事務方に検討してもらっています。

(8)今年は2期目任期の後半、それを意識した政策などはあるか

私の任期で言えば、就任して1年と少々、2年目の途中あたりで震災になり、それから丸5年間は仙台市の総力を挙げて震災復興に取り組んできました。私が立候補する時に訴えさせていただいた市民協働や例えばミュージアム都市づくり、文化によるまちづくりといってもいいと思いますが、そうしたものについては、なかなか十分に展開する時間がなかったのも事実です。

私としては、この5年で復興がすべて終わるわけではありませんし、復興もこれからもまだまだやっていかないといけないことがたくさんありますが、本来のまちづくりに志した部分についても、徐々にギアを入れて加速していきたいと思っています。市民協働に全庁を挙げて取り組むことや、これから東京オリンピックに向けて、さまざまなスポーツの振興や文化の振興も出てくると思います。それらについて、しっかりと奥山カラーを出していけるような形で取り組んでいければと思っています。

(9)具体的に予算などへの反映はあるか

事業的には来年度予算の中で少し芽出しができるものがあればとは思いますが、まだ調整中です。いずれ時期を見てお示しできるようにしていきたいと思います。

仙台市長 奥山 恵美子

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