ページID:7548

更新日:2016年9月20日

ここから本文です。

発表項目以外の質疑応答の概要

(1)いじめ問題で仙台市いじめ問題専門委員会の聞き取り調査が始まったが、所感を伺う

昨年、アンケート調査で広く保護者の方、生徒の方からも回答いただいた中で、詳しくお話をしてもよいというお申し出のあった生徒の方について、保護者の方とご一緒に聞き取りをすることを、専門委員会で進めているということです。専門委員会の先生方が事実確認や、さらなる事態の探究という意味でも、応じてくださる方がいらっしゃって、いろいろな話をできることは、よいことだと思っていました。

(2)どんな問題解決につながればよいと考えるか

例えば、今まで認定された以外の新たな事実、何か見聞きしていることがあったのかどうか、そういったことがもし分かれば、それは一つの知見として加わってくるものではないかと思います。

(3)調査のめどは、どのくらいになるのか

専門委員会の運営になりますので、私としては時間的なものも含めて、どういうスケジュールで委員長が采配していらっしゃるかは承知していません。

(4)結果の報告は、市長も受けるのか

専門委員会の前回の調査については、私も承知しています。教育委員会に提出されるのとほぼ同時に、教育委員会から私のところにも報告があるものと思っています。

(5)この調査に関して、市長から教育委員会に対しての指示は出しているのか

専門委員会の進め方については、教育委員会と委員長、委員の皆さんでしかるべくご相談をしながら、しっかりと進めてほしいという包括的な気持ちは伝えてありますが、それ以外に個別の指示を出していることはありません。

(6)この調査の重要性は、どう考えているか

前回の専門委員会の調査が、学校名を公表していない段階の調査でしたので、いろいろな調査にも限定・制約があったと思います。今回は学校名が公表になった後で、そのことも受けながら聞き取りに応じるという方々のお話を聞くわけですので、前回は分からなかったことが分かり得る可能性があります。そのことを中心に進められることはよいことではないかと思っていました。

(7)市バスの路線変更を検討しているとの報道があったが、現段階の見通しについて伺う

地下鉄東西線の開業を受けた中で、バス事業としていろいろ考えているのだと思います。

一方では、バスしか足がない地域もあります。これからの人口減少を踏まえた中で、公営バスがどうあるべきか、また残念ながら公営バスとして採算がとれない部分も、大変増えてきていますので、どういった補完的やり方があるのか、例えばNPOによるバス運営とか、全国各地でいろいろなことが行われていますが、都市全体の交通体系の問題としても考えていく必要があると思います。

交通事業者として、自分たちの将来ビジョンをどう持つかの検討は十分に進めていただくことが必要だと思いますが、都市整備局を中心に行っている仙台市全体としての交通事業の役割分担を、これからさらにしっかり考えていかなければいけない。両面からの議論を進めなければいけないと思っていました。

(8)報道では、2018年度から見直すとの記載もあったが、いかがか

年度については、交通事業者としてそのような事業スケジュールを持っているのだと思います。議会へのご説明も含めて、まだ事業スケジュール事体が、それほど固まったものだとは受け止めていません。今後それらも含めながら、議論を幅広く深めていく必要がありますし、議会のご意見とか、地域へのご説明とか、いろいろな段階を踏んでのことだと思います。現時点で示した年度は、あくまでも交通事業者としての、ある種の希望ということだと思います。

(9)交通局と市とで役割分担するとのことだが、市の役割は具体的にはどんなことか

例えば今までも、路線バスがない地域として青山に地域の方々と一緒になったどんな交通があり得るかということで、「青山くん」のバスの試験運行をしました。なかなか実際に乗っていただけなくて、残念ながら本格運行にはなりませんでしたが、そういうやり方とか、また坪沼のように、通学の子どもたちの交通の足を地域タクシーの乗り合いで確保するとか、いろいろな取り組みをしています。それぞれの地域性に合った形で、どう採算ベースを確保していけるかという検証も踏まえながら、地域の方のご参画もいただいてやっていくことが、これからは欠かせないと思います。

地域ごとの特性の把握とか、地域の方のご意見のとりまとめとか、全国の知見を踏まえながら地域に合った進め方を提案するなどが、役割分担に含めた意図です。

(10)東京ガスが仙台市ガス事業買収を再検討する話があるが、市長の所感を伺う

ガスの自由化が定められている中で、仙台市ガスは公営企業ですので、自由化した後に長期にわたって民間事業者と競争状況にある中では厳しいものがあるだろうと、われわれも認識しています。今後の方向性では、民営化も一つの大きな選択肢ということで検討を進めなければいけないと思っているところです。

今、私が報告を受けていますのは、ガス局として、相手があることで、こちらだけがこう思うから、こうしたいと言ってもかなうものではないので、民間事業者のお声や、仙台市ガス局に対するご意見、ご要望も含めてヒアリングをしたいということです。それはよいでしょうと答えています。その結果については、取りまとまっている段階ではないので、私の手元に届いていません。

今回の東京ガスのお話は、民間の中にも、このテーマについて前向きなご意向があることだと受け止めています。私が直接聞いているわけではないので、その確度については分かりません。

(11)ヒアリングはもうやっているのか

ヒアリングは、今進めている段階です。

(12)対象はどのくらいか

ガスに関連する事業者とは聞いていますが、特に何社とか、限定しているのかは聞いていません。具体の数については、ガス局に確認してください。

(13)最近火を使わない新型のたばこが普及しつつあり、歩きたばこに関する規制条例のある自治体では、その対象にするか判断が分かれているが、市長の考えはいかがか

現時点では、たばこを手に持つと、ちょうど子どもの目線や、正月ですと振り袖の袖のところに火がきて危ないということで、歩行喫煙の防止という趣旨で規制していました。今回の場合も、条例の趣旨をどう捉えるかにもよりますが、仙台市では火としての危険性に着眼すると、今回のものは危険性がないのではないかということで、対象とならないのが事務的な見解だと聞いています。私も基本的には、条例の趣旨からすればそれでよいと思っています。

一方、私自身はたばこを吸わないものですから、いかんせん今回の火のないたばこが、一体どのような使われ方をして、それを歩行しながら喫煙というのか、その道具を使うのが、具体的にどういう状況になるものかを、今ひとつ具体に分かりかねている部分もあります。仙台の街中での実態、外部空間で利用される方が今後どの程度出てくるのかとか、その場合に実際使っている方々が、どういう意識でおられるのかとか、新しいテーマですので、実態を把握することが必要だと思います。机にあるものを見て、これがいいとか悪いとか、法律の対象外対象内を考えても、よく分かりません。実際に使われる場面でどうなるか、どのくらいの人が、それを使っている実態があるのか、そのあたりをまず把握することも必要だと思います。その状況を見極めたうえで、何らかの規制の対象に加えるべき実態が街中でもあるのであれば、また考える必要があるでしょうし、議会にもご相談しなければいけないと思います。

(14)今後、規制対象に加える可能性はあるか

著しく公共性を損なう要素が出てくれば、その時は何とかならないかということになると思います。火として危険かどうかもありますし、器具が使われた後、その使った方が責任を持って、その灰のようなものも含めて回収するような吸い方になるのか、それともケースか何かは持っていくが、中の残った何かは歩きながら捨てられることになるのか。そうした使われ方の実態をまず確認していかないと、空論になりかねないことがあると思います。

(15)太白区羽黒台ののり面崩落について、現況を伺う

羽黒台は団地内を通過する車も多いし、団地の生活や子どもたちの状況も大変だということで、まずは最小限の土をどけられるようにして、片側通行にしたのが現状です。

そもそもなぜ土を一気に撤去できないかというと、路上にある土自体が、崖上からのさらなる崩落を支える土留めになっているので、今、全部撤去してしまうと、雨がちょっと降っても、さらなる崩落を招きかねないと聞いています。従って、最低限の片側通行の分を確保しながら、上の方に土留めの工事をして、それらがある程度しっかりしたところで、最終的に今残っている土を撤去して、全面開通となります。それには、5月か6月くらいまでかかるということで、まだお時間をいただきます。土留めをするためには、崩落した所で、住宅と崖の間が非常に狭い敷地もあります。その中で工事をしていき、住宅が乗っている敷地に一定の強さが出てくればお戻りいただけますが、今はまだその状況ではないので、当該世帯の方々には避難していただいた方がいいという判断と聞いていました。

(16)避難中の世帯に支援はしているのか

市営住宅をご提示させていただいたり、ご自分で自主的に移られたりした方もいらっしゃったと思います。

仙台市長 奥山 恵美子

お問い合わせ

総務局広報課

仙台市青葉区国分町3-7-1市役所本庁舎3階

電話番号:022-214-1148

ファクス:022-211-1921