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更新日:2016年9月20日

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新年度最初の会見に当たって(質疑応答)

平成28年4月1日

(1)障害者差別解消条例に基づく市の対応について伺う

新たな条例の中で、われわれが市の職員として自覚し、気持ちを切り替えて取り組んでいかなければいけないことがあります。

施策を実施するにあたっての前提条件として、法律や要綱の定めや、予算措置がされているかどうかなどがあります。これまで、前提条件がこうだからできませんということが、得てしてあったと思います。障害のある方からは、制度自体のありようで困っているから、そこを根本的にどうするかを一緒に考えて欲しいというご意見がありました。制度なのでできないという答えにとどまることなく、どういう方向で一緒に考えていけば良いか、今すぐはできないことであっても、今後ご一緒に進めていける道を考え、障害のある方にとって望ましい方向に前進させる意識を持ってお話を聞いていくことが、求められる第一段階のことだと思います。職員には前向きに課題をとらえ共感する心を持つよう、あらためて話をしました。

(2)残りの任期が1年余りとなったが、この1年をどのように考えるか

復興が、まだ途上であることから、よりきめの細かい、被災された方々が本当にほっとできる暮らしに向けての努力を、市全体として継続したいと思います。

また、震災直後の混乱を極めた状況と比べれば、5年経って、市の業務のあり方等も一定程度新たなものに向き合う余力、本来的な業務の中で先を見据えるゆとりもでてきました。私が市長に立候補した当初に掲げていました、市民協働、文化によるまちづくり、これはミュージアム都市構想という形で提案させていただいていましたが、それらを少しずつ市政の中で取り込みながら、21世紀の中葉に向けての社会づくりに、震災5年を経てやっと一歩踏み出せそうな手応えを感じています。昨年は、市民協働条例の制定なども進めてきましたし、今年度は、メディアテークでアーティストと地域の方々とが連携して取り組んでいくプロジェクトも立ち上げていく予定です。今年は、私が本来、地域で進めたいと思っていたことを実現する端緒ができればと思っています。

(3)訓示での「昨年度は市民の信用が失われた」という発言は、どのような意図からか

選挙に関連して、本市としては大変残念な、コンプライアンスに関する重大な課題が発生しました。その後、万全な選挙事務の展開を市民の皆さまから期待されましたが、昨年行われた選挙では、まだそのレベルまでには至っていないというのが私の考えです。本年も、同日選挙になるかは未定ですが、参議院選挙が行われることは決まっていますので、しっかりとした事務処理をしたいと思います。

またコンプライアンスについて、有識者の方々からもいろいろなご意見をいただきながら、われわれとしてできることを探ってまいりました。それを初めて通年で市役所全体として行っていく年になります。あらためて職員に、信頼を失うのは一瞬だが回復するには長い年月がかかること、そしてその第一歩を一緒に、前向きに進んでいこうという思いで話をしました。

(4)衆参同日選挙となった場合に想定される繁忙な選挙事務への対策について伺う

4月になりますと、さまざまな業務において職員の交代があります。実際に選挙事務を担当する区役所職員も入れ替えがありますので、新しい体制の中でやっていくことになります。

昨年のマニュアル改善や前日リハーサルなどを経験していない職員が一定割合入っていますので、そういった職員に対して、早めに時期を見つけてしっかりと研修するなり、訓練の場を設けるなりしてほしいと思います。人事異動に伴うマイナス面が、マイナスのまま当日を迎えることのないように、早期にレベルアップを図って、さらに昨年の事態を受けて改善した部分も積み増しされていますので、職員に習熟させて欲しいと区長にはお願いしています。

(5)衆参同日選挙となった場合の、投開票所の数やスペースなどの検討状況について伺う

昨年度のうちにある程度、状況確認の作業は進んでいると思います。まだ私のところに具体の報告のまとめは来ていないのですが、同日選挙の際に記載場所のスペースが足りるかなどもありますので、それらの確認を行うことは、昨年度中に決まっていました。

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