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更新日:2016年12月28日

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市政だより2017年1月号・市政トピックス

仙台駅西口バスプールの拡張工事が始まります

市では、地下鉄東西線の整備に合わせ、平成24年度より、東北・仙台の重要な交通拠点であるJR仙台駅周辺地区(仙台駅西口および東口駅前広場)の再整備を進めています。平成27年12月の東西線開業までに、観光バスの東口への集約や西口の各方面に分散していた路線バス降車場の集約などが完了しましたが、引き続き1月10日から平成31年度までの予定で、西口バスプールの拡張工事等を行います。
今回の工事では、バスプール外に残っている停留所を集約するための交通島を新設するほか、車いすやベビーカー等の利用者がバスから地下鉄の乗り換えをスムーズに行えるよう、エレベーターや地下道を整備し、バリアフリー化を図ります。
工事は主に、バスの運行時間外の夜間に行われますが、工事に伴い、エレベーターを一時撤去し、車いす仮設昇降機を設置するなど、移動経路を一部変更します。工事期間中はご不便をお掛けしますが、市民の皆さんのご理解とご協力をお願いします。

写真:仙台駅西口バスプール完成イメージ図

地図:仙台駅西口バスプールの拡張工事整備箇所

エル・パーク仙台が開館30周年

男女共同参画社会の実現に向けて、市民活動の拠点として利用されてきたエル・パーク仙台が、3月に開館30周年を迎えます。これを記念して、昨年11月17日から20日までの4日間、「男女共同参画推進せんだいフォーラム2016 エル・パーク仙台30周年スペシャル」が開催されました。
イベントでは、日頃から防災や子育てなど、さまざまな課題に取り組んでいる団体がワークショップや展示、トークショーなどを開催。また、これまでのエル・パーク仙台の市民活動の歴史を振り返る年表づくりも行われました。
開館30年に当たる3月20日には、これからの展望を描く記念イベントを開催します。今後も多くの市民の皆さんにエル・パーク仙台をご利用いただけるよう、さまざまな取り組みを進めていきます。

写真:震災被災地の女性による「手仕事マーケット」

震災被災地の女性による「手仕事マーケット」

イタリア共和国との交流イベントを実施

2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックに向けて、市はイタリア共和国のホストタウンとして登録しており、今後事前合宿の誘致やさまざまな交流事業を進めることとしています。
昨年11月6日から13日にかけて、この交流事業の開始を記念するキックオフイベント「Amo ITALIA!(アーモイタリア)」を実施。市中心部の商店街でイタリアにちなんだメニューの提供やクイズラリーが行われたほか、11月12日・13日にはアエルでスペシャルステージが披露され、多くの市民の皆さんにイタリアの音楽や食文化などを楽しんでいただきました。

集団移転跡地利活用市民フォーラム開催

市では、東日本大震災の津波で被災した沿岸地域において、住民の方に、より安全な内陸部へ移転していただく防災集団移転促進事業を進めてきました。この事業により市が買い取った土地について、昨年4月から6月にかけて跡地利活用のアイデアを募集。市民や企業・団体の皆さんから計88件のアイデアが寄せられました。
これらのアイデアや、かつてこの地域にお住まいだった方々のご意見を基に、11月23日、エル・パーク仙台で「集団移転跡地利活用市民フォーラム」を開催し、市民の皆さんと意見交換を行いました。
フォーラムには118人の市民が参加。市の取り組みや考えについての説明や質疑が行われたほか、各分野の専門家による検討委員会も行われ、沿岸地域全体や各地区の土地利用の方向性について、さまざまな意見が交わされました。
市では、今回の意見交換の結果なども踏まえ、3月までに利活用方針を決定する予定です。

写真:「歴史ある地域の文化を生かしてほしい」などの意見が出されました

「歴史ある地域の文化を生かしてほしい」などの意見が出されました

東京新虎まつりで「東北六魂祭パレード」を披露

東京都港区虎ノ門の新虎通りを会場に開催された東京新虎まつりで、昨年11月20日、「東北六魂祭パレード」が行われました。東日本大震災からの復興と鎮魂をテーマに、平成23年から毎年開催されてきた東北六魂祭。今回初めて東北以外の地で、パレードとして披露しました。
仙台からは、仙台七夕まつりと仙台すずめ踊りが参加。集まった約2万人の観客は、東北6県を代表する祭りの雰囲気を楽しみ、大きな歓声を上げていました。
また、新虎通りに面した虎ノ門ヒルズとその周辺では、仙台七夕飾りの展示や東北地方の名産品の販売などが行われ、震災からの復興と東北の元気な姿を東京の皆さんに発信しました。

写真:七郷中央公園仮設住宅

東北六魂祭パレードで披露した「仙台すずめ踊り」

 イラスト:杜のたより 市長コラム

音楽が結ぶまちの絆―音楽姉妹都市50年

「荒城の月」「花」などの作曲家・瀧廉太郎が少年時代を過ごした大分県竹田市、「カチューシャの唄」「あの町この町」で知られる作曲家・中山晋平を生んだ長野県中野市、そして「荒城の月」の詩人・土井晩翠が終生を暮らした仙台市の三市は、音楽を通して互いに友好を深め、香り高い文化都市として発展することを目指して、昭和42年に音楽姉妹都市協定を結びました。以来、音楽を通じた交流を続けており、今年50年を迎えます。
竹田市では毎年「瀧廉太郎記念全日本高等学校声楽コンクール」を開催しており、本市から姉妹都市枠として高校生1名を派遣しています。昨年10月に行われた第70回コンクールでは、音楽姉妹都市提携50周年を記念した特別プログラムが組まれ、仙台オペラ協会の皆さん4名と伴奏の方1名が出演、「荒城の月」など全5曲を披露しました。
平成24年5月、東日本大震災時の支援に対する御礼のために竹田市を訪問した際、かつて廉太郎が暮らした旧居「瀧廉太郎記念館」をご案内いただき、自筆の手紙や楽譜などを拝見しました。また、「瀧廉太郎の歌をうたう会」の皆さんと一緒に荒城の月を歌ったことも、忘れられない思い出です。
一方、中野市でも音楽活動は活発で、平成26年には仙台フィルの弦楽四重奏と共に「信州中野アンサンブルフェス」に参加しました。その後も、音楽活動をしている仙台の学生グループが毎年参加しています。また、中野市の中学生の代表が学校新聞特派員として姉妹都市を訪問するという事業が続けられており、私も中野市の中学生の皆さんの取材を受けることを楽しみにしています。
こうして長年にわたり、友好と交流の絆を育んできた三市ですが、50年を機に改めて未来に向けて共に歩む決意を確かにするため、今月28日に中野市で開催される「中山晋平記念音楽賞優秀賞入選曲発表会」において、共同宣言を行うこととしました。音楽が結ぶ縁でつながった三つの都市。遠く離れていても、これからも音楽の力によって強く結ばれることを願っています。

仙台市長奥山 恵美子

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