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更新日:2024年4月4日
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市民一人ひとりが生涯にわたって生きがいのある心豊かな生活を送るために、いつでもどこでも学習することができ、その成果を適切に生かすことができる社会の実現が求められています。
仙台市では、学校教育と社会教育の協働の推進、学校施設の地域への開放の推進のほか、市民センターをはじめとする各社会教育施設において、高度化・多様化する学習内容に対応した各種事業の実施や学習情報の提供等、市民の皆さまのさまざまな学習活動を支援するための施策を展開しています。
(1)学習情報提供機能の整備
市民の学習意欲に応え、その学習活動を支援することを目的として、学習に必要な情報の提供及び相談を行っています。
(2)せんだいメディアテークにおける情報提供
せんだいメディアテークでは、視聴覚障害者を含むすべての利用者に対して、より豊かな芸術文化情報を提供すると同時に、市民自身による地域の芸術文化の蓄積・発信や相互活用を支援するなど、生涯学習情報交流のコーディネート的役割を果たすとともに、デジタルアーカイブによる情報の保存活用も推進しています。
(3)ミュージアムの連携推進
知的情報資源であるミュージアムが、情報技術を活用してネットワークを形成することにより、各館が持つ知識や手法を集積し、単独館では実現困難な新たな価値の創出を行い、地域のニーズにそったミュージアムとなることを目的とする共同事業体として、仙台市域のミュージアム施設が参加する「仙台・宮城ミュージアムアライアンス(SMMA)」を立ち上げ、さまざまな連携事業を行っています。
もっと楽しくもっと学べるミュージアムを目指して。見験楽学けんけんがくがく(外部サイトへリンク)
(1)社会学級
「社会学級生」(学区内の成人等)が、小学校を活動場所として学校長の指導・助言を受け、地域社会と連携しながら自主的に学習する団体を、市立小学校と特別支援学校で開設するもので、学校と地域をつなぐ役割を担い、地域の人材育成の場にもなっています。
社会学級生が学ぶ様子
(2)嘱託社会教育主事活用事業
社会教育主事の資格を有する市立学校の教員が、学校教育に従事しながら、その専門性を生かして地域の教育力の向上等、学校と地域を結ぶさまざまな活動を行うことを促すため、嘱託社会教育主事を委嘱しています。
嘱託社会教育主事の活動の様子
(3)地域学校協働活動推進事業
地域と学校が相互にパートナーとして連携・協働し、地域全体で子どもたちの学びや成長を支えるとともに、学校を核とした地域づくりを目指す地域学校協働活動を推進しています。令和3年度から地域学校協働活動推進員を委嘱しています。
学校で行われた地域行事の様子
(1)学校体育施設開放事業
社会体育の普及並びに児童の安全な遊び場の確保のため、学校の校庭や体育館を、学校教育に支障のない範囲で、地域の学校施設開放管理運営委員会の運営により、児童生徒、一般市民に開放しています。実施可能な学校では地域の管理指導員を配置し、土曜日の午前中に校庭や体育館を児童生徒に開放する「自由活動開放」も行っています。
体育館で児童が遊ぶ様子
(2)マイスクールプラン21推進事業
小学校の余裕教室を学習活動室「マイスクール」として地域に開放するとともに、地域の運営委員会が選定したコーディネーターの企画・調整により、地域社会の生涯学習拠点として手話、書道、手芸などの事業を実施しています。
小学校で地域住民がギター教室を開く様子
(3)学校図書室等開放事業
市立小学校図書室等の施設を週末に開放し、地域の推進委員会が選定した管理指導員の企画・調整により、地域の生涯学習の場として、図書の閲覧、貸出しのほか、紙芝居や読み聞かせなどの催しを実施しています。
図書館で週末に児童が読書する様子
(1)手話通訳者・要約筆記者配置事業
聴覚障害者の学習機会の充実を図ることを目的として、社会教育施設等が実施する事業に手話通訳者または要約筆記者を配置し、聴覚障害者が事業に参加できるような体制を整備しています。
(2)障害者の生涯学習推進事業(ミンナシテマザール)
誰もが、障害の有無にかかわらず、共に学び、生きる共生社会を実現することを目的に、令和5年度から実施しています。さまざまな団体等と連携し、障害のある人もない人も参加できるプログラムを実施しています。
お問い合わせ先 |
仙台市生涯学習支援センター 電話番号:022-292-4875 |
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(3)学校卒業後における障害者の学びの支援推進事業
障害のある人の『まなび』の場を考えるプロジェクト「スウプノアカデミア」(主催:NPO法人エイブル・アート・ジャパン、共催:仙台市教育委員会、せんだいメディアテーク)では、障害者の生涯学習の機会拡大に取り組んでいます。詳しくは、スウプノアカデミア2023(外部サイトへリンク)のホームページをご覧ください。
(1)PTA指導者研修
心豊かにたくましく生きる子どもの育成を目指し、家庭、学校、地域社会の一層の連携・協力を促し、PTA活動の活性化を図ることを目的として、市内小中学校PTA会員を対象とし、本市教育委員会と仙台市PTA協議会との共催で、中央研修会を実施しています。
(2)社会教育施設職員等研修
社会教育施設に勤務する職員を対象として、職員としての資質を向上させるための研修を実施しています。
(3)社会教育主事講習派遣
教職員及び社会教育行政に携わる者を対象に、社会教育主事の職務を遂行するために必要な専門的な知識・技能を修得させ、社会教育主事の資格を付与することを目的として、国立教育政策研究所社会教育実践研究センター、東北大学が実施する講習会に派遣しています。
市民の自発性・自主性を尊重しながら、社会教育関係団体の育成とその指導者の養成を図り、市民主体の社会教育活動を支援しています(仙台市PTA協議会、仙台市社会学級研究会、仙台市嘱託社会教育主事研究協議会)。
(1)生涯学習ボランティア活動支援事業
市民センターなど地域の身近な社会教育施設や、博物館・科学館・天文台など専門施設において、利用者のニーズに応じたボランティアの養成・育成・活用を進めています。
また、社会教育施設職員及びボランティアを対象とする研修を開催し、学びの還元を推進するとともに、社会教育施設とボランティア活動団体との連携やネットワーク構築を図っています。
(2)ジュニアリーダー育成支援事業
地域の子ども会活動やイベント等の支援などに取り組む中学生・高校生ボランティアである仙台市ジュニアリーダーの育成・支援として、社会参画にかかる幅広い視野と体験の場を設けています。
(1)はたちの集い
成人としての社会的責任を改めて自覚し、仙台への愛着を深めてもらうとともに、今後の積極的な社会参画を促すことを目的として、式典等を開催しています。
※令和4年4月の民法改正に伴う成年年齢引き下げ後も、仙台市では名称を「成人式」から「はたちの集い」に改め、引き続き二十歳(はたち)の市民等を対象にした式典を開催します。
「誓いの言葉」の様子
(2)子ども読書活動推進計画
子どもが自ら読書を楽しみ、人生をより深くより豊かに生きる力を身に付けることができる読書環境をつくるため、(1)子どもが読書に親しむ機会の提供、(2)子どもの読書環境の整備・充実、(3)子どもの読書に関する理解の促進、(4)家庭、地域、学校、図書館、ボランティアなどの連携・協力、を柱とした事業を展開しています。
(3)楽学プロジェクト
各分野の職業の専門家がボランティア講師として、小中学生に対し、仕事の内容やその仕事に就くことになったきっかけ、仕事をする上での心構えなどの講話や、実際に仕事内容を体験する実践の機会を提供しています。自分づくり教育の取り組みとして、仙台市PTA協議会、仙台市嘱託社会教育主事研究協議会、社会教育施設職員等が実行委員会を組織し、実施しています。
楽学プロジェクトの講座で学ぶ子どもたちの様子
(4)放課後子ども教室
放課後の小学校の教室等を活用して、地域住民が中心となって組織する運営委員会に委託し、コーディネーターの企画・調整により、子どもたちに地域の資源を生かした体験活動や、地域の人々との交流の機会の提供、学習支援などを実施しています。
放課後子ども教室で子どもたちが学ぶ様子
土曜日の養育支援体制等構築事業で子どもたちが学ぶ様子
(1)子育て講座の実施
新入学児童を持つ保護者を対象に、全ての保護者が参加する就学時健康診断や入学説明会等の機会を活用し、基本的生活習慣・倫理観、社会的マナー、自立心、食育など子どもの基礎的資質や能力を形成する上で必要な事項を内容とする講座を実施し、保護者に対して家庭教育の重要性について考える機会を提供しています。
(2)親子食育講座の実施
「早寝・早起き・朝食・あいさつ」などの子どもの基本的生活習慣の確立と生活リズムの改善を推進するため、PTAや社会学級等と連携し、親子で参加する食育講座を開設し、家庭での食育の取り組みを推進しています。
(3)携帯電話・インターネット講座の実施
インターネット上のいじめや有害情報へのアクセスなどから、子どもたちを守るための取り組みとして、子どもたちを守る立場の新中学生保護者向けに、携帯電話やインターネットの安心・安全利用についての啓発を行っています。
(1)自作視聴覚教材審査会
学習内容の多様化に伴い、学習に対応するきめ細かい自作視聴覚教材の制作と確保が重要となってきているため、視聴覚教材自作活動の促進と内容の充実、制作技術の向上を目的として、自作視聴覚教材審査会を開催しています。
(2)わくわく映画館
市内の幼児・児童を対象に、優れた映画を鑑賞する機会を設け、子どもの健全育成を図っています。
(3)地域映像教材制作委託
教育効果を高める地域の身近な素材をもとにした映像ソフトの制作を推進するとともに、学校教育、社会教育で広く利用できるようにするため、地域映像教材の制作を委託しています。
(1)生涯学習支援センター・市民センター
社会教育事業を行う公民館としての従来からの機能と併せて、市民が自主的に地域における各種活動を行う場を提供する機能を付加して、平成2年4月より「市民センター」の名称で施設を設置しています。
市民センターは概ね中学校区ごとに設置されており、その総数は現在60館となっています。市民センターの種類は次のとおりです。
○生涯学習支援センター(市拠点館)
仙台市の全域を主たる対象区域としてその事業を行うとともに、他の全ての市民センターを統括する市民センターで、1館設置されています。
○区中央市民センター(区拠点館)
所在する区の区域内を主たる対象区域としてその事業を行うとともに、当該区域内に所在する地区市民センターを支援する市民センターで、各区に1館ずつ、計5館設置されています。
○地区市民センター(地区館)
生涯学習支援センター及び区中央市民センター以外の市民センターで、54館設置されています。
仙台市生涯学習支援センター・仙台市市民センター(外部サイトへリンク)
(2)仙台市博物館
仙台に関わる主要文化財の所蔵館として、多彩な展覧会を開催するとともに、学校や他の博物館・文化施設との連携を強めながら、ミュージアムの魅力を発信しています。現在、令和6年3月末(予定)まで大規模改修のため休館中ですが、館外での出前講座・授業やイベント、インターネットを活用した情報発信等を通じて、仙台の歴史・美術・文化の魅力をお伝えしています。また、再開館に向けて、展示設備の改修など施設機能の向上と展示内容の充実を進めていきます。
(3)仙台市科学館
東北でも数少ない総合自然科学系博物館として、各種展示事業や気軽に参加できる観察・体験の機会を提供しています。市内の中学2年生全員を対象に、生徒たちの理科に対する興味を喚起することを目的として、実験学習を展示学習を実施しています。
(4)仙台市図書館
令和4年3月に策定した「仙台市図書館振興計画2022」に基づき、市民の多様なニーズに応じたサービスの提供に取り組んでいます。せんだいメディアテーク内にある市民図書館を拠点として、広瀬・宮城野・榴岡・若林・太白・泉の7館のほか、移動図書館3台、9カ所の市民センターに分室があります。令和3年11月から電子図書館サービスを開始しています。
(5)せんだいメディアテーク
さまざまなメディアを活用した生涯学習活動や文化活動に関する情報・資料の収集、調査研究及び普及啓発、視聴覚障害者に対する情報活動の支援を行っています。市民図書館をはじめ、ギャラリー、スタジオシアター、オープンスクエア等を有し、各種の展覧会、上映会、ワークショップ等の開催が可能です。
(6)泉岳自然ふれあい館
泉ケ岳の自然をいかした集団宿泊活動、自然体験活動等を通じて、心豊かでたくましい青少年の育成を支援しています。また、広く市民の方にアウトドアの機会を提供しています。
(7)大倉ふるさとセンター
大倉地区の豊かな自然と暮らしの歴史を生かした、さまざまな野外活動体験の場を提供するとともに、自然体験活動や地域の伝統文化の展示など各種事業を行っています。
(8)仙台市天文台
口径1.3mの大型望遠鏡やプラネタリウム、広い展示室を備えています。児童生徒の天文台学習を実施していることも特徴です。
(9)仙台市歴史民俗資料館
榴岡公園内にあり、江戸時代から現代の歴史と民俗に関する展示を行っています。
(10)仙台市縄文の森広場
昭和55年に発掘された山田上ノ台遺跡の保存活用を図る施設として、縄文時代のムラを復元し、先人の暮らしを楽しみながら体験する場を提供しています。
(11)仙台市富沢遺跡保存館(地底の森ミュージアム)
昭和63年に富沢遺跡で発掘された2万年前の森林跡と人間の活動跡を現地で保存・公開する旧石器時代の展示を中心とした施設です。
仙台市地底の森ミュージアム(富沢遺跡保存館)(外部サイトへリンク)
現代アートの持つ発見性、吸引力、発信力を取り込みながら、アートプロジェクトを展開することを通じて、街の魅力と人々の活気を引き出すことを目的とし、せんだいメディアテークが培ってきた文化芸術の発信力を生かして、これまでの鑑賞にとどまらない活動を市内各所で展開しています。アーティストが地域に滞在して作品を製作するほか、アートについて語り合う場を設けるなどの事業を市民とともに実施しています。
ワケあり雑がみ部 成果発表展示の様子 撮影者:渡邊博一
川俣正:仙台インプログレス みんなの船 撮影者:嵯峨倫寛
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