歴史的町名等活用推進事業
仙台の貴重な財産「歴史的町名」を活用しよう!!
(平成12~14年度実施事業)
1 事業のあらまし
この事業は,仙台開府四百年を機会に,城下町仙台の歴史的に由緒ある町や通りの名称を現代のまちづくりや市民生活に生かし,未来への継承を図るために実施した事業です。
2 事業に至った経過
仙台の町には,城下町としての歴史を感じさせる町名が多くありましたが,戦後復興の区画整理事業による街区の再編や昭和40年代からの住居表示整備事業に伴い,新たな町名に変更になりました。歴史的町名は公式な町名としての姿を消した後も,通りの名前や町内会名などとして市民に使い継がれ,生活の中に深く浸透し,また,コミュニティ形成の役割も果たしてきました。歴史的町名の保存や継承についての市民の関心は高く,歴史的に由緒ある町名や通り名について活用されることを望む声がありました。
これらの声を受け,仙台市では市制88周年記念事業として昭和52年から平成6年にかけて「勾当台通/表小路」「東一番丁/定禅寺通」など88基の「辻標」を街角に建て,パンフレットや地図の作成を行ってきましたが,その後も,文化遺産ともいうべき歴史的な町や通りの名称を現代の市民生活やまちづくりに生かせないかという声が高まってきたことから,仙台開府四百年を契機に,それらの活用を図る「歴史的町名等活用推進事業」に取り組みました。
3 事業への取り組み
この事業を推進するため,「歴史的町名等活用推進委員会」が平成12年6月1日に発足し,この委員会のなかで歴史的町名等の具体的活用方法について調査,審議などを行いました。
委員会では,他都市の調査や市民アンケート調査,各種イベントの開催,市民意見交換会などを行い,平成12年度末には,「歴史的町名を道路の通称名として活用する案」について第1次提言を,平成13年度末には「歴史的町名を総合的に活用する策」について最終提言をまとめ,市長に提出しました。
仙台市では,第1次提言を受け,平成13年度に「歴史的町名を道路の通称名として活用する事業計画」をまとめ,「歴史的町名活用路線の決定」などを行いました。平成14年度には,活用路線への「標柱の設置」行い,また,「歴史的町名ハンドブック」を発行しました。
「歴史的町名を活用する路線」はこのようにして決まりました
路線の選定方法
歴史的町名等活用推進委員会の第1次提言の案をベースとし,市民アンケート調査や各地域での住民意見交換会の結果を選定の判断材料としました。
また,選定にあたっては,第1次提言で示された次の基準を採用しました。
- 仙台藩の城下町の区域内にあること
- 町名等が藩政時代に名付けられ,その由緒・由来が歴史的に明確であること
- 市民に深く親しまれ,かつ,現に使用されていること。
- 今日における道路の道筋が史実の道筋とほぼ合致すること
- 道路の周辺住民をはじめ,多くの市民の賛同が得られる可能性が高いこと
このほか,現行の町名とまぎらわしくならないようにする,既に愛称命名路線となっている道路への重複を避けるなど,通称名を付けることで混乱をまねくことのないような配慮を行いました。
通称名の付け方
次の原則により,歴史的町名を活用した道路通称名を付けました。
- 歴史的町名に「通り」を付して道路の通称名とする。
- 上記に関わらずもともとの歴史的町名等の末尾に「通り」を意味する語が付されている場合は,「通り」という語を付けない。(例:通,坂,小路,横丁)
- 歴史的町名部分を《 》(二重山括弧)でくくる。
(歴史的町名を明らかにし,市民や転入者,又,次の世代に歴史的町名を正しく伝えるためである。) - 「町」を「マチ」,「丁」を「チョウ」と読むことを原則とする。
例外:《北材木町》通り=《キタザイモクチョウ》ドオリ,《本材木町》通り=《モトザイモクチョウ》ドオリ
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