太白区

更新日:2016年9月20日

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名取川流域の自然3

仙台駅から五橋を抜け、八木山方面へ向かう。愛宕大橋を渡ると、すぐに太白区。まもなく右手に、大年寺山が見えてくる。

別名、野出口山。室町時代には名取郡を領知していた粟野重直の居城があったという。東麓の宗禅寺には、名取郡三十三郷の旗頭・粟野大膳の供養碑が立っている。

現在の大年寺山周辺は、住宅やオフィスが混在する地域。周囲を取り巻く道路は、人と車でにぎわう。
しかし、一歩入れば、木々の緑に囲まれた別世界。都心の貴重な緑地として、地域に潤いを与えている。

野草園の写真

四季折々の草花が楽しめる野草園

なかでも野草園は、市民の憩いの場として愛されてきた。

園内には、モミやクリ、コナラの大木が繁茂し、アヤメやミズバショウ、ハギなど四季析々の草花が咲き誇る。

色鮮やかな春の息吹き、緑萌える夏の躍動、心にしみる錦秋の美しさ。

そこでは、都会に住む者が忘れがちな、自然の胎動を感じることができる。

大年寺山の標高は100メートル余り。8世紀前後には、郡山にあった官衙(役所)に働く官人や僧侶の墓地としても利用されていたという。

正式に大年寺山と呼ばれるようになったのは、江戸時代、伊達綱村が両足山大年寺を創建してから。寺はすでに消失し、惣門と石段が残るのみだが、伊達家四代藩主以降の霊域としても知られる。

大年寺山は、地の利と秀麗なその姿から、いつの時代も、神聖な場所として大切にされてきた。

大年寺山の階段の写真

緑豊かな大年寺山

三神峯公園の桜の写真

三神峯公園は桜の名所

都市の規模が大きくなるにつれ、木々の緑は姿を消し、灰色の街へと変わって行く。人間の暮らしに欠かせない自然の息吹き。最近は、その大切さが再認織され、緑地を増やす動きが顕著になっている。

しかし太白区は、もともと田畑や山林が多い地域。豊かな自然に彩られた住宅地として知られる。その代表的な存在として挙げられるのが、西多賀にある三神峯公園。山肌に広がる住宅地の中に、広々とした縁地が広がる。

三神峯公園は、標高約68メートル、高台に位置する公園で、一帯が桜の木で飾られている。樹齢を重ねた木々は、毎年、見事な花を咲かせ、お花見のころは大変なにぎわい。市内有数の桜の名所として知られる。縄文時代から続く人間の歴史を刻んだ地でもあるという。

都市を彩る自然の潤い。太白区内では、あちらこちらで、そんな光景を見ることができる。

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