ページID:44554

更新日:2023年8月14日

ここから本文です。

Q2 現本庁舎はどんな課題を抱えているの?

回答

A2 現本庁舎は主に以下の課題を抱えており、特に老朽化に関する課題については、現本庁舎の構造体の耐用限界が近づいており、これを超過した場合、業務へ重大な支障が生じる可能性があるため、課題解消を優先する必要があります。

 

現本庁舎が抱えている主な課題
老朽化
  • 建築設備の劣化
  • コンクリートの中性化
    (コンクリートが中性化し、内部の鉄筋を腐食から保護する機能が失われること)
防災性
  • 災害対応能力の向上
  • 大地震等の災害時の建築部材や設備の破損対策
機能性
  • 建築設備の維持保全や更新性への対応
  • 業務特性に応じたセキュリティの確保
  • 分散した庁舎の集約
社会性
  • 省エネルギーと地球環境への配慮
  • ユニバーサルデザインの普及促進
  • 社会的劣化(建物利用者の要求水準上昇等、社会的な要求の変化)への対応
活用性
  • 事務室運用の見直し
  • 市民イベント利用や災害等に対応した多目的空間の確保
経済性
  • 維持管理コストの削減
  • 庁舎の長寿命化対策

 

老朽化の課題

コンクリートの中性化

コンクリートの中性化の様子

コンクリートはアルカリ性の物質で、中の鉄筋が錆びるのを防ぐ役割を持っています。長い年月の間に空気等に触れることで中性化が進むと、中の鉄筋が錆びて地震等への安全性を確保できなくなります。
調査報告書によれば、現本庁舎の壁20箇所のうち4箇所では、中の鉄筋が錆びはじめる厚さに相当する30ミリメートルを超過していました。

 

外壁等の劣化

外壁等の劣化

外壁等の劣化からコンクリート等の落下の危険性や既に剥がれ落ちて鉄筋が露出している等の不具合が多くの箇所で発生しています。

 

建築設備の劣化

 

建築設備の劣化の様子

建築設備の配管等に錆が発生し、これが進展することで配管に穴が開く等の不具合が多くの箇所で発生しています。

 

お問い合わせ

財政局本庁舎整備室

仙台市青葉区国分町3-7-1市役所本庁舎1階

電話番号:022-214-3170

ファクス:022-214-8379