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更新日:2017年3月3日

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マダガスカルはどんなところ?

マダガスカル島の面積は587,041km²で、島の広さはグリーンランド島、ニューギニア島、ボルネオ島にに次いで世界で4番目に大きな島です。

なんと日本の1.6倍の大きさです!

マダガスカルの美しい自然や不思議な生物を求めて、毎年たくさんの観光客が訪れています。

マダカスカルへの行き方

マダガスカルの観光資源

 

マダガスカルの気候

南半球に位置しているので季節は日本と逆です。
12月~2月は暑くなり、6~8月は涼しくなります。
暑い時期は雨が多くふり、涼しい時期は乾燥しています。

東海岸沿いにある熱帯降雨林には、乾季がなく、常に湿っていて着生植物が多く見られます。
年間降水量が少なく乾季も長い西海岸沿いや南部には、乾燥林があり、乾燥に強いバオバブや有針植物・多肉植物が生えています。

東部熱帯雨林の概観(アンダシベ保護区)

東部の熱帯雨林(アンダシベ国立公園)

カナボウの木(南部乾燥林)

南部乾燥地の有針林(カナボウの木)

マダガスカル生成の歴史

約1億6000万年前にアフリカ大陸と分離しましたが、そのときは今のインドと接していました。
インドと離れたのは約8000万年前と考えられています。
インドとマダガスカルはつながっていた期間が長いため、それぞれの地域には兄弟のように似ている種類の爬虫類がたくさん住んでいます。

「珍しい」生物の宝庫

マダガスカルはCI(コンサーベンション・インターナショナル)が選定している、生物多様性が特に高い17の国(17Megadiverse Countries)の1つであり、動物の固有種の数は世界で4番目に多く、固有種率は世界一高い80%ほどになります。
一方で、絶滅危惧種の数は世界で11番目に多く、その比率は世界一高い27%になります。

マダガスカルの哺乳類・鳥類・爬虫類の種数合計661、上記のうちの固有種数526、固有種率79.6%、上記のうちの絶滅危惧種数180、絶滅危惧種率 27.2%
※数字はIUCN(2009)Wildlife in a Changing world:Analysis of the 2008 IUCN Red List of Threatened Speciesより
固有種とは、ある特定の地域でしか見られない種類の生物です。
つまり、その場所からいなくなるとその生物が地球上から姿を消してしまうことになります。

破壊される森林

マダガスカルの多くの固有種・絶滅危惧種が生息する森林の90%は、1800年代以降の人間活動により既に消失していると言われています。
近年の森林保護の施策により森林減少率は改善し、世界の熱帯林の平均を下回るほどになりましたが、保全上重要な場所でも森林の減少・分断化が進んでいること、自然林が国土の12%しか残っていないことからも深刻な状況です。
木材や燃料目的の伐採と耕作や放牧のための野焼きが森林減少の主な原因とされていますが、近年の人口増加がさらに拍車をかけています。
そのため、固有種が多いマダガスカルは「ホットスポット」と呼ばれ、国際機関の援助を得ながら各地で森林保全に取り組んでいます。
牛と野焼き

 

ホットスポットとは?

「地球規模での生物多様性が高いにも関わらず、破壊の危機に瀕している地域」のことです。1988年にイギリスの生物学者ノーマン・マイヤーズ博士が、優先的に保護・保全すべき地域を特定するためのコンセプトとして提唱したものです。2000年にはマイヤーズ博士と国際自然保護団体のコンサーベーションインターナショナルの協働により、ホットスポットは地球規模での生物多様性保全のための戦略として確立され、35ヵ所がホットスポットとして特定されました。 

参考文献:『マダガスカルの動物』山岸哲編 裳華房
コンサーベーションインターナショナルジャパンHPより

MEFT,USAID, et CI,2009.Evolution de lacouverturede foretsnaturelle a Madagascar,1990-2000-2005 

南の島のアイアイ

アイアイは南の島国マダガスカル島にだけ生息するサルです。
真っ黒な体で、夜に高い木の上で活動するため、観察が難しく、その生態はまだまだナゾに包まれています。
頭からお尻までは30~40cm、尾は45~50cm、体重は約3kgと、夜行性のサルとしては世界最大です。
1782年にアイアイの存在が初めてヨーロッパで紹介されてから長い間、サルの仲間かリスの仲間か研究者の間で意見が分かれていました。
餌を食べに出てきたアイアイ(チンバザザ動物園)

明るいうちにエサを食べに出てきた食いしん坊のアイアイチンバザザ動植物公園では4頭のアイアイを飼育しています。(2015年3月現在)


アイアイは、中指で木の実や幹をトントンとタッピングし大きな耳を使って、種子や幼虫などがどこにあるのかを聞き分けます。
アイアイの2本の前歯はリスやネズミのように長く一生伸び続けます。
その歯は硬い木の幹やくるみのような木の実に簡単に穴をあけることができます。
下の写真のようにアイアイの手の中指は針金のように細長い形をしています。
つまり、特徴的な耳・歯・指をもつアイアイは、硬いものの中に潜んでいる幼虫や種子などの食べ物を探し出して食べることが得意なサルなのです。

生卵を中指で食べるアイアイ(動物園)

なま卵も中指を使って食べます。
指をスプーンのようにつかって中身をかき出しています。

アイアイの危機

1960年代に、アイアイは50頭余りの生存を確認するのみとなり、1970年代の終わりまで絶滅寸前とされていました。
ところが、80年代から90年代にかけてマダガスカル島の東部だけでなく、北西部や西部にも点在していることが分かり、2002年の調査での推定総個体数は1,000~10,000頭となりました。
しかし、どの地域でも森林伐採による生息地の減少に脅かされています。
アイアイはその姿から「不吉(ふきつ)な動物」と考えられ捕まって殺されてしまうこともあります。
保護されたアイアイ

村人に捕らえられ、地元環境省事務所に保護されたアイアイ

八木山動物公園は、宮城教育大学やチンバザザ動物園と一緒にアイアイを紹介し保護の必要性を伝えるための教育活動支援と教材作りに尽力しています。
参考文献:『マダガスカルの動物』山岸哲編 裳華房
『LEMURS OF MADAGASCAR』Conservation International
WWFジャパンHP「絶滅のおそれのある野生生物」より

お問い合わせ

八木山動物公園飼育展示課
仙台市太白区八木山本町1-43
電話番号:022-229-0122
ファクス:022-229-3159