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更新日:2017年9月22日

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チンバザザ動植物公園との交流(事業の報告)

マダガスカルが抱える問題

マダガスカルでは労働人口の約70%が農業をして自給自足で暮らし、国民の約90%が一日を1ドル以下の生活費で暮らしています。
現金を持たないくらしをしている人が多く、教育、安全な水、医療が充分でないなど様々な社会問題を抱え、世界の中でも最貧国のひとつとされています。特に近年の人口増加によって環境破壊のスピードは加速する一方です。
(出典:総務省統計局「世界の統計2015」・「世界の統計2016」)

問題1_タラタ周辺の子ども達

チンバザザ動植物園が実施した移動動物園に来園したタラタ村近隣の子どもたち(平成17年撮影)

マダガスカルの人々の将来の生活の安全を守るために、マダガスカルにしかない素敵な生物多様性を守るために、様々な協力が必要とされています。
そこで、八木山動物公園は、マダガスカルの動物や自然の保全活動をチンバザザ動植物公園と一緒に行うことを計画しています。

両園の協力関係

平成19年度から交流を開始し、平成20年5月には仙台にて協力協定を締結しました。
協力関係1_ラバルマナナ大統領と

調印した協定書を手に左から、チンバザザ動植物園ハイングソン園長、マダガスカル共和国ラバルマナナ大統領、仙台市梅原克彦市長、八木山動物公園遠藤源一郎園長
(平成20年当時)

平成25年には、マダガスカルの環境省も加えた三者協力協定を新たに締結しました。
協力関係2_オメール首相と

調印した協定書を手に左から阿部敏計飼育展示課長、マダガスカル共和国オメール首相(平成25年当時)

協力協定の中では、キツネザル類など絶滅の危機にさらされているマダガスカル固有の生物の保全や研究、教育普及活動を両園が協力して取り組むことが約束されています。

宮城教育大学との協力

八木山動物公園と宮城教育大学は平成19年9月に環境教育に関する連携協定を締結し、それ以降、教育を通じたマダガスカル生物多様性保全への貢献を様々な形で実施してきました。
平成20年度から3年間は、JICA草の根技術協力事業「自然環境保全に係る環境教育実践プログラム研修」を通じてチンバザザ動植物公園において環境教育の実施体制整備と、環境教育リーダー育成教材製作を行いました。
大学1_紙芝居作成_大学生と集合写真

マダガスカルの環境教育動物紙芝居制作協力してくれる大学生と研修員

大学2_実践

研修員が帰国後、紙芝居を使った環境教育の実践

チンバザザ動植物園でキツネザルのえさ準備を手伝う八木山動物公園の高橋技師

大学3_飼育員

チンバザザ動植物園には若い職員が多く、少し教えてきっかけを作っただけで、彼らなりに工夫もして仕事をしていた。言葉が通じず細かいやり取りが出来なかったけれど、飼育員の仕事はどこでも同じだし、互いに誠意と熱意があれば何とかなるのだと思った。
給料が少なく特別なときにしか酒を飲まない彼らに、バー(立ち飲み屋の屋台)に誘われて行った。会話は殆ど成り立たなかったのだが、彼らの歓迎がとても嬉しかった。そこで飲んだビールの味が今でも忘れられない。結局、勘定は私たちが払いましたが!

また平成21年度・平成22年度には、文部科学省「国際協力イニシアティブ」教育協力拠点形成事業を通じて育成されたリーダーによる学校教員向け指導者研修を定着化させるべく「動物園を活用したマダガスカルのESDパイロットマテリアル」
を開発し、ベナサンザチャ教員養成校の生徒対象にESDセミナーを実施しました。

※ESD:Education for Sustainable Development持続可能な社会づくりの担い手を育む教育

詳しくは文部科学省のHPにある、日本ユネスコ国内委員会のページ(外部サイトへリンク)をご覧ください。

大学4_土壌流出実験大学5_川を汚したのは誰

土壌流失実験と「誰が川を汚したの?」を使った水にまつわる体験学習

この他、東京動物園協会野生生物保全基金をとりつけチンバザザ動植物園のフォッサ飼育環境改善と生息地での環境教育支援、
チンバザザ動植物園における日本人講師による剥製製作研修などを実現してきました。

JICA草の根事業phase2

2009年に起きた政変によりマダガスカルが政情不安になりました。
一時的に暫定政権が統治していましたが、その後国際社会が認める形で大統領選挙が行われたことをうけ、日本政府の支援が再開しています。

これを受けて、宮城教育大学と協力事業を再度計画してきました。

そして、ついに平成28年度よりJICA草の根技術協力事業のphase2となる「動物園を拠点とする生物多様性保全のためのESDプロジェクト」を実施することになりました。
今後、事業の進捗に合わせて以下のページでお知らせしていきます。

草の根技術協力事業(地域活性化)報告書はこちら(準備中)

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電話番号:022-229-0122
ファクス:022-229-3159