ホーム > 総合案内 > 平成31年度~令和元年度 > 対州馬を知ろう! 「八木山初午祭」を開催します
更新日:2019年10月7日
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左から「和海(メス)」、「陽向(オス・和海とアサヒの仔)」、「アサヒ(オス)」
仙台市八木山動物公園では45年前から、希少な在来種である対州馬の飼育に取り組んできました。
※「対馬初午祭」
長崎県の対馬では、かつて旧暦6月の午の日に、2~3歳の男児を馬に乗せて健やかな成長と五穀豊穣を祈る「初午祭」が行われていた。祭の余興には、各家庭で飼育されていた対州馬を競わせる「馬跳ばせ」が行われていた。平成14年からこの「馬跳ばせ」が復活し、現在では毎年10月に、対州馬を競わせる対州馬競馬レースや、対州馬と人が競争するリレー、流鏑馬(やぶさめ)や乗馬体験などを行う「対馬初午祭」が開催されている。
日時 令和元年10月18日(金曜日)午後2時から
場所 対州馬屋外展示場(事前申込不要 直接会場へ)
※参加無料ですが入園料が必要です。
※小雨開催(荒天中止)。
※動物の体調などにより、内容を変更することがあります。
かつては運搬作業などで活躍した対州馬。
対州馬が背中に藁を載せて運搬する「曳き馬」の様子を間近で観察したり
飼育員による解説などを通して、対州馬について楽しく学びます。
対州馬への「えさやり体験」(先着15組限定)も実施します。
当園では現在、以下の3頭の対州馬を飼育しています。
長崎県の対馬を中心に飼養されてきた対州馬は、その山道の多い地形において、農耕や木材・日用品の運搬に使用され、人々の暮らしに欠かせない存在でした。明治時代には4,000頭以上いたといわれる対州馬でしたが、農業人口の減少・自動車の普及などにより、昭和40年には約1,200頭、さらに現在は40頭弱にまで激減しています。
対州馬はその数が減少したことから、対馬以外で飼育されることが少なく、公益社団法人日本動物園水族館協会に加盟している施設では、仙台市八木山動物公園を含む3施設で7頭のみが飼育されています(平成29年1月現在)。
当園では、昭和49年から対州馬を飼育展示し、日本の在来馬として人びとの生活を支えてきた歴史を伝える取り組みを行っています。
和名:タイシュウバ
学名:Equus caballus
英名:Domestic Horse
分類:奇蹄目ウマ科
体高:1.1~1.3m
分布:長崎県対馬
特徴:性格はおとなしく、丈夫な蹄(ひづめ)と力強い脚を備えており、体は小さくとも130kg~150kgの荷物を運ぶことができる。
お問い合わせ
仙台市建設局 八木山動物公園 飼育展示課
仙台市太白区八木山本町1-43
電話番号:022-229-0122
ファクシミリ:022-229-3159
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