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更新日:2020年6月3日

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動物園の裏側のお仕事 -燻蒸編-(6月3日)

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動物園の裏側のお仕事 -燻蒸編-(6月1日)

当園のビジターセンターには、たくさんの動物の剥(はく)製や骨標本が展示されています。5月のある日、その標本たちが一斉にいなくなりました。
26日、27日は開園日だったので、剥製はどこに行ったの? と思われた方もいるかもしれません。
今日は、動物園の裏側のお仕事、剥製の管理についてお話をします。 

 

ブログ 剥製の燻蒸1

5月26日のビジターセンターの様子
ホッキョクグマの剥製はどこに行ったのでしょうか?

 

 

動物園で動物たちが死亡した時、その一部は剥製や骨標本として生まれ変わります。標本にすることで、来園者が近くで動物の体の様子を観察したり、生きている間には見られない骨のつくりなどを観察したりすることができます。当園では、非展示のものも含めて標本類(剥製と骨標本)を約250点保管しています。

動物の剥製は、死亡した動物の皮をはがして防腐処理をし、中身に木くずやウレタンなどの代替品を詰めて組み立てることで、生きていた時にほぼ近い状態の形態で保存する標本です。そのため、作成してから長い時間が経過すると、外から来た昆虫類が繁殖してその幼虫が標本類を食べてしまったり、湿気などでカビが発生したりすることがあります。そこで、標本に付着した虫やカビを落とすために、定期的に燻蒸(くんじょう)を行う必要があります。
当園でも、5月24日から27日にかけて、動物の剥製の燻蒸を行いました。

 

ブログ 剥製の燻蒸2

燻蒸のために、倉庫に集められた剥製たち
ホッキョクグマの剥製もいます

 

燻蒸は、剥製を集めた倉庫などに専用の薬剤を投入し、一定時間密閉する方法で行います。そうすることで、薬剤が剥製に浸透し、殺虫・防カビ処理され、剥製が傷むのを防ぐことができます。
ビジターセンターに展示されていたホッキョクグマの剥製も、土台から取り外して倉庫に運ばれた他、当園で管理する剥製が全て倉庫に集められました。

 

ブログ 剥製の燻蒸3

剥製を運んでいる様子
貴重なものばかりなので、慎重に運びます

 

27日、無事に燻蒸が終わり剥製たちは元の場所へ。ホッキョクグマの剥製も帰ってきました。亡くなってからも標本になって動物園でメッセージを発信してくれる大切な動物たち。これからも、定期的にメンテナンスを行いながら大切に管理していこうと思います。
来園者の皆さんも、当園にお越しの際はぜひ、ビジターセンターの標本類も観察してみてくださいね。その際には、貴重な動物たちの剥製をずっときれいな状態で残せるように、剥製には手を触れずにご観覧いただくなどのご協力をいただければとても嬉しいです。

ブログ 剥製の燻蒸4

ビジターセンターに帰ってきたホッキョクグマの剥製
これからも大切に管理していきます

 

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