更新日:2022年1月11日

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旬の食材 せり・ゆり根

中央卸売市場青果部に入荷中のせりとゆり根を紹介します。

画像;せりとゆり根

※NHK「もりすた!」12月23日放送の内容をもとに作成

 

せり

画像:せり(宮城県産)

せりは数少ない日本原産の野菜で、かつ宮城県が生産量全国1位を誇る野菜でもあります。
宮城ではお雑煮やせり鍋の材料に、また秋田ではきりたんぽ鍋の材料にされるので、冬になると消費が増えるという特徴があります。

 

画像:冬場のせり収穫風景。厳しい寒さの中井戸水を張ったほ場に入り、手作業で収穫する

近年は東北各地でせりの生産が増えたことで一年中出回るようになりましたが、冬場は写真のとおり水を張ったほ場に入って手作業で収穫します。

 

画像:せりの葉。葉の部分がみずみずしく鮮やかな緑色をしているものを選ぶ

画像:せりの根。葉はみずみずしく鮮やかな緑色をしており、根は全体が白いものを選ぶ

選ぶ際のポイントは写真のとおり。葉と根両方を見ることが大事です。

 

画像:せりのペペロンチーノ

画像:せりの根の天ぷら

せりは鍋や雑煮、おひたしのほか、葉はペペロンチーノ(せりの香りが楽しめます!)に、根は天ぷらにするのがおすすめです。
いろいろな食べ方が楽しめるので、ぜひトライしてみてください。

 

ゆり根

画像:ゆり根

ゆり根はオニユリやヤマユリの球根部分です。
春に植えつけてつぼみをつむ。秋に土から掘り起こして保管する。このプロセスを3年繰り返してようやく出荷されます。

 

画像:ゆり根のりん茎。「年を重ねる」「和合」などの縁起物としておせちに使われる

ゆり根は、「りん茎」と呼ばれる表面の部分が花のように重なっている様が「年を重ねる」「和合」を連想させ、正月の縁起物としておせち料理に使われます。

 

画像:ゆり根。全体が白くふっくらとしていて外側のりん片が大きくハリがあり、重みがあって硬くしまっているのを選ぶ

画像:おがくずの中のゆり根。保存方法はおがくずかラップで包み野菜室に置く

選ぶ際のポイントは上記写真のとおり。保存方法は、購入した際におがくずがあればおがくずで包み、なければラップで包んで冷蔵庫の野菜室で保存します。

 

画像:ゆり根の天ぷら

ゆり根の食べ方でおすすめなのが、天ぷらです。
ゆり根を一片ずつはがして揚げるだけ。ほくほくとした食感を楽しむことができます。

 

お問い合わせ

経済局中央卸売市場業務課

仙台市若林区卸町4-3-1

電話番号:022-232-8121

ファクス:022-232-8144