更新日:2021年7月5日

ここから本文です。

初夏を彩る花々

中央卸売市場の花き市場には、東北各地からさまざなま初夏の花が入荷しています。
今回はそれらの花々をまとめてご紹介します!

※NHK「もりすた!」6月15日放送の内容をもとに作成

 

カスミソウ

カスミソウは、冬場は熊本や和歌山など温暖な地域で生産されたものが出回りますが、
7月は福島が生産量日本一を誇ります。
写真の品種は福島産の「ベールスター」という品種です。

画像:カスミソウ(福島産)

スターチス

スターチスは年間を通して出荷される花ですが、初夏は東北産、夏は北海道産のものが出回ります。

画像:スターチス(宮城産)

ご紹介する品種のうち、シヌアータ系は仏花などに使われ、シネンシス系は花の色が豊富で、ボリューム感があり、日持ちするのが特徴です。

画像:スターチスの品種1シヌアータ系

画像:スターチスの品種2シネンシス系

 

ベニバナ

山形を代表する花であるベニバナは、6月から7月にかけて出回ります。

画像:ベニバナ(山形産)

「山形紅花」という品種は切花用で、とげがないのが特徴。
「夏祭」は花が小さく、枝が多くてアレンジしやすい品種です。

画像:ベニバナの品種1山形紅花

画像:ベニバナの品種2夏祭

 

リンドウ

リンドウは東北各地で栽培が盛んですが、中でも岩手は生産面積・生産量ともに日本一となっています。
写真の品種は「いわて夢あおい」といい、ハウスで促成栽培されたものが6月から出荷されます。
10月まで出回るので、長く楽しむことができる花です。

画像:リンドウ(岩手県産)いわて夢あおい

 

長持ちさせるための方法

初夏の切花を長くたのしむためのポイントは、花瓶を清潔に保つこと。
写真にあるとおり、まずは葉が水に浸からないよう、下の方の葉を取り除きます。
葉が水に漬かって腐ると、細菌が水中に広がってしまうので、それを防ぐ必要があります。

画像:切花を長持ちさせる方法1葉が水に浸からないように取り除く

そして、切り口を新鮮に保つことも重要です。
切り口を斜めに切ることで、断面から水が上がりやすくなり、切り口の鮮度が保たれます。
このとき、水の中で切ることがポイントです。

画像:切花を長持ちさせる方法2切り口を新鮮に保つため、茎を水中で斜めに切る

そして、水替えは一日に一回はするようにしましょう。
もし毎日水替えをする時間がないようなら、市販の延命剤や抗菌剤を使う方法もあります。

蒸し暑い今の季節。初夏の花を飾って、爽やかな気分を楽しんでください!

 

お問い合わせ

経済局中央卸売市場管理課

仙台市若林区卸町4-3-1

電話番号:022-232-8121

ファクス:022-232-8144