ホーム > くらしの情報 > 自然・動物・農業 > 中央卸売市場 > これまでの旬の話題を紹介します > 旬の食材 まだら
更新日:2023年1月31日
ここから本文です。
仙台市中央卸売市場の水産物部には、旬のまだらが入荷しています!
※NHK「もりすた!」12月1日放送の内容をもとに作成
まだらの漁獲量は東北では北海道に続き、岩手、青森、宮城が上位を占めており、北国を代表する魚です。
1年を通して水揚げがありますが、漢字で「魚」に「雪」と書くことからも分かるように、寒くなるほど
身が締まり、特に美味しくなる、冬が旬の魚です。
オスには「白子」、メスには「真たらこ」があり、旬のまだらの「白子」はおすすめです!
まだらを選ぶときに注目していただきたいのが白身です。
真っ白ではなく少しピンク色がかったものを選ぶのがポイントです。
そして、皮にも注目、鮮度が落ちると光沢がなくなり、ぬめりが多くなってしまいます。
まだらの身は高タンパクでヘルシー!
脂質が少なくあっさりしているので、胃腸の弱いかたにもおすすめです。
さらにビタミンDが多く含まれていますので、カルシウムの吸収を助け、
骨を丈夫にする働きがあると言われています。
加熱しても硬くならない消化の良い魚なのでバターや油を使った料理にすると
さらに美味しく食べることができます。
調理をする際は下処理をしましょう。
塩を振ってしばらく置き、
キッチンペーパーなどで水気をしっかり取り、
片栗粉や薄力粉をまぶしてから調理すれば、
身が引きしまって崩れにくくなり、味もしっかりしみこみます。
旬のまだらの「白子」は料亭などでも扱われる高級食材です。
コクのある濃厚な味わいで食感もぷりぷり!
その「白子」、家庭ではあまり調理したことのない方が多いかもしれませんが、
簡単な下処理をして美味しく食べることができます。
白子を食べやすい一口大に切ります。
塩水でぬめりを取るように優しく洗います。
そのまま塩水に白子を、30分ほど漬けたのちに、流水で洗い流します。
最後に、料理酒を加えたお湯で湯通しをします。
下処理した白子は、薬味を乗せてぽん酢をかけたり、
炙って「焼き白子」にしたりと、いろんな食べ方ができます。
まだらと白子を使った「たら鍋」は冬にしか味わえない贅沢鍋です!
たらの頭や骨、皮、内臓などのアラと白子を使った鍋は、
青森では「じゃっぱ汁」、山形では「どんがら汁」と呼ばれ郷土料理として親しまれていますね。
真たらこは、産卵期のまだらから取れる卵巣で、スケソウダラのたらこと比べて
表皮が黒く非常に大きいのが特徴です。
煮つけ食材として人気があり、根菜との相性が良いのでごぼうと和えると美味しくいただけます。
真たらこは比較的安価にて手に入るのでおすすめです。
旬のお魚で元気をつけて、寒い冬を乗り切りましょう!
お問い合わせ
Copyright©City of Sendai All Rights Reserved.