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更新日:2023年2月10日
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仙台市中央卸売市場の水産物部には、旬の「のり」が入荷しています!
※NHK「もりすた!」1月19日放送の内容をもとに作成
「のり」は色々な種類があり、今が旬の「生のり」はもちろん、生のりを乾燥させた「ばらのり」や
生のりを刻んで型にいれ、乾燥させた「板のり」もおなじみですね。
東北では主に宮城県で生産されていて、親潮からの栄養をたっぷりと受けて育てられる
宮城県産「のり」は、つや、風味、うまみと高品質で、皇室献上品にもなったこともあるほどです!
この時期にしか出回らない、旬の「生のり」は、のりの胞子がついた網を海に入れ、
15~20cmに育てて摘み取ったものが「生のり」となります。
「生のり」を食べて消化できるのは世界でも日本人だけと言われています。
一説では古くから「のり」を食事に取り入れてきたことで、体が適応してきたのでは?とのこと。
私たちの生活に、昔から根付いている食材であることがうかがえますね。
「生のり」を購入する際は、ツヤがあり、みずみずしいものを選びましょう。
長持ちしないため、早めに食べる必要があります。
せっかくの「生のり」ですから、その風味を味わえる酢の物などがおすすめです。
「生のり」を、乾燥させると、おなじみの「板のり」になります。
「板のり」を選ぶ際は、光沢があり、厚みが均一なものをおすすめします。
密閉袋に入れるだけではなく、それを冷蔵庫で保存することで、風味やパリパリ感をキープできますよ。
「のり」はさまざまな栄養が含まれています。
カリウムが豊富に含まれているのが特徴で、カリウムは体内の余分なナトリウムを
排出する作用があるといわれていますので、血圧を下げる効果が期待できます。
他にも、抗酸化作用が期待されるビタミンA、貧血予防に効果的な葉酸なども含まれていますよ。
そんな栄養豊富な「のり」のおすすめ料理は、旬の「生のり」と、同じく今が旬の「カキ」を合わせた
「カキのり汁」です!
まず、「カキ」の下処理をします。
塩水で「カキ」の汚れを流し、水ですすぎましょう。
次に、水(600ml)を沸騰させた鍋に、下処理をした「カキ」を入れます。
そして、酒(大さじ1)・薄口しょうゆ(大さじ1)・うまみ調味料・(大さじ1)を入れ、
味を塩で整えながら、1分ほど煮ます。
あとは、「生のり」を入れた器に、「カキ」と汁を注げば完成です。
「生のり」の時期ではない時は、「ばらのり」や「板のり」でもOKです!
今が旬の海の幸をふんだんに使った、簡単で美味しい一品です!
料理の主役にも名脇役にもなれる、万能役者「のり」を是非、食卓に合わせてみてくださいね。
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