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更新日:2023年8月4日

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花火などの大きな音が出る時は注意しましょう。

犬にとっての花火は...

人は花火が安全であることが分かっていますが、犬はそのことを理解していないので、突然の出来事にとても驚く上に、嗅覚や聴覚も犬の方が人より優れているので、花火や雷が苦手な犬が多いです。中には、花火恐怖症(※)になってしまう犬もいます。雷や花火の音に驚いて、家から逃げ出して迷子になることがあります。きちんとリードをしていても犬がパニックになり、リードを引きちぎって逃げてしまうこともあります。逃げ出さないように、日頃から首輪のゆるみやリードの状態を確認しておきましょう。

花火恐怖症の症状

  • その場から逃げようとする
  • 震えている
  • 心臓がいつもよりドキドキしている
  • 呼吸がいつもより早い、口を開けてハーハーと呼吸している
  • ウロウロと落ち着きなく動き回る

花火大会で考えられうる危険

逃走

あまりの恐怖にパニックになりその場から首輪を外して逃げ出してしまう子もいます。逃げ出して、迷子になる可能性があります。

拾い食い

花火大会の会場では人間が落としてしまった食べ物ゴミなどが多数あり、これらの物を食べてしまうと、中毒を起こしたり、串やゴミなどであれば消化管を傷つけてしまったり、ゴミの大きさによっては詰まってしまう可能性があります。

他の人や犬とのトラブル

混雑する会場では他の動物や、人と接する可能性が高く、犬自身もいつもと違う環境で思いも寄らない行動をとってしまう可能性もあります。見知らぬ人が手を出してきてパニックになっている犬が噛んでしまうという危険もあります。

対策

安全な場所を準備する

犬には、花火の音や光から遠ざかれる安全で快適な場所(部屋の中やケージの中)を用意しましょう。その上で、花火の光や大きな音がしている場合には、大きめのバスタオルで包みこむことで、犬の不安を和らげることができます。

音を遮断する

花火の音を遮断するために、部屋の窓やドアを閉めたり、厚手のカーテンや遮音マットを使用したりすることが有効です。また、テレビやラジオなどの音を出すことで、花火の音を遮断できます。花火が始まる前から音楽を流しておくことで、犬に恐怖を感じさせないようにしましょう。

薬物療法

重度の花火恐怖症の犬には、獣医師の指導の下で薬物療法を検討することもあります。

花火大会に犬は連れて行かないようにしましょう。自宅近くで花火大会があり、どうしても避けられない方は夏に入る前に少しでも愛犬のストレスを取り除き恐怖を和らげてあげられるように早めからトレーニングや対策を行っておくと安心です。

 

お問い合わせ

健康福祉局動物管理センター

仙台市宮城野区扇町6-3-3

電話番号:022-258-1626

ファクス:022-258-1815