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更新日:2022年1月28日
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(三菱化学株式会社提供)
次世代型太陽電池として期待されている有機薄膜太陽電池。「薄い」、「軽い」、「曲がる」、「高いデザイン性」などの特徴を持ち、結晶系太陽電池では設置が困難な湾曲した壁面への設置やカーテン・ブラインドなどのインテリアとしての活用が期待されています。
このたび、仙台市震災復興計画に掲げる「省エネ・新エネプロジェクト」の一環として、NEDO(独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)が進める「有機系太陽電池実用化先導技術開発」事業として、次世代型太陽電池の本命の1つとされる有機薄膜太陽電池の実証実験が仙台で実施されることになりました。この実証実験は、有機系太陽電池を使用した太陽光発電システムの実証・評価を行い、実用化に向けた用途開発を行うもので、平成24年度から平成26年度の3年間にわたって実施されます。
仙台の実証実験では、NEDOに採択された三菱化学株式会社が主体となり、平成25年度から平成26年度にかけて実証実験を実施。「新次元の防災・環境都市」を掲げる仙台市は、本プロジェクトを通じて次世代エネルギー研究・開発拠点を形成し、次世代新技術を発信していきます。
有機薄膜太陽電池(三菱化学株式会社提供)
現在主流の太陽電池は、ガラスの基板が使われているために硬くて重く、設置には架台が必要になるなど、その普及には設置場所の制約が課題となっています。有機薄膜太陽電池は、「薄い」、「軽い」、「曲がる」、「高いデザイン性」などの特性をもっていることから、建物の壁面や、インテリアなど、多様な用途が期待されています。また、多くの場所に太陽電池が設置されるようになれば、電源の分散化により、災害に強いまちづくりにもつながります。
太陽電池をより身近に、スタイリッシュに。有機薄膜太陽電池で創る未来の形は、「無限大」です。
(三菱化学株式会社提供)
仙台市は仙台市震災復興計画に「新次元の防災・環境都市」を掲げ、重点事業の1つである省エネ・新エネプロジェクトにおいて、「次世代エネルギー研究・開発拠点づくり」を目指しています。多様なエネルギー源の確保を目指し、次世代エネルギーの研究・開発拠点の形成を進めるもので、次世代型太陽電池の用途開発を行う有機薄膜太陽電池プロジェクトは、省エネ・新エネプロジェクトの具体的な取り組みの1つとして位置づけられています。
本事業を推進するため、NEDOが進める「有機系太陽電池実用化先導技術開発」に採択された三菱化学株式会社(採択事業名:「有機薄膜太陽電池の生産プロセス技術開発および実証化検討」)と相互連携に関する覚書を締結しています。
覚書名:有機薄膜太陽電池の実証化の推進に関する覚書
締結日:平成25年6月28日
7月 |
次世代太陽電池の研究・開発拠点づくりについて可能性調査開始 |
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11月30日 |
「仙台市震災復興計画」議決 |
3月16日 | 有機薄膜太陽電池を開発している三菱化学株式会社と情報交換を開始 |
7月10日 |
NEDOの「有機系太陽電池実用化先導技術開発」に三菱化学株式会社の 「有機薄膜太陽電池の生産プロセス技術開発および実証化検討」が採択される |
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6月28日 | 「有機薄膜太陽電池の実証化の推進に関する覚書」を三菱化学株式会社と締結 |
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7月21日 ~ 8月25日 |
【プレイベント】 スリーエム仙台市科学館特別展にて有機薄膜太陽電池の特別展示を実施 |
7月27日 |
【プレイベント】 スリーエム仙台市科学館にて薄膜太陽電池の第1回工作教室を実施 |
8月24日 |
【プレイベント】 スリーエム仙台市科学館にて薄膜太陽電池の第2回工作教室を実施 |
6月27日 |
【実証実験】 スリーエム仙台市科学館にて有機薄膜太陽電池の実証実験第1弾を開始 |
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1月17日 |
【実証実験】 仙台国際センターにて有機薄膜太陽電池の実証実験第2弾を開始 |
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1月 |
【商材開発交流会】 有機薄膜太陽電池技術を用いた仙台発の応用技術の研究開発・商品化を目的とする 地域企業との交流会を開催 |
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