仙台市地域防災計画の修正(津波避難エリアの変更等)について 1 計画見直しの経緯 宮城県が最大クラスの津波により想定される浸水の範囲や深さを、令和4年5月10日に公表したことに伴い、新たな想定による浸水の範囲を避難の範囲として本市が定める津波避難エリアを改めるとともに、本市の津波避難計画を兼ねる地域防災計画に所要の修正を行うもの。 2 主な修正事項 (1)津波避難エリアの変更 宮城県が設定・公表した津波浸水想定は、 「なんとしても命を守る」 という観点から、悪条件下(地盤沈下、満潮位、津波越流で堤防破壊) における最大クラスの津波が想定されており、東日本大震災の津波到達ラインに基づき設定している本市の津波避難エリアよりも浸水の範囲が拡大するもの。 [対応] 新たな想定による浸水の範囲を基本とし、 河川遡上の範囲を精査して大津波警報時の津波避難エリアの見直しを行う。同エリアを記載した「津波からの避難の手引き」を改訂し、広く市民へ周知する。 (2)津波災害における避難方法の見直し 従来、地域防災計画においては、津波からの避難時に津波避難エリアの区域外へ原則徒歩で避難することを基本としており、時間的余裕を持って区域外へ避難することが困難な場合等は、津波避難施設・場所等への避難としている。 本修正において 地域防災計画に定める避難方法と、「津波からの避難の手引き」の記述の整合を図るもの。 [対応] 津波注意報の発表時における避難先を海岸堤防より内陸側とする。また、避難所、避難場所等の見直しを行う。 3 運用開始日 令和4年11月1日(火曜日) 4 修正方法 仙台市防災会議規程第6条第1項に基づいた会長(市長)の専決処分により修正し、次回防災会議において報告する。