ホーム > 新型コロナウイルス感染症特設ページ > 新型コロナウイルス感染症に関する市長メッセージ > その他の市長メッセージ > 宮城県知事・仙台市長・宮城県医師会会長・仙台市医師会会長による共同記者会見における市長メッセージ(2月10日)
更新日:2022年2月10日
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本市におきましては、先月19日に1日当たりの新規感染者数が100人を超えて以降、日々過去最多を更新し、昨日は630人となりました。県市合わせますと1,000人規模と言ってよく、今後もこの拡大傾向が続くことを危惧しています。このような状況が続きますと、医療提供体制の確保はもとより、社会経済活動の維持にもさらなる大きな影響を及ぼしかねません。
本市の新規陽性者数を年代別にまとめたものです。直近の2週間では、20代から40代の方が全体のおよそ54%を占めるとともに、60代以上の方の割合もその前の2週間からおよそ5倍に増えております。
また過去の感染拡大期と比べますと、10代や10歳未満の方の割合も高くなってはいますが、本市の状況では割合はおよそ27%で、感染の中心は20代から40代の方々となっています。
感染された方々の療養状況についてです。感染者の多くが40歳未満の方々でありますことから、この2週間で自宅療養されている方が約5倍に増えております。また、ご高齢の方を中心に入院している方の数も倍増しており、お亡くなりになる方もいらっしゃる状況です。
入院患者の増加により、医療現場ではコロナ感染症以外の一般医療にも影響が出てきております。その一方で、自宅療養者が来週には3,000人を超えることも見込まれ、こうした方々の状態の悪化を防ぎ、必要な時に適切な医療につないでいくことが喫緊の課題です。国の方針等を踏まえた上で、健康観察などの効果的な運用を図っていかなければならないと考えております。
現在、極めて厳しい状況下にあると認識しており、私としましては、取り得るあらゆる対策を講じるべきと考えております。引き続き全庁を挙げて保健所機能を支えながら体制を維持してまいりますとともに、県や医療機関の皆さまと連携し、医療提供体制の確保に取り組んでまいります。併せて、ワクチンの3回目接種につきましては、来週14日月曜日におよそ8万人の方に接種券を送付いたします。可能な限り前倒しをして発送させていただきますので、接種券が届きましたら速やかに積極的に接種いただきますようお願いいたします。
市民の皆さまには、家庭内での感染防止対策に万全を期していただくこと、その前提として、大人の方々がご家庭内にウイルスを絶対に持ち込まないという意識が必要です。そして知事からもお話がありましたとおり、この3連休はできるだけ外出を避け、ご自宅で過ごしていただくこと、また、ワクチン接種を希望される方は早めに受けていただくなど、感染拡大を抑えるためのさらなるご理解とご協力をお願い申し上げます。
令和4年2月10日
仙台市長 郡 和子
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