令和4年5月13日(金曜日)に宮城県において、第43回宮城県新型コロナウイルス感染症対策本部会議が開催され、令和4年3月22日(火曜日)から実施している「再拡大防止期間」を令和4年5月15日(日曜日)で終了することが決定されました。一方、新規陽性者数は全国的に下げ止まりで予断を許さない状況にあること等から、県民に向けた基本的な感染対策の徹底等の要請は今後も継続されることとなりました。
市民の皆様には、引き続き基本的な感染対策の徹底にご協力いただきますようお願いいたします。

1 5月16日以降の対策について
- 入院を要する重症患者数が一定程度に抑えられていること等を踏まえ、「再拡大防止期間」は5月15日で終了。また、飲食店でのクラスターが確認されていない状況等から、飲食店の利用に係る人数制限を終了する。
- 一方、新規陽性者数は全国的に下げ止まりで予断を許さない状況にあること等から、第6波の特徴等を踏まえた「4本柱」対策は維持、県民等への基本的な感染対策の徹底等の要請も継続。
今後の対策のポイント
飲食店利用の人数制限※を終了、その他の要請は継続(感染拡大の予兆が見られた場合は迅速に適切な対策を検討)
※同一グループの同一テーブルでの5人以上の会食を避けること
第6波対策の4本柱は維持
- ワクチン3回目接種の加速化(5月16日以降は若い世代に重点化+4回目接種の円滑な実施)
- 教育・保育現場での感染防止対策の徹底
- 高齢者・障害者施設での感染抑止・事業継続
- テレワーク等の更なる推進

2 新型コロナワクチン接種の推進について
- 3回目接種をまだ受けていない方は、できるだけお早めに接種を受けていただくようお願いします。
- 4回目接種がまもなく始まります。各市町村においては、対象となる方が順次接種を受けられるよう準備をお願いします。60歳以上の方及び18歳以上の基礎疾患を有する方は、できるだけお早めに接種を受けていただくようお願いします。

3 教育・保育現場の感染防止対策の徹底について
県立学校
基本的な感染防止対策の確実な実施
- 10代・10歳未満の感染割合は高く、県立学校でも、継続的に感染が確認されている状況を踏まえ、国の衛生管理マニュアルに基づく感染対策を確実に実施する。
部活動における対策の徹底
- 専門家の助言等を踏まえた感染予防対策を徹底した上での活動とする。特に、体調不良者が参加しないこと、3密回避といった対策は確実に行う。
- 大会や練習試合等については、主催者や競技団体等の作成するガイドライン遵守はもちろんのこと、バスでの長距離移動や、飲食等を含む団体行動による感染リスクの排除を徹底した上での参加とする。
市町村教育委員会への依頼
- 市町村教育委員会に対しても、上記の取組を依頼する。
私立学校等
幼稚園等への支援アプローチ(新型コロナウイルス感染症防止対策相談窓口の設置)
感染クラスターが発生したり、感染対策の充実に取り組もうとする幼稚園等からの相談窓口を開設し、専門的見地から指導・助言、研修講師の派遣等を提供する支援事業を継続
- 対象:県内の幼稚園(公立・私立問わず)、私立の小・中・高等学校
- 内容:電話・メールによる相談、研修講師派遣
私立高等学校等へのアプローチ
- 私立高等学校等に対して、引き続き感染対策を徹底した上で教育活動の継続を依頼
- 部活動については、県立学校と同様の対応を依頼
4 テレワーク・時差出勤等の更なる推進【県内全域・事業者への要請】
国の基本的対処方針
緊急事態措置
- 職場への出勤について、人の流れを抑制する観点から、出勤者数の削減の目標を定め、在宅勤務(テレワーク)の活用や休暇取得の促進等の取組を推進すること
- 職場に出勤する場合でも、時差出勤、自転車通勤等の人との接触を低減する取組を強力に推進すること
まん延防止等重点措置
- 人の流れを抑制する観点から、在宅勤務(テレワーク)の活用や休暇取得の促進等により、出勤者数の削減の取組を推進するとともに、接触機会の低減に向け、職場に出勤する場合でも時差出勤、自転車通勤等を強力に推進すること
その他地域
- 在宅勤務(テレワーク)、時差出勤、自転車通勤等、人との接触を低減する取組を推進すること
現在の感染状況や医療提供体制等を踏まえ、現行の要請を継続【令和4年5月16日以降】
- 在宅勤務(テレワーク)、時差出勤、自転車通勤等、人との接触機会の低減に努めること

5 県民への要請内容【県内全域】
県民への要請内容(法24条第9項に基づく要請)
- 帰省や旅行等、都道府県をまたぐ移動は基本的な感染防止策を徹底するとともに、移動先での感染リスクの高い行動を控えること
- 会食・食事を伴う行事(宅配・テイクアウトによるものを除く)では、認証店※1などの適切な感染対策を講じている飲食店等を利用し、長時間・大声を避け、会話の際のマスク着用を徹底するなど「うつさない」「うつらない」行動に努めること
※1「選ぶ!選ばれる!!みやぎ飲食店コロナ対策認証制度」の認証店
- 感染リスクの高い行動を控え、日常生活における基本的な感染防止策を徹底すること※2
※2ワクチン未接種の方は特に注意すること
- 飲食店の求める感染防止策に積極的に協力すること
- 感染不安を感じる無症状の県民は、検査を受検すること

6 飲食店への要請内容【県内全域】
飲食店への要請内容(法24条第9項に基づく要請)
- カラオケ設備を提供する場合は、利用者の密の回避、こまめな換気、マイク等の消毒、歌唱中のマスク着用勧奨等、基本的な感染防止策を徹底する。
- 利用者へのマスク会食実施の周知、正当な理由なく応じない利用者の入場禁止(退場を含む。)。
- 従業員への検査勧奨、入場者の整理等、発熱等有症状者の入場禁止、手指の消毒設備の設置、事業所の消毒、施設の換気等。
- アクリル板の設置等、CO2センサーの設置、業種別ガイドラインの遵守を徹底。

7 イベント主催者等への要請内容【県内全域】
事前手続等
1 「大声なし※1」の「5,000人超かつ収容率50%超」で開催する場合は、「感染防止安全計画※2」を策定し、県に提出
2 1以外の場合は、主催者がチェックリストを公表
※1 「大声」:観客等が(ア)通常よりも大きな声量で、(イ)反復・継続的に声を発すること
※2 「感染防止安全計画」:大規模イベント主催者が、飛沫抑制、手洗・消毒等に係る7項目について具体的な感染防止策を記載する計画
イベント開催の要件(開催制限等)は以下のとおり(法24条第9項に基づく要請)

感染防止等(法24条第9項に基づく要請)
- 業種別ガイドラインの遵守を徹底するとともに、国の接触確認アプリ(COCOA)、みやぎお知らせコロナアプリ(MICA)の導入・名簿作成などの追跡対策を徹底すること
- 全国的な感染拡大やイベントでのクラスターが発生し、国が業種別ガイドラインの見直しや人数上限・収容率の見直し等を行った場合には、国に準じて対応すること
8 事業者・大学等への要請内容【県内全域】
事業者への要請内容
- 従業員等に対し、飲食を伴う懇親会等を開催する場合は、認証店※などの適切な感染対策を講じている飲食店等を利用し、長時間・大声を避け、会話の際のマスク着用を徹底するなど「うつさない」「うつらない」行動に努めるよう求めること
- 在宅勤務(テレワーク)、時差出勤、自転車通勤等、人との接触機会の低減を努めること
- 休憩時間や社員寮等の集団生活の場も含めた感染防止対策を徹底すること
※「選ぶ!選ばれる!!みやぎ飲食店コロナ対策認証制度」の認証店
大学等への要請内容
- 学生に対し、飲食を伴う行事等を開催する場合は、認証店※などの適切な感染対策を講じている飲食店等を利用し、長時間・大声を避け、会話の際のマスク着用を徹底するなど「うつさない」「うつらない」行動に努めるよう求めること
- 部活動、課外活動、学生寮における感染防止策等について学生等に注意喚起を徹底すること。特に、部活動等における感染リスクの高い活動について実施を慎重に検討すること
- 感染防止と面接授業・遠隔授業の効果的実施等により学修機会を確保すること
- 学校内での行事は、人と人との間隔を十分に確保する等、適切な開催方法を検討すること
※「選ぶ!選ばれる!!みやぎ飲食店コロナ対策認証制度」の認証店
9 その他の施設への要請内容【県内全域】
全ての施設
- 入場整理等による混雑の回避、利用者に対するマスクの着用の周知、感染防止策を実施しない者の入場制限、会話等の飛沫による感染の防止に効果のある措置など、感染防止策の徹底
イベント関連施設・商業施設・遊興施設等
- カラオケ設備を提供する場合は、利用者の密の回避、こまめな換気、マイク等の消毒、歌唱中のマスク着用勧奨等、基本的な感染防止策を徹底する。