更新日:2019年3月6日
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このたび、仙台藩初代藩主・伊達政宗愛用の太刀として知られる「鎺国行(はばきくにゆき)」が仙台市に寄贈されました。政宗所用の由緒が明確な刀剣を仙台市が所有するのは初めてのことです。太刀は博物館において収蔵・保管し、今後は市民の財産として常設展や企画展などで展示し広く活用を図ります。
つきましては、仙台市への寄贈を記念して特別公開を行います。
太刀 無銘 号「鎺国行(はばきくにゆき)」
伝 来国行(らい・くにゆき)作・鎌倉時代
平成31年2月18日(月曜日)
小笠原 信夫氏(県外在住)
「鎺国行」は山城国(京都府)の刀工来国行の作とされ、鎺(はばき)※ に「国」「行」とあることから「鎺国行」と呼ばれています。伊達政宗が豊臣秀吉から拝領し、その後政宗が生涯愛用したとして知られる名刀です。
天正17(1589)年、政宗が秀吉へ鷹(タカ)を贈った礼に下賜されたもので、その事実を証明する豊臣秀吉からの礼状も当館で収蔵しており、由緒が明らかである点から見ても極めて価値の高い文化財です。
平成29年に博物館で開催した特別展「伊達政宗―生誕450年記念」に 出品した際にも、非常に大きな反響がありました。
※鞘(さや)に収めた刀身が抜けないように固定する金具
寄贈を記念して太刀「鎺国行」を豊臣秀吉からの礼状とあわせて公開します。
3月19日(火曜日)から3月31日(日曜日)まで
博物館 常設展示室内(観覧には常設展観覧料が必要です)
企画展「戦国の伊達氏―植宗から政宗へ」<7月12日(金曜日)から9月1日(日曜日)まで開催)において展示を予定しています。
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