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更新日:2022年3月30日

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令和4年3月16日に発生した福島県沖の地震による仙台城跡の被害状況と今後の見通しについて

 令和4年3月16日に発生した福島県沖の地震により、国史跡仙台城跡では石垣の崩落や土塀の亀裂などの被害が生じました。地震発生後、17日の未明から市道仙台城跡線および市道追廻天主台線のそれぞれ一部区間を通行止めとし、史跡地全体の被害状況の点検を行いました。点検結果を踏まえ、被害の概要や復旧工事に伴う通行止めなど今後の見通しについてお知らせします。今後、復旧工事を進めるに当たり、市民の皆さまには大変ご迷惑をお掛けすることとなりますが、ご協力、ご理解をいただきますようお願い申し上げます。

1.被害概要

仙台城跡の被害概要

場所

概要

1 大手門北側土塀・石垣

漆喰亀裂他多数、石垣変形:約4m

2 中門石垣

変形:北石垣40m・南石垣22m

3 清水門石垣

変形:約4m

4 本丸北西石垣

崩落:約16m、変形:約105m、石垣に面する市道上に亀裂

5 酉門石垣

崩落:約12m、変形:約30m

6 本丸東側崖面

巽櫓跡付近で複数個所に地割れ、崖面で複数個所が崩落

※1、2、5は令和3年2月の福島県沖地震による被害を含む

被害状況位置図・写真(PDF:1,311KB)

 

【参考】仙台城跡における東日本大震災時の被害状況

場所

概要

1 大手門北側土塀・石垣

土塀:一部崩壊、石垣(土塀内側):6石崩落

2 中門石垣

崩落:1石、変形:北石垣40m・南石垣22m

3 清水門石垣

変形:12m

4 本丸北西石垣

崩落:59m、変形:104m

5 酉門石垣

崩落:10m、変形:42m

6 本丸東側崖面

上部:法面保護工事3カ所

下部:崩落土砂の撤去、土砂流出防止施設の設置

 

2.今後の見通し

(1)今回の地震による被害と、復旧工事が未了である令和3年2月の福島県沖地震による被害を合わせると、

   被害規模は東日本大震災における被害に近いと考えられます。

(2)石垣の変形部分については、余震や雨などの影響により崩落の危険性があるため、石垣の解体・積み直し

   が必要な状況です。

(3)現在のところ、最短で、復旧方法の検討、測量、設計等を含め、工事に約3年を要する見込みであり、工

   事終了までの間、市道仙台城跡線および市道追廻天主台線については通行止めとします。ただし、関係機

   関からの指導等により地盤調査等が必要となる場合は、工事期間とこれに伴う通行止め期間を延長する場

   合があります。

 

3.復旧工事について

(1)仙台城跡は国の史跡指定を受けていることから、有識者で構成される仙台城跡調査・整備委員会および文

   化庁の指導の下、復旧方法を検討することになります。

(2)東日本大震災の際は、復旧方法の検討、測量、設計等を含め、工事に4年を要しましたが、東日本大震災

   の復旧工事において記録したデータを活用することにより、期間の短縮を見込んでいます。

 

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