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更新日:2016年9月20日
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平成24年2月14日(火曜日)午前10時00分
教育局第一会議室
委員長 松坂 宏造
委員長職務代理者 永広 昌之
委員 丸森 仲吾
委員 油井 由美子
委員 宮腰 英一
委員(教育長) 青沼 一民
午前10時00分
(1)教職員の人事に関する事項について(学校職員の懲戒処分について)
(教職員課長 報告)
資料に基づき報告
主な質疑
委員長
事案1について,怪我を負わせたこともあり,保護者との和解的な部分はどのようになっているのか。
教職員課長
当日,当該教諭,校長が家庭訪問をし,父親にまず謝罪をした。父親からは,今後よく話を聞いてほしいという話があり,了解いただいた。母親からはその事件の概要と,クラスの他の子どもも見ているところでの事案であったので,クラスの子どもの前でも説明をして謝罪をしてくださいという話があり,教頭とともに,クラスの子ども達にも謝罪した。保護者からはそのような形で了解をいただいたところである。
委員長
該当の児童は今のところ後遺症的なものはないのか。
教職員課長
後遺症等はない。当日病院に行って治療を行い,その後元気に登校し,学習活動を続けている。
委員
2件目の事案についてであるが,書類の提出が遅れて,就学援助の支給を12月以降まで遅延させたとあるが,遅延分の損益というのはあったのか。あるいは繰り上げての支給ということで,実質的な不利益はないというような処置ができたのか。
教職員課長
実質的な支給額の減はなかったが,支給されるべき時期が10月のところを12月まで遅延させたということである。
委員長
就学援助の申請をする流れはどのようになっているのか。学校現場によっても違うのか,それとも学校の中で決められた形で行っているのか。
教職員課長
それぞれのご家庭から申請をしていただいて,それを学事課に提出し,その後学用品や修学旅行の補助が該当の家庭の口座に振り込まれるという流れになっている。
委員長
教職員に申請を任せるのではなく,教頭などが確認をした上で提出することなどで把握することにより,こうしたことを防げるのではないかと思う。そうした意味で,学事課に提出するまでのスキームがどうなのかという部分を確認したい。
教職員課長
事務職員が申請書を受け取って,学事課にそのまま提出をしていたが,書類がきちんと提出されているのか,進捗状況はどうなっているのか,支給されているのかというチェックをしないとこうした事案が再発する可能性があると考え,きちんとチェックするように2月3日付の通達で各学校に指示したところである。
委員
事案1について,この先生は学級担任であったのか。学級担任であったとすると,この短い間に学級担任が変わったりして,子ども達が大変であると思うが,どうか。
教職員課長
学級担任ではなく,副担任であった。
委員
そうすると子ども達の精神状態というか,そうした部分では安定した状態が保たれていると考えてよいか。
教職員課長
そのとおりである。
委員長
今後このような不祥事が起きないよう,本日午後の合同校長会の場などでも改めて指導をしていただきたい。
教育長
昨年の3月11日の大震災以降,地域,児童生徒,学校をあげて前向きに向かおうとして1年を過ぎようとする中で,このような不祥事が発生し,教育の信頼性が非常に損なわれているということについて,私は残念で,かつ申し訳ないなという思いでいっぱいである。震災を通じていろいろと学ぶことはたくさんあり,それについて児童生徒自身が,前向きに取り組んでいる矢先ということで,本日改めて午後の合同校長会で,教育の信頼を損ねることのないように,委員長ご指摘のことを踏まえて再度徹底してまいりたい。
(2)平成23年度文部科学大臣優秀教員表彰受賞について
(教職員課長 報告)
資料に基づき報告
主な質疑
委員長
本市の教育功績者表彰の受賞者から選ばれた者ということになるのか。
教職員課長
昨年度の教育功績者表彰の受賞者が15名いるが,そのうち技能職,事務職を除いた10名の中から選考したが,4名は昇任や退職となり,表彰の該当外ということで,残り6名のうちから総合的に検討して,5名を推薦したものである。
委員長
22名が本年度の教育功績者表彰を受賞予定であるが,この中から選ばれた者が,来年度また文部科学大臣優秀教員表彰を受賞するという流れということでよいか。
教職員課長
そのようになっている。
委員長
文部科学大臣優秀教員表彰というのは,先生方にとっては最高の賞であると思うので,これを1つのきっかけとして,学校現場,いろいろな地域で活躍していただければと,我々も期待していきたいと思う。
(3)平成24年度教育予算案について
(総務課長 報告)
資料に基づき報告
主な質疑
委員
平成24年度教育予算主要施策の資料で,これは点検評価に沿った形で予算が書かれているが,確かな学力の育成の分野の中で,【3】教育指導体制充実事業のうち,指導困難学級対策がある。この項目は点検評価では出てこなかった気がするが,1億4597万円余ということで,かなりの予算額となっているが,事業内容のご説明をいただきたい。
学校教育部参事
学級がやや崩壊ぎみであるとか,静かに授業を受けられない児童生徒がいた場合など,市費で週30時間の非常勤講師を配置し,担任の補助などをする事業である。
委員
学校長の裁量経費というようなものがあるのか。今回震災対応ということもあって,個々の学校である程度校長の裁量で,校長の決裁で実施できるという,裁量経費的なもの,これは1997年以降のいわゆる学校の自主性,自律性の確立といった中で,学校裁量予算ということが議論されてきたと思うが,この点について仙台市の予算編成の中にどういうふうに組み込まれているか,関連する予算項目があるのかお聞きしたい。
総務企画部長
備品等については,学校にある程度の枠を与えて,校長先生の裁断で使える予算ということで確保している。
総務課長
小修繕等で学校に配当されている予算でいうと,本年度は小学校で総額6,700万円弱ということになるので,1校あたり約50万円の予算が学校配当予算としてついている。
委員
こうしたことが注目されているし,学校の個性化ということも叫ばれているので,それぞれの学校の課題に応じた予算というのが,ある程度つけられるといいかなと私も考えているので,ご検討お願いしたい。
委員
教育費と災害復旧費に分かれていて,教育費の中にも震災対応の項目が含まれているが,中を見ると,災害復旧費は学校建物の復旧や,備品などに限られており,その他は教育費のそれぞれの項目に分かれて入っていると理解してよいか。
総務課長
原状復旧が目的のものについては,災害復旧費となっている。それに加えて,さらに災害対応で整備する,整えていくものについては,教育費のそれぞれの項目に入っているというのが大きな区分けである。
委員
平成24年度の災害復旧費が22億円ほどあり,これは学校施設災害復旧と教育施設災害復旧をあわせた公共施設等災害復旧等のことであるが,国の第三次補正などから特別につけられた予算と理解してよいか。
総務課長
財源については国からいただけるということである。
委員
こちらから被害額等を出して査定されたということでよいか。
総務課長
手続き的にはそのようなこととなる。
委員長
特別支援教育指導補助員配置事業の予算額が増えているが,緊急雇用創出事業の活用によるものか。児童生徒をきめ細かに指導していくために,これくらいの人数がいないとなかなか対応していけないという認識でよいか。商工費ということもあるので,雇用を増やしていこうという部分なのか。両方合わせて同時並行で進めていくということなのか。
学校教育部長
学校からの要望等がいろいろと増えているという状況を踏まえて人数の増加をはかるにあたり,経済局の緊急雇用創出事業の予算を活用しているところである。
委員
確かな学力の育成の中の理科支援員等配置事業について,補助事業ということで,平成24年度で事業終了ということになっているが,これについて仙台市としては今後どうされるつもりなのか伺いたい。
学校教育部長
国の補助事業が平成24年度で終了するということだが,学校からの要望も非常にあり,我々としても重要な事業であると認識している。従って,まだ結論は出ていないが,できるだけ学校からの要望に応えられるような工夫を現在検討しているところである。まだ,平成25年度以降このような形と明確には決めていないが,できるだけこれまでの事業の成果を踏まえつつ,工夫した形を考えてまいりたい。
教育長
理科支援員等配置事業は,小学校では,サポート体制も含めて充実させる有効な手段となっている。大学の研究室で,協力してもかまわないという話をいただいているところもある。また学校支援地域本部事業のサポーターという形で関わっていただけるのではないか。教育環境に関わるようなシステムを再検討させていただいて,有効な支援員制度を確保しなければならないということもあるので,平成24年度の早い段階でご提案させていただければと思っている。
第39号議案 教育功績者の表彰について(児童生徒部門)
(総務課長 説明)(秘密会)
原案のとおり決定
主な質疑
委員長
多くの児童生徒がこうした表舞台で活躍されているのは大変嬉しく思う。
事務局
次回定例教育委員会は3月29日(木曜日)に開催する予定である。
午前10時50分
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