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更新日:2016年9月20日
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支援室利用者
Q:
1歳9か月の男の子です。0歳の時から小さな毛布が大好きで,その端っこを握りながら指しゃぶりをして眠るという状態が続いています。外出する時も,その毛布を持って出たがります。ベビーカーの中に入れてあげると安心するようです。
親としては,いつかは離れるのではないかと見守っているのですが,周りの目は冷たくて,笑われたりします。できるだけ気にしないようにしているのですが,このままで良いのでしょうか。
支援室スタッフ
A:
基本的には,あなたのようなお考えでいいと思います。いつか離れるのは確かですから。私の子どもも生まれたときから使っている毛布が大好きで,やはり布団の端をいじりながら指を吸っていました。ある日突然指しゃぶりをやめて,その布団もいらないと言い出しました。
支援室利用者
Q:
毛布に対するこだわりも指しゃぶりも,特に害はないと考えていいのでしょうか。愛情不足ではないかなどと考えることもあるのですが・・・。
支援室スタッフ
A:
歯医者さんに言わせると,歯並びが悪くなるからやめさせた方がいいといいますが,心理的には特に問題はないと考えていいと思います。単なる癖と解釈していいでしょう。いずれ毛布を忘れている時が出てくると思いますが,そうなったら終わりが近くなったということです。無理に止めさせようとすると,かえってこだわるようになりますので,今の段階では,忘れていたら「大事なものを忘れているよ」と持っていってあげるくらいがいいと思います。その方がこだわりが少なくなって,結果として早く離れられると考えられます。
支援室利用者
Q:
安心しました。今のままでいいということですね。
支援室スタッフ
A:
日本ではそのような行為は否定的に捉えられがちですが,前に読んだ外国の論文では,そのようなものを「愛着物」(アタッチメント・オブジェクト)と呼んで,お母さんの代わりをするものとして捉えていました。そういうものがあると,一人で眠れるなど「自立を助ける」ものとして解釈されていました。そこまで断言していいかどうかには疑問がありますが,そんな解釈も可能だということです。ですから歯並びのことは別にして,気にしなくていいし,愛情不足でないかと考える必要もないと思います。そういうものへの執着の程度についてちゅうもくしていて,だんだん軽くなっていったらそろそろ卒業ということですね。
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