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更新日:2016年9月20日
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(支援室に来所しているお母さんたちの質問に答えて)
支援室利用者
Q:
2歳4か月の男の子です。この頃何でも「イヤイヤ」で,私の言うことを聞いてくれません。
みなさんに「反抗期ですね」と言われるのですが,どう対応していったらいいのでしょうか?
支援室スタッフ
A:
具体的にはどんなことでイヤイヤするのですか。
支援室利用者
Q:
朝から晩まで何でもという感じなのですが,例えば朝起きると,着るものでトラブッてしまいます。私が用意したものを気に入らないといって着なかったり,気に入ったものだと汚れていても着ると頑張ったりします。そこでぐずられると朝食も食べなくなり,イライラがつのります。半日親子で険悪な状況になってしまうこともあります。「こんな性格誰に似たのか。一生続いたら・・・?!」なんて思ってしまいます。
今まではわりと言うことを聞いてくれる良い子だったのですが,これも成長の段階として我慢すべきなのでしょうか?何でも子どもの思いを通してあげるのも,わがままになってしまうのではないかと心配なのですが・・・。
支援室スタッフ
A:
確かに「反抗期」に入りつつあるのでしょう。この時期は自己主張が強くなるので何かとお母さんとぶつかることが多くなります。「自分」という意識(自我)がはっきりしてきた証拠だとも考えられます。つまり,順調に自我が育っていると考えていいということです。そういう意味では誰でも通る道だということです。
発達の道筋から言えば思いっきり自己主張ができてから,だんだん自分を抑えることができるようになります。だから,このままではわがままな子どもになってしまうという心配はしなくていいということになります。
支援室利用者
Q:
では,どのように子どもと接していったらいいのでしょうか。
支援室スタッフ
A:
反抗期だからといってあきらめてほうっておくというのは望ましくありませんが,同時に無理なトラブルは避けるということも必要です。例えば着るものについては自分で選ばせて,その上でほめてあげるということも試みる価値があります。
最初に「自分」というものが認められれば,お母さんのアドバイスを受け入れる余裕が生まれるかもしれません。
また,お母さんの方に余裕が必要だと思われます。「どうせイヤッていうだろう」と思っていれば,余裕が出てきます。時には反対のことを言ってみて反抗を利用するぐらいの余裕があれば,反抗期も楽しく子育てができます。この時期はなかなか難しいことですが,ほめたり認めたりすることが,案外効果的です。反抗期だからこそ,頑張ってお母さんの優しさをアピールしてみてください。
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