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更新日:2018年6月25日

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チンバザザ動植物公園との交流事業/平成29年度の活動報告(3)

マダガスカルへ! 第3回専門家派遣

セルコホーム ズーパラダイス八木山(八木山動物公園)では、平成29年3月にJICA(独立行政法人 国際協力機構)より草の根技術協力事業(事業名「動物園を拠点とする生物多様性保全のためのESDプロジェクト」)を受託し、宮城教育大学の協力のもと、36カ月にわたるチンバザザ動植物公園への技術移転や市民の方々との交流事業に取り組んでいます。
その活動報告第3弾をお届けします。

 

       ◆ ◆ ◆

 

平成30年2月2日から16日にかけて、第3回専門家派遣が行われました。
今回は、宮城教育大学から派遣された専門家2名はキツネザルなどが生息する域内保全区であるアンジアマンギラーナで、また、当園から派遣された専門家3名は域外保全区であるチンバザザ動植物公園で、それぞれ活動を行いました。

 

※ESD:Education for Sustainable Development=持続可能な社会づくりの担い手を育む教育

域内保全区での活動

マダガスカルの北に位置するアンジアマンギラーナという地域に赴き、村落の生業・生活について調査しました。
マーケットでどんなものが売られているか調査したほか、生業(炭焼き・養蜂等)について地域住民に聞き取りをしました。
食習慣や燃料利用に関わる、いくつかの既存の地域資源の有効活用の可能性を見出すことができました。

マーケットの様子
マーケットの様子

 

本事業では、動物たちのすむ森を守るために、資源の有効活用ができる「改良カマド(別画面が開きます)」の普及と植林の研修活動を、地域のローカルトレーナーを中心に行っています。
今回はそんな研修活動について、ローカルトレーナーやローカルトレーナーを統括するエリアマネージャーの方々に聞き取り調査を行い、研修活動がどうやったらうまくいくのか、多くの村民に参加してもらえるのか話し合いました。

改良カマド
改良カマド

 

また、アンジアマンギラーナ地区の小学校・中学校を訪問し、環境教育やESDに関わる教育の状況や課題について聞き取りをしました。
ESD・環境教育へ関心があり、中学校では教員にESDの研修を受けさせたいとの強い要望が寄せられました。

 

教育現場へ聞き取りに
教育現場での聞き取り調査

 

域外保全区(チンバザザ動植物公園)での活動

飼育・展示環境の改善と講座開催

チンバザザ動植物公園内にあるキツネザルを飼育・展示している島は、木がうっそうとしていて暗く、動物が見えにくい状態でした。そこで、専門家とキツネザル担当飼育員で協力して島の樹木を伐採し、キツネザルが食べることのできる葉や実のなる樹木を植樹しました。その結果、島の前方に日光が当たり観覧者から見やすい展示場となり、キツネザルを飼育しやすい環境づくりを実現できました。

改善前の島 伐採後の島
改善前の島         樹木伐採後の様子

植樹のようす
キツネザルのえさとなる樹木を植樹

 

展示解説看板の改善も実施しました。
キツネザル課長のロジェさんと協力し、マングースキツネザルとハイイロジェントルキツネザルの看板を更新しました。

改善した看板
更新した看板

 

展示の改善だけでなく、チンバザザ動植物公園職員向けに、動物の飼育管理に欠かせない、個体群管理についての講座を開きました。
この講座には37名もの職員が参加し、質問も多数寄せられ、参加職員の学ぶ意欲は素晴らしいと感じました!

講義の様子
講義の様子

 

教育プログラム

アクションプランの中には、チンバザザ動植物公園の教育プログラムの開発と実践も含まれています。
そこで今回は、動植物公園の近くにある小学校の5年生80名以上を対象に、マダガスカルの固有種であるトマトガエルについてのプログラムの様子を見せてもらいました。
このプログラムは平成29年9月の本邦研修で八木山動物公園職員が研修員(チンバザザ動植物公園職員)と企画したもので、標本や鳴き声の音源、ポスターやチラシなどのアイテムを用意して楽しく学べるプログラムでした。

トマトガエルの解説
トマトガエルの解説

 

運営のための会議

関係者が一堂に会して本事業の運営委員会・実施部会を開催しました。
これまでの事業の経過や活動報告と、今後の進め方について話し合いました。
運営委員会では、プロジェクトのロゴマークも決まり、今後の活動に使用することになりました。

会議の様子
会議中の様子           

ESDロゴマーク
プロジェクトロゴマーク
「ESD」の文字をアレンジした上に、マダガスカルの固有種であるワオキツネザルを組み合わせてある

 

       ◆ ◆ ◆

 

今回の派遣では、域内保全区の方々、チンバザザ動植物公園の職員の皆様のご協力があり、プロジェクトの目標の達成に向けたさまざまな活動を進めることができました。
今後は、チンバザザ動植物公園職員が域外保全施設として、域内保全区と関わっていく方法を考えながら、マダガスカルから日本への研修などを経て、さらなる生息域内への働きかけや発信の原動力となることを期待したいと思います。

 

記念撮影
今回派遣された3名とチンバザザ動植物公園のみなさん

お問い合わせ

仙台市建設局 八木山動物公園 飼育展示課
仙台市太白区八木山本町1-43
電話番号:022-229-0122
ファクス:022-229-3159