ホーム > 「新メンバーとの同居は動物も飼育員もドキドキ・・・」(トロロポスト:平成24年6月11日)
更新日:2016年9月20日
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1066さん
今日はペンギン・ヤギ・チンパンジーで、部屋替えや新しい仲間との同居を開始します。
お客様に紹介してください。
おお!
これは、内部情報ありがとうございます!
どんな出会いになるのかな・・・さっそく取材です!
八木山動物公園の閉園日は、月曜日。このお客様が来ない日には園内各所で
修理工事や大掃除が行われています。
動物の同居開始もこのような日に設定することが多いんですよ。
まずはこちらの若いペンギン×2羽。
秋田市大森山動物園から3月12日に来園し、今日まで園内の動物病院で検疫していました。
※検疫とは、
その動物が健康に問題なく、園外から新たに病気の要因を持ち込まないか、チェックすることです。
この2羽はとても人なつっこく、食いしん坊のオスは飼育員の手からエサを食べるほどでした。
検疫中も近くで作業する職員がいると、柵ごしに近寄って人の様子を見ていたそうです。
同居も問題ないように見えました。
八木山動物公園にはもともと4羽のペンギンがいます。そこに2羽が放たれると・・・
新入りの2羽は腰を低くしながら近寄ってご挨拶。
なんと礼儀正しい!
獣医がタグの色と個体を確認、出会いの緊張場面をのりこえ仲良くできそうか観察します。
職員がペンギン達の様子を見守る。
その後仲間と一緒にプールに入って泳ぎ、プールからよじ登る道も確認し、エサの魚も食べていました。
この2羽はもともといる4羽よりも
クロと白のコントラストがはっきりしています。
ご来園の際は、ペンギンプールをのぞいて探してみてください。
次にご紹介するのは、
チンパンジーのチャチャ(オス)とポッキー(メス)の同居です。
ポッキーは10年以上前にチャチャと同居していたことがありました。
2頭の間には、平成14年9月12日にピンキーというメスの子どもも生まれています。
ポッキーにとっては初めての子どもで、うまく授乳することができず、
残念ながら生後13日目から人工哺育されることになりました。
その後、ピンキーは3歳のときに伊豆サボテン公園へ移り、
チャチャとポッキーも別々の部屋で暮らしていました。
10年ぶりの同居で始めこそ、軟便をしたり、歩き回って大きな音を出し、
緊張し落ち着かない様子でしたが、5分もすると2頭の騒ぎも収まり
お互いに同居を受け入れたようです。
チャチャは、ポッキーの毛づくろいをしたり、水を飲むときにも場所を譲ったり、
2頭はとても穏やかに暮らしています。
チャチャは、ポッキーの毛づくろいをしたり、水を飲むときに
も場所を譲ったり、2頭はとても穏やかに暮らしています。
この2頭のアツアツぶりを、ぜひ見に来てくださいね。
最後にご紹介するのは、シバヤギのハルちゃん(メス)の同居です。
今年の4月4日に宮城教育大学環境教育実践研究センターからやってきて、検疫をしていました。
大学では学生さんにお世話をしてもらい、学内を散歩したり東日本大震災避難所慰問で人と触れ合う
機会が多かったそうです。
動物公園の柵を乗り越えそうなくらい元気なシバヤギのハルちゃん
うほほほ~
イマドキ美人で、すらりと背のたかいハルちゃんと比べ、もともと八木山動物公園でくらしているメスのシバヤギのリンは、まるい体型をしています。
新メンバーに威嚇するシバヤギのリン
ほほぅ~
獣医と飼育員が見まもる中、新入りのハルちゃんに気持ちでは負けていません。頭をつきだし、ベロベロと舌を出し、執拗に威嚇していました。
2頭の間で順位を決めることは、新しい仲間との関係作りにとって必要なことです。
「人間の挨拶のようなことだよ」と飼育員はいっています。
このあとハルちゃんは、おしっこをしたり、体をこすりつけていました。
初日は緊張関係にあった2頭ですが、2日目からはどちらがどちらを追うこともなく、
穏やかにすがしています。
うほほほほ~
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