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更新日:2016年9月20日

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飼育員Sさんよりこんなお便りが届きました!(トロロポスト:平成25年11月21日)

10月22日 1066ポストに飼育員Sさんよりこんなおたよりが届きました。

写真:作成した不思議な棒

拝啓1066様

こんな棒を作ってみました。つかってみるので見に来てください。

ピンクでかわいい!これはいったいなんの棒でしょう?
はしっこはとんがっていますねぇ。何かにさすのでしょうか。つかってみるところを,ぜひ取材しに行ってみましょう!
トロロ

ウホホホ

ということでやってきたのは,八木山動物公園のアジア区,ベニーランドが見えるところです。

おやおや!さっそく人だかりが・・・・これは!

写真:不思議な棒はシンシアさんのかな

シュッポンシュッポンと不思議な音をならしながら,ミナミシロサイのシンシアさんがモグモグしています。

ピンクの棒に刺したリンゴをもらっていたのですねぇ。

このえさやり,実はお試しで,たまたま通りすがった方に協力していただいていました。
現在はまだ,希望する方が参加できるイベントではないのです。

シンシアさんは1969年12月生まれの43歳,人間の歳で考えるともう立派なおばあちゃんです。
日本動物園水族館協会が認める国内最高齢のシロサイでもあります。八木山動物公園には1982年に来園しました。性格はおだやかでのんびり屋さんです。

写真:アフリカ園にいた頃のシンシア

もともとは,アフリカ園のカバのお隣で暮らしていましたが

アジアゾウのトシコが生前使っていたアジアゾウ舎へ引越ししてきました。

写真:シンシアの大移動

クレーンでつられたり車ではこばれたにもかかわらず,当日はびっくりするほど順調に作業が進んだそうです。
移動用の大きな箱に入るなど事前の飼育員さんと行った訓練と,シンシアの落ち着いていて,おだやかな性格によるものなのでしょうね。

 

新居に暮らし始めて6ケ月,新たな暮らしに慣れてきたこともあって飼育員による新たな試みが始まっていたのです。

7月に行ったサマースクールの中で,参加者の手からリンゴをあたえてみました。
前歯がないので手前の厚いくちびるに挟まれても大丈夫なのですが,大きな口が怖かったのか,シンシアが食べる前にリンゴを落とす人が続出してしまいました。
ピンクの棒は,子どもでも怖がらずに体験するための試作品その1。
棒の部分はこわれた電柵から取った廃品で,もち手のところは小さなタオルをピンクのテーピングで巻いて固定してあります。刺したリンゴがクルクルまわってしまうこともあり,まだ改善が必要です。

えさやり棒といえば,アフリカゾウのメアリー!
八木山動物公園では毎日午後1時にアフリカゾウの餌販売をしており(天候が悪いとき,動物の体調がすぐれないときはお休みです)。1カップ100円でメアリーさんにニンジンやリンゴをあげられます。

写真:イベントで活躍のえさやり棒

その時に大活躍しているのがこの棒たちです。
長い鼻をもつ大きなゾウさんを目の前にして,怖がってしまう小さなお子さんもチラホラ。
そんな時は,このながーい棒を使えば大丈夫!

 

写真:えさやり棒にもこだわりが!

もち手のところはオシャレなアレンジもされていますね。
製作者(飼育員)のこだわりが垣間見られます。

通常,大人の方は手を伸ばせばゾウの鼻へおやつが届きますが,車椅子のお客様には2mの竹の棒,乳幼児には1mの竹の棒,など毎日行われているこのイベントでは,いろいろな場面を想定し,様々な使いやすい道具を用意しているのです。

たまたま通りすがった方しかできないシンシアさんのえさやり体験,いつかイベントとして行えるでしょうか?!

来園者と動物双方の安全を確保しつつどなたでも楽しめるよう,さまざまな課題を解決していくために,まだ,しばらくは試考錯誤の日々が続きそうです・・・。乞うご期待!

さてさて,このほか,ツキノワグマ・ヤギ・ラクダのえさやりなどたまたま通りすがった来園者の方ができるお楽しみは,実はまだまだあるラシイのです。

平日の午後早い時間に園内を歩いているとお声がかかることもあるかも?ないかも?

トロロ

うほほほほ~

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