更新日:2020年10月16日
ここから本文です。
さまざまな特徴と個性をもつテナガザルたち
10月24日は『国際テナガザルデー(International Gibbon Day)』。
世界各地の動物園や保護団体などが、絶滅が危惧されているテナガザル類の現状を知ってもらうため、
さまざまな行事を開催しています。
この日にちなみ、八木山動物公園フジサキの杜では10月25日(日曜日)に、
テナガザル類の生態や生息地での現状、当園にいる個体のエピソードなどについて、
当園のテナガザルたちを観察しながら飼育員のお話をきくことができるイベントを開催します。
長い腕で枝から枝へと素早く移動する樹上生活、「歌」仲間とコミュニケーションをとる、
そんな魅力いっぱいのテナガザルの仲間たちに、ぜひ会いにきてください。
日時 令和2年10月25日(日曜日)午後2時から
場所 類人猿舎 テナガザル展示場前
事前申込不要、開始時刻に直接集合場所へお越しください(のぼり旗が目印)。
会場でスタンプラリーカードを配布します(すでにスタンプラリーカードをお持ちの方は、当日ご持参ください)。
今年度合計8回開催予定の「動物の日」イベントに参加してスタンプを集め、スタンプが3個集まると景品がもらえます。
詳細は以下のページをご参照ください。
「動物の日スタンプラリー 2020-2021」が始まります(別画面が開きます)
国際自然保護連合(IUCN)の霊長類専門家グループ「テナガザル部門」によって2015年に制定。世界各地のテナガザル類を飼育する動物園等で、霊長類のなかで最も絶滅が危惧されているテナガザルの現状や保全・保護に関する啓発活動を行う日となっています。
現在当園では、アジルテナガザル(『アジ(オス)』)、アボットハイイロテナガザル(『ララ(メス)』)、フクロテナガザル(『イッチ(メス)』『ジャン(オス)』の、3種4頭のテナガザル類を飼育しています。
アジルテナガザル
英名:Agile Gibbon
学名:Hylobates agilis
分類:霊長目テナガザル科
生息地:スマトラ島中央部から南部、マレー半島南部
特徴:体色は黒や茶、褐色など個体差はあるが、雌雄ともに眉は白い。野生では樹冠(樹木の上のほう)で暮らし、主に果実などを食べている。近年、生息域の乱開発により生息数が減少しており、絶滅危惧種に指定されている。体重はオス5~7.5kg、メス4.5~7.3kg。
アボットハイイロテナガザル
英名:Abbott's Gray Gibbon
学名:Hylobates abbotti
分類:霊長目テナガザル科
生息地:ボルネオ島北西部および東部
特徴:アジルテナガザルと同じHylobates属であり、生態はあまり変わらないが生息域が異なる。体重はオス5~7.5kg、メス4.5~7.3kg。
フクロテナガザル
英名:Siamang
学名:Symphalangus syndactylus
分類:霊長目テナガザル科
生息地:スマトラ島西部、マレー半島南部
特徴:体毛はオス・メスともに黒色。主に果実などを食べる。大きな「のど袋」をふくらませて、よく響く大きな声で鳴き、コミュニケーションをとる。テナガザル科のなかでは最大で、体重がオス12~14kg、メス10~11kgになる。
お問い合わせ
建設局 八木山動物公園 飼育展示課
仙台市太白区八木山本町1丁目43
電話:022-229-0122
ファクシミリ:022-229-3159
Copyright©City of Sendai All Rights Reserved.