更新日:2023年6月2日
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対州馬の「曳き馬」の様子を間近に観察しよう
八木山動物公園フジサキの杜(仙台市八木山動物公園)では46年前から、希少な在来馬の一種である対州馬の飼育に取り組んできました。
そこで、対州馬についてより広く知っていただけるよう、春分の日に「対州馬の春まつり」を開催します。
早春の気配を感じながら、対州馬を間近に観察・体感してみませんか。
この機会にぜひ、ご来園ください。
日時 3月20日(土曜日・祝日)午後2時から
場所 対州馬展示場
事前申込不要、開始時刻に直接集合場所へお越しください(のぼり旗が目印)。
日本の在来馬の一種であり、かつては人を乗せ荷物を運ぶ「はたらく馬」だった対州馬。その活躍の最盛期の様子を再現しながら飼育員がガイドを行います。
対州馬の特徴や動きを、間近に観察しながら楽しく学びます。
当園では現在、以下の3頭の対州馬を飼育しています。
長崎県の対馬を中心に飼養されてきた対州馬は、山道の多い対馬の地において農耕や木材・日用品の運搬などの際に使役されてきた、人々の暮らしに欠かせない存在でした。明治時代には4,000頭以上いたといわれる対州馬でしたが、農業人口の減少・自動車の普及などにより、昭和40年には約1,200頭、さらに現在はおよそ40頭にまで激減しています。
対州馬はその数が減少したことから、対馬以外で飼育されることが少なく、公益社団法人日本動物園水族館協会に加盟している施設では、八木山動物公園フジサキの杜(仙台市八木山動物公園)を含む4施設で8頭のみが飼育されています(令和2年12月末現在)。
当園では、昭和49年から対州馬を飼育展示し、日本の在来馬として人びとの生活を支えてきた歴史を伝える取り組みを行っています。
和名:タイシュウバ
学名:Equus caballus
英名:Domestic Horse
分類:奇蹄目ウマ科
全長・体重:120~160cm、200~300kg
分布:長崎県対馬市でヒトにより飼育
特徴:性格はおとなしく、丈夫な蹄(ひづめ)と力強い脚を備えており、体は小さくとも130kg~150kgの荷物を運ぶことができる。
お問い合わせ
建設局 八木山動物公園 飼育展示課
仙台市太白区八木山本町1-43
電話番号:022-229-0122
ファクシミリ:022-229-3159
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