更新日:2021年11月5日
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稲わらを背負う「和海」(メス)
八木山動物公園フジサキの杜では、47年前から希少な在来種である対州馬の飼育に取り組んでおり、対州馬についてより広く知っていただくための、さまざまなイベントを開催しています。
10月の「八木山初午祭」に続き、11月には、対州馬のふるさと・長崎県対馬市の「対馬市・対州馬保存会」とのコラボイベントを行います。
対州馬の「昔のお仕事」だった稲わら運搬の実演や、対馬の獣医さんのお話を通して、対州馬や対馬と仙台のご縁について楽しく学んでみませんか。
令和3年11月14日(日曜日)
開催時間 | テーマ | 内容 |
---|---|---|
午後1時30分から午後2時 |
対州馬の「昔のお仕事」 (曳き馬実演) |
古来、使役馬として人と暮らしてきた対州馬が稲わらを運ぶ様子を観察したり、飼育員による解説を通して、対州馬について楽しく学びます。 |
午後2時30分から午後3時 |
対馬の獣医さんのお話 (対馬島おこし協働隊) |
対州馬の故郷・長崎県対馬市で対州馬の普及活動を行う獣医師の吉原さんをお招きし、現地での活動についてや対馬と仙台とのつながりなどについてお話を伺います。 |
対州馬屋外展示場前
※開始時刻に直接会場へお越しください(のぼり旗が目印)。
※小雨開催(荒天中止)。
主催 対馬市・対州馬保存会
共催 ゼロ村牧場パカラッチョ!!、八木山動物公園フジサキの杜
当園では現在、以下の3頭の対州馬を飼育しています。
長崎県の対馬を中心に飼養されてきた対州馬は、その山道の多い地形において、農耕や木材・日用品の運搬に使用され、人々の暮らしに欠かせない存在でした。明治時代には4,000頭以上いたといわれる対州馬でしたが、農業人口の減少・自動車の普及などにより、昭和40年には約1,200頭、さらに現在は40頭弱にまで激減しています。
対州馬はその数が減少したことから、対馬以外で飼育されることが少なく、公益社団法人日本動物園水族館協会に加盟している施設では、八木山動物公園フジサキの杜を含む4施設で8頭のみが飼育されています(令和2年1月現在)。
当園では、昭和49年から対州馬を飼育展示し、日本の在来馬として人びとの生活を支えてきた歴史を伝える取り組みを行っています。
和名:タイシュウバ
学名:Equus caballus
英名:Domestic Horse
分類:奇蹄目ウマ科
分布:長崎県対馬市で人により飼育
全長:120~160cm
体重:200~300kg
特徴:性格はおとなしく、丈夫な蹄(ひづめ)と力強い脚を備えており、体は小さくとも130kg~150kgの荷物を運ぶことができる。
お問い合わせ
仙台市建設局 八木山動物公園 飼育展示課
仙台市太白区八木山本町1-43
電話番号:022-229-0122
ファクシミリ:022-229-3159
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