カバの「カポ」が死亡しました
カバの「カポ」が死亡しました

八木山動物公園フジサキの杜で飼育していた、メスのカバとしては国内最高齢の「カポ」が令和4年12月16日(金曜日)に50歳で死亡しました。
「カポ」は当園で生まれ育った個体でした。マイペースで穏やかな性格に加え、愛嬌のある表情が魅力的で、長い間来園者に愛されてきました。
毎日の「えさやり体験」で活躍するなど、カバの生態や魅力を伝えて半世紀にわたり当園の人気者だった「カポ」をしのび、感謝を伝えるため、12月17日(土曜日)からカバ屋内展示場観覧通路に献花台とメッセージノートを設置します。
死亡した個体について

- 愛称 カポ
- 性別 メス
- 生年月日 昭和47年1月17日 当園生まれ
- 経過 「カポ」は、15年ほど前から両後肢の関節炎を患い、加療してきました。今秋からは徐々に食欲の減退も見られるようになり、歩行も困難になってきました。11月27日に起立不能となり、11月28日には食欲廃絶となりました。今後の回復が見込めず、苦痛が増していく状況であったため、安楽死処置を行い、12月16日午前8時43分に死亡しました。
安楽死処置の判断に至った経緯等の詳細は下記をご覧ください。
カバの「カポ」の安楽死処置について(別画面が開きます)
献花台とメッセージノートの設置について
- 日時 12月17日(土曜日)9時から
- 場所 カバ屋内展示場観覧通路
【参考】カバについて
- 和名:カバ
- 学名:Hippopotamus amphibius
- 英名:Hippopotamus
- 分類:鯨偶蹄目 カバ科
- 分布:サハラ砂漠以南のアフリカ
- 形態:全長は300から400センチメートル、体重は2,000から3,500キログラム
- 生態:陸上生物の中では、ゾウに次いで体の大きい動物で発達した犬歯や大きな口をもつ。水辺の生活に適応しており、耳と目と鼻孔が一直線に並んでいる。群れで暮らし、夜間に草や芽などを食べる。IUCNレッドリストではVU(絶滅危機種の危急種)に分類されている。