八木山動物公園フジサキの杜 窓口 電話:022-229-0631

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八木山動物公園フジサキの杜 案内窓口 電話:022-229-0631

更新日:2023年3月15日

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令和5年「対州馬の春まつり」を開催します

r05 対州馬の春まつり 和海

対州馬の「和海(なごみ)」(メス)

 

八木山動物公園フジサキの杜(仙台市八木山動物公園)では48年前から、希少な在来馬の一種である対州馬(たいしゅうば)の飼育に取り組んできました。
使役馬として人とともに暮らしてきた対州馬について、より広く知っていただけるよう、春分の日に「対州馬の春まつり」を開催します。
早春の気配を感じながら、対州馬を間近に観察・体感してみませんか。

開催日時と場所

日時 3月21日(火曜日・祝日)午前11時15分から11時45分まで

場所 対州馬展示場

定員

先着20人

参加方法

午前10時30分から、対州馬展示場前で記名式により受付

  • 参加無料ですが入園料が必要です。
  • 会場が変更となる場合があります。当日の西門・東門内の案内表示をご確認ください。
  • 天候や動物の体調などにより、中止もしくは内容を変更することがあります。小雨開催(荒天中止)。
  • イベント中は、咳エチケットや、お互い距離をとっての観覧等、感染拡大防止へのご協力をお願いします。

内容

日本の在来馬の一種であり、かつては人を乗せ荷物を運ぶ「はたらく馬」だった対州馬。その活躍の最盛期の様子を再現しながら飼育員がガイドを行います。
対州馬の特徴や動きを、間近に観察しながら楽しく学びます。

当園で飼育中の対州馬について

当園では現在、以下の3頭の対州馬を飼育しています。

  • アサヒ
    性別 オス
    生年月日 平成24年5月14日生まれ(10歳)
    来園日 平成26年12月8日
    来園元 長崎県対馬市目保呂ダム馬事公園
  • 和海(なごみ)
    性別 メス
    生年月日 平成22年6月9日生まれ(12歳)
    来園日 平成25年3月10日
    来園元 長崎県対馬市目保呂ダム馬事公園
  • 陽向(ひなた)
    性別 オス
    生年月日 平成28年6月20日(6歳)
    仙台市八木山動物公園にて繁殖 
    ※「アサヒ」と「和海」の仔

対州馬の現状と八木山動物公園での取り組み

長崎県の対馬を中心に飼養されてきた対州馬は、山道の多い対馬の地において農耕や木材・日用品の運搬などの際に使役されてきた、人々の暮らしに欠かせない存在でした。明治時代には4,000頭以上いたといわれる対州馬でしたが、農業人口の減少・自動車の普及などにより、昭和40年には約1,200頭、さらに現在はおよそ50頭にまで激減しています。
対州馬はその数が減少したことから、対馬以外で飼育されることが少なく、公益社団法人日本動物園水族館協会に加盟している施設では、当園を含む4施設で8頭のみが飼育されています(令和4年12月末現在)。
当園では、昭和49年から対州馬を飼育展示し、日本の在来馬として人びとの生活を支えてきた歴史を伝える取り組みを行っています。

【参考】対州馬について

和名:タイシュウバ
学名:Equus caballus
英名:Domestic Horse(Taishu horse)
分類:奇蹄目ウマ科
全長・体重:120~160cm、200~300kg
分布:長崎県対馬市でヒトにより飼育
特徴:丈夫な蹄(ひづめ)と力強い脚を備えており、体は小さいが130kg~150kgの荷物を運ぶことができる。 

お問い合わせ

建設局 八木山動物公園 飼育展示課
仙台市太白区八木山本町1-43
電話番号:022-229-0122
ファクシミリ:022-229-3159