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更新日:2024年4月1日

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みんなで育てる地域交通乗り乗り事業について

地域の足の確保に向けた取り組みを支援します

公共交通のサービスレベルが低い地域などにおいて、町内会や商店会など地域の方が主体となり、地域の足の確保に取り組む団体に対して、技術的・財政的な支援を行う本市独自の制度です。
この事業を通して、通勤、通学をはじめ通院や買い物など日常生活に必要な移動手段が課題となっている地域における地域主体の取り組みを支援することで、それぞれにあった地域交通の定着を目指します。

※「地域交通」とは、公共交通のサービスレベルが低い地域などにおいて、通勤・通学・通院・買物など市民の日常生活に必要不可欠な目的のために運行する、既存の公共交通を補完する交通手段をいいます。

基本的な考え方

  1. 地域のみなさまが中心
    持続可能な地域の足の確保に向け、地域のことを最も理解している「地域のみなさま」が中心となって取り組んでいくことが重要です。
    みなさまで地域交通を「つくる」ことで愛着がわき、運営に関わり「守り」「育てる」ことで持続可能な運行につながります。
  2. 三者協働
    地域の実情を知る「地域のみなさま」、地域交通の運行の担い手となるタクシー事業者などの「運行事業者」、各種支援を行う「仙台市」が三者協働で、地域の足の確保に努めます。

支援対象者

5名以上で構成され、町内会や商店会など地域団体または交通検討会等、地域の足の確保のため組織された団体が支援を受ける対象となります。

補助対象の地域交通の例

ワゴンタイプやセダンタイプなど、比較的小さな車両を使用して、不特定の方が「乗り合って」「有償で」運行される乗合タクシーや、事前予約が必要なデマンド交通などが補助金を受ける対象となります。

支援の内容

  • 運行計画策定の支援(技術的支援)
    地域のみなさまによる、ルート・停留所位置・時刻表・運賃などの検討において、仙台市が検討会に参加することはもとより、専門家(コンサルタント)を派遣し、専門的な助言や技術的な支援を行います。
    ◎路線・区域・運行時刻などにおいて路線バスと実質的に競合することのないよう配慮する必要があります。
    ◎目標収支率を踏まえた運行計画を検討し、併せて資金計画も策定する必要があります。
  • 運行経費の一部補助(財政的支援)
    地域のみなさまによる運行にかかる経費の一部に対し、補助金を交付します。
  試験運行1 試験運行2 実証運行 本格運行
目標収支率・人口集中地区 10% 15% 20% 20%
目標収支率・人口集中地区以外 5% 7.5% 10% 10%
1回の運行期間 1~12か月 6~12か月 6~12か月  
試験運行等の実施可能回数 最大3回 最大2回 1回のみ  
運行に係る経費の一部補助の仕組み

運賃収入のみで目標収支率に至らない場合は、その他の収入(協賛金や寄付金、利用登録料など)を補填することにより、収入を確保することができます。余剰となったその他の収入は、基金として積立もできます。
試験運行や実証運行は、あわせて最大5回かつ通算3年間まで実施できます。
〔収支率=収入÷支出〕
1運行あたりの平均輸送人員が1.2人を下回る状態が3年継続した場合、その翌年度以降の補助金の交付を取りやめます。(運行継続条件)
人口集中地区とは、国勢調査により一定程度人口を有する人口密度の高い地域のことです。詳しくはお問い合わせください。

  • 高齢者等割引運賃への補助(利用促進策への支援)
    高齢者や障害者等に割引運賃(元気乗り乗り割引)を設けた場合、運賃収入の減収(正規運賃との差額)に対し、補助金を交付します。
    元気乗り乗り割引とは、高齢者や障害者等が地域交通を利用する際に、70歳以上であることが分かる顔写真付きの身分証明書や障害者手帳等を運転手に提示した場合、1回の乗車につき100円か運賃の2割の、いずれか高い金額で乗車可能な制度です。

地域交通の運行までの流れ(カッコ内は仙台市の支援内容)

事前相談:市役所へ地域の課題を相談します。

Step0)課題把握・整理:地域の課題を話し合います。(まちづくり支援専門家の派遣などにより、勉強会や意見交換などを支援します。)

Step1)運行計画策定:地域特性に応じた運行計画案を検討します。(交通の専門家(コンサルタント)を派遣し、専門家とともに運行計画の策定を支援します。)

Step2)試験運行1:車両を1~12か月程度運行し、運行上の課題を把握し、運行計画の改善策を検討します。(試験運行にかかる経費の一部を補助します。交通の専門家(コンサルタント)を派遣し、専門家とともに運行計画の見直しを支援します。)

Step3)試験運行2:試験運行1を踏まえ、車両を6~12か月程度運行し、持続的な運行に向けた課題を把握し改善策を検討します。(試験運行にかかる経費の一部を補助します。交通の専門家(コンサルタント)を派遣し、専門家とともに運行計画の見直しを支援します。)

Step4)実証運行:試験運行1・2を踏まえ、車両を12か月程度運行し、本格運行へ向けた持続可能性を検証します。(実証運行にかかる経費の一部を補助します。交通の専門家(コンサルタント)を派遣し、専門家とともに持続可能性の検証を支援します。)

Step5)本格運行:地域のみなさまで地域交通を運営し、積極的に利用することにより事業を継続的に支えます。(運行にかかる経費の一部を補助します。運営への助言を行います。)

せんだいTube

本制度をもっと手軽にお知りになりたい方向けに、せんだいTubeでも制度内容を紹介する動画を作成しておりますので、こちらもご覧ください。

  • 地域交通とは

  

  • 基本的な考え方

  

  • 支援内容

  

  • 本格運行までの道のり

  

  • 地域交通の取り組み事例

  

  • デマンド交通の乗り方

     

 

 

リーフレットなど

みんなで育てる地域交通乗り乗り事業リーフレット(PDF:6,368KB)

仙台市地域交通支援補助金交付要綱(PDF:502KB)

仙台市地域交通支援専門家派遣実施要綱(PDF:365KB)

活用団体

燕沢乗合タクシー運営協議会坪沼乗合タクシー運営協議会新川地区地域交通運営検討会秋保地区の交通を考える会

経過

本市では、日常生活を支える移動手段の確保に向け、地域のみなさま、運行事業者、仙台市の三者協働による取り組み「みんなでつくろう地域交通スタート支援事業」を平成30年4月からスタートさせ、令和2年4月から名称を「みんなで育てる地域交通乗り乗り事業」へと改め、地域への支援を大幅に強化しました。

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お問い合わせ

都市整備局地域交通推進課

仙台市青葉区二日町12-34二日町第五仮庁舎9階

電話番号:022-214-8359

ファクス:022-211-0017