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更新日:2016年10月1日

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井戸水は、生活用水(雑用水)に使いましょう

仙台市内には、数多くの井戸が存在し、各家庭の生活用水として使用されています。

また、「水道水よりおいしい」「昔から飲んでいるので安心して飲める」などの理由により一部の市民の方には根強い嗜好があります。

しかし、井戸水の水質は周辺からの汚染を受けやすく、都市部における地下水汚染事故の発生や季節等による水脈・水量の変化など、その水質の不安定さが問題になることが度々あります。

特に、近年、全国的に土壌汚染、地下水汚染の発生が頻発しており、仙台市内でも平成18年には、六価クロムによる井戸水汚染、平成20年には、ガソリンスタンド周辺でベンゼンによる地下水汚染が発覚しました。
また、周辺の井戸水に直接の影響が確認されなかったものの、井戸周辺における土壌汚染の事例が報告されるなど、昔にくらべ井戸水が飲用に適さなくなってきていることも事実です。

仙台市では、ほぼ全域において水道が整備されていますので、安全面を考えた場合、井戸水は飲用以外の生活用水として使用し、飲料には水道水をお使い頂くことをおすすめいたします。

もし、井戸水を飲用に使用する場合には、次のような適正管理をお願いします。

  1. 井戸のまわりをキレイにしましょう
  2. 定期的に施設の点検を行ないましょう
  3. 日常的に味、色、濁りなど異常がないことを確認しましょう
  4. 年1回、水質検査を受けましょう
  5. 煮沸消毒や塩素滅菌をしましょう

井戸から上水道に切り替えるための融資あっせん制度(下記水道局リンクをご覧ください)もあります。

仙台市内の飲用井戸水等の水質調査結果

仙台市では、平成4年度から11年度にかけて、8年間市内の飲用井戸水等の水質を調査してきました。その結果をお知らせします。

検査件数 1,823件
飲用不適件数 1,131件
検査不適率 62.0%

水質検査結果
不適合62%適合38%

大腸菌群検出率
陽性63%陰性37%

調査の結果、飲用不適率は全体で62.0%を占め、地下水汚染が相当の割合で進行していることが明らかになりました。また、63.2%の井戸から、大腸菌群が検出され、井戸によっては、有機溶剤やヒ素など有害物質が検出された場合もありました。

一方、水質調査にあわせて、井戸の状況調査を行ったところ、次のような結果となりました。(対象389井戸)
調査の結果、仙台市内の井戸は、外部から汚染されやすい浅井戸が多く、塩素滅菌器がほとんど設置されていないということが明らかになりました。

井戸の深さ
10mまで約65%

塩素滅菌器の設置状況
未設置98.8%設置済1.2%

掘削方法
手掘り式55.1%ボーリング式44.9%

給水区域にお住いの皆様は、飲用にはできるだけ上水道を使用しましょう。井戸水やわき水は生活用水(せんたく水や散水)として利用しましょう。

上水道を給水できない区域にお住いの皆様は、生水はそのまま飲まないで、煮沸消毒してから飲むようにしましょう。

また、塩素滅菌器を取り付けて、殺菌を行いましょう。

井戸水による健康被害について

トピック3……ボツリヌス菌

ボツリヌス菌が原因となっておこるボツリヌス症には、食品中でボツリヌス菌が増殖するときに作り出す毒素を摂取することで起こるボツリヌス食中毒とは別に、乳児がボツリヌス菌の芽胞を含む食品を食べることで腸管内にボツリヌス菌が定着し、増殖するときに作り出す毒素を腸管から吸収することで起こる乳児ボツリヌス症があります。

乳児ボツリヌス症にかかると、便秘が数日間続き、筋力の低下による脱力状態になり、ほ乳力の低下、泣き声が小さくなる、自力で首が支えられなくなるなどの症状がみられます。致死率はボツリヌス食中毒ほど高くはなく、発症者の1〜3%といわれています。

従来、乳児ボツリヌス症の主な原因食品としてはハチミツが知られており、1歳未満の乳児にはハチミツを与えないよう注意がなされてきましたが、2006年、宮城県内で井戸水を原因とする乳児ボツリヌス症が発生しました。

ボツリヌス菌は嫌気性の土壌細菌で地中から比較的容易に検出されます。また、熱や薬剤に対して抵抗をもつ“芽胞”を形成するという特徴をもっており、芽胞の状態では煮沸や塩素消毒によって100%殺菌することは難しいといわれています。

井戸水をお使いの方は、1歳未満の乳児に対しては、調製粉乳を作るときや水分補給のための水には水道水や市販の飲料水を使用し、安全が確認されない井戸水は使わないよう、くれぐれも注意してください。

井戸水を原因食品とする乳児ボツリヌス症の報告については下記の厚生労働省通知・厚生労働省報道提供資料(PDFファイル)もご覧ください。

トピック2……クリプトスポリジウム

クリプトスポリジウムとは、哺乳類の小腸に寄生する原虫(直径5ミクロン1ミクロン=1ミリの1000分の1)であり、1993年にアメリカで、一度に、40万人が感染して一躍有名になりました。日本でも1996年に埼玉県内の町営水道で、8,800名が感染し、1999年新興感染症の一つとして指定されました。

汚染源としては、人や牛を始めとした哺乳類の糞便が有力であり、これらにより飲用水が汚染されて感染する可能性が指摘されています。

対策としては、水源が汚染されないように井戸等の周囲を常に清潔に保つことが大切です。また、万一井戸等が汚染されたことを考えて、なるべく生水は飲まないで、一旦沸かしてから飲むようにしましょう。

トピック1……腸管出血性大腸菌O157

大腸菌は、人や動物の腸内に常在しており、そのほとんどは無害ですが、1982年に強い毒素を出すものがアメリカで発見され、その血清型からO157と命名されました。

日本では、平成8年に大阪府堺市で学校給食を原因として、死者2名、患者6,000名以上の大事件を引き起こしました。感染源としては、牛や豚など家畜が疑われており、肉製品の加熱不足による感染や家畜の糞便が、地下水を汚染して、その地下水を飲用することにより感染する可能性が指摘されています。

O157は、0.1ppm以上の塩素(上水道と同じ)や加熱処理(100℃で瞬時)で消毒が可能ですので、飲用井戸を使用する場合は、できるだけ塩素滅菌器を設置して下さい。また、万一井戸等が汚染されたことを考えて、生水は飲まないで、一旦沸かしてから飲むようにしましょう。

国立感染症研究所 腸管系細菌室 提供

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