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更新日:2018年8月27日

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「仙台市スクールロイヤー事業」を開始します(発表資料)

平成30年8月27日
(担当)教育局教育相談課
(直通)022-214-5228

 

近年、学校を取り巻く環境の変化もあり、いじめや不登校などをはじめとする生徒指導上の課題はますます複雑化し、深刻化するものも少なくありません。このことから本市では、子どもの権利を守ることを前提とした早期かつ適切な対応を行うため、仙台弁護士会の協力を得てスクールロイヤー事業を開始します。

この取り組みを通じて、本市教育行政の最重要課題であるいじめ防止対策の徹底を図り、学校の適切な対応につなげてまいります。

 

1 事業の概要

仙台弁護士会から推薦を得た弁護士にスクールロイヤーとして、児童生徒の権利に関わるものをはじめとする学校からのさまざまな法的な相談に幅広く応じてもらうほか、教育委員会のいじめ不登校対応支援チームが学校訪問を行う際に同行してもらい、当該学校のいじめ対策の状況を踏まえて弁護士の立場から学校の対応にかかる留意点や改善点などを指摘・助言してもらいます。

また、同じく仙台弁護士会から推薦を得た弁護士がアドバイザーとして参加する、いじめ予防教育に向けた新たな授業モデルの構築等も併せて実施します。

 

2 事業開始日

9月3日(月曜日)

 

3 主な取り組み

(1)学校からの相談への対応【弁護士の役割:スクールロイヤー】

弁護士が、学校が直面するさまざまな課題への対応について、学校からの相談に幅広く応じます。

弁護士は、子どもの最善の利益を念頭に置きながら、法を踏まえた適切な対応等について助言指導を行います。

(2)弁護士による学校訪問【弁護士の役割:スクールロイヤー】

市教委の「いじめ不登校対応支援チーム」による学校訪問に弁護士も帯同し、学校のいじめ対策の状況を確認し、必要な助言指導を行います。(今年度は6校程度を訪問予定)

(3)いじめ予防教育の授業モデルの構築【弁護士の役割:アドバイザー】

本市が取り組むいじめ予防教育の新たな授業モデル案の作成や教材開発を、弁護士から助言指導を得ながら行います。

(4)教員向け校内研修会の開催【弁護士の役割:アドバイザー】

いじめ問題への対応の徹底を図るため、弁護士を講師に迎え、教職員向けの出前講義を行います。(今年度は6校程度で開催予定)