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更新日:2018年12月6日

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「第7回仙台国際音楽コンクール」出場者の応募状況がまとまりました(質疑応答)

平成30年12月4日

 

質疑応答の内容

Q1

2点伺いたいのですけれども、この過去最高ということ、特にピアノ部門、とてもすごい伸びを示しているわけですけれども、この結果をどう受け止めていらっしゃいますか。それから、増えた理由、これをどう分析されていらっしゃいますでしょうか。
二つ目ですけれども、7回ということで、一つの節目を迎えたというような見方もできるかもしれません。今回のコンクール、どんな点をアピールされていきたいか、世界に向けて何を発信していきたいかということを伺いたいと思います。

A1

まず1点目、過去最高の応募があった、申し込みがあったということで、大変うれしく思っております。先ほども申し上げましたけれども、国際的なコンクールとして多くの方々に認知をされ、そして評価をいただいているのだなとうれしく思っているところです。
その要因ですが、これは回を重ねるごとに出場者のレベルも上がっていまして、この仙台の国際コンクールを経て、入賞あるいは優勝された方が、ほかの海外のコンクールでも目覚ましい活躍を見せている。このことも大きな要因ではないかというふうに思っているところです。
それからまた、過去に参加された方々が、お仲間あるいは後輩の皆さんたちに、このコンクールにぜひ出てみたらどうかというようなお誘いもあるという、そんなふうにも伺っています。それだけコンクール自体に対しても高い評価があるということだろうと思っています。
また、市民の皆さま方の温かいおもてなしの心で会が運営されていることも、大きな魅力の一つだろうなというふうに私も評価をしているところであります。
2点目ですが、7回目のコンクールについてのお尋ねでございました。今回新たに、バイオリン部門ではコンサートマスターとしての資質というのでしょうか、こういうことも評価をされることになりまして、コンサートマスターとしてオーケストラの中で演奏するという課題が加わったわけです。このことも、もちろんプロとして、ソロとして、バイオリニストとして活躍することはもとより、コンサートマスターとしての道というのでしょうか、それの評価もあるのだろうというふうに思っています。
それから、オーケストラの指揮を担当していただくのが、ピアノ部門が広上淳一先生ですし、バイオリン部門は高関健先生という日本を代表する素晴らしい指揮者の方々にこれをやっていただくということ、これも楽しみではないかなというふうに思っています。
審査員も大変素晴らしい方々をラインナップできたなというふうに思っています。こういうことが7回目の特徴ではないかと思います。

 

Q2

ヨーロッパでも随分知名度が上がっているようですけれども、楽都仙台をアピールするとてもいい機会だと思うのですけれども、その辺のところはいかがですか。

A2

もちろんそのとおりです。全世界から、今日、申込人数一覧も付いているかと思うのですけれども、本当に多くの皆さま方に参加をいただくということは、仙台のシティセールスにも大きな効果があるというふうにも思っております。これまで7回重ねてきて、そして、多くの方々がこの仙台のコンクールで入賞されて、世界に羽ばたいていくというのを見るのも、すごいすてきなことだなと思っています。私も市長室で前回優勝された方々のCDを時々かけて、聴いて、楽しませていただいています。

 

Q3

先ほど7回目、今回からコンマス(コンサートマスター)としての資質を見るような審査もあるということをおっしゃっていました。あと、協奏曲を中心にしてそのコンクールの審査を行うというところで、ほかの浜松なんかでも都市で音楽コンクールってあると思うのですけれども、仙台のこの国際音楽コンクールならではの特色というところを、改めて詳しく教えていただけますでしょうか。

A3

楽都仙台としての象徴とも言える仙台フィルハーモニー管弦楽団があります。その皆さんたちと共演をしていただいて協奏曲で競っていただくという、このことも大きな特徴なんだろうなというふうに思っています。
仙フィルだけでなくて、今回は山形交響楽団の皆さま方にも演奏をお願いするということになっていますが、なかなかこのオーケストラと一緒に演奏するという機会は、それほど多くないのではないのかなと思っているところではあります。

(文化振興課長)

仙台のコンクールは、コンチェルトですね、協奏曲。これは、バイオリンの場合は予選、セミファイナル、ファイナル、全てオーケストラとの共演です。これは世界的にも類例がありません。
ちょっと長くなってしまいますけど、バイオリンというのは、確かに小さい頃は習うことはできますけれども、オーケストラと一緒にやるという勉強はなかなかできないんですね。相当の資質と優秀者でないとそんな練習環境はありませんので、若い音楽家が出場しますので、そんな中で音楽をどう理解してどう表現してくれるのか。そこを見るというのが、これは審査員も非常に楽しみにしています。仙台のコンクールの特徴として。
バイオリンの場合は、結局はソリストとして大成するのが多分ある意味ゴールだと思いますけれども、もう一方で、コンサートマスターですね。オーケストラの一番のバイオリンの中心に入るというのも一つの地位でありますので、どっちの資質も見たいということで特徴にしております。その辺も審査員に評価をされていまして、世界一流の審査員が集まってきているというところでございます。