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更新日:2018年12月6日

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発表項目以外の質疑応答の概要(平成30年12月4日)

平成30年12月4日

 

※質問項目ごとに整理しているため、実際の質疑応答と順番が異なる場合があります。

救急車出動件数について

Q1

救急車の出動件数が5万件を超えそうだという見立てを市が出していて、昨年が4万9816件だったのですけど、もうすぐ過去最高だった昨年を更新しそうだという勢いだったのですけど、まず、そのことに関する所感をお願いします。

A1

今朝も市役所に来る間の出勤途中に救急車2台に遭遇いたしました。外に出ると必ずといっていいほど救急車が走っているのを見るケースがございます。多くなっているなというふうに思います。
昨年も、冬場に向けてヒートショック等々も含めて(救急車の)要請も多くなるのではないだろうかということで、こういうもの(仙台市救急車要請マニュアル)を作りましたと、今日持ってきました。昨年、皆さんにもご紹介させていただいたのですけれども、救急車が必要だと思うときには、これを利用して、こんなふうに呼んでくださいというふうなことを書かせていただいているのですけれども、救急車を呼ぶまでではない対応の仕方というようなものもあるのだと思います。その辺の緊急性等々も含めて、もう一度ご家庭でいろいろと検討していただいて、限られた台数しかございませんので、本当に緊急を要する方々のためにということもあろうかと思います。また皆さんにもう一度ご確認をいただけたらなというふうに思うところです。

 

Q2

市としては、不要不急な外出を控えるようにというふうには言っているのですけど、とはいえ、外出しなきゃいけない状況とかもありまして、そういったところをどのように守っていくかという、高齢者を取り巻く環境というのをどういうふうに構築していくかということをお伺いします。

A2

不要不急の外出を控えるだけではなくて、救急車の要請を、どうしても必要な場合とそうではない場合の見極めというのを、しっかりとしっていただけるといいのではないかなということがあって、仙台市救急車要請マニュアルというこういうものを作らせていただいたのです。これを見ていただいて、こういうときは救急車を早く呼ぶんだなということをご確認をいただく。そうでない場合には、ご自宅でどういうことができるのかご確認をしていただきたいという、そういう思いで今お話をさせていただいたところです。

 

 

水道法改正について

Q3

国会で水道法の改正が今議論になっていまして、先日も宮城県知事が参議院厚生労働委員会に呼ばれて説明されていました。宮城の場合ですと、県のほうで民間参入を促すコンセッション方式に向けて検討会を立ち上げてやっているということで、今回の国会での議論と県がそういうふうな民間参入を促す姿勢をとっていることについて、仙台市として今どのように受け止めているのかということを、改めて教えていただいてよろしいですか。

A3

人口減少、それから施設の老朽化、また人材不足など、水道事業が直面している課題というのはあるわけです。それに対応して水道の基盤強化が図られて、安心・安全な水を市民の皆さま方に供給するその責務があるわけでして、そのための改正というふうに認識をしているところもございます。
今回の改正内容のうち、知事がコンセッション方式ということで国会でも参考人としてお話しになられたようですけれども、さまざまなご意見があるというふうに承知をしております。賛否が分かれるところではございますけれども、この件について、国民の皆さんたちに安心で安全なんだよというそのことが十分に分かるような形での十分な議論というのをしていただけたらなというふうにまず思うところであります。
仙台市といたしましても、この水道事業の見直しというのは必要なものだというふうに思っておりまして、現在、次期の水道事業の基本計画において、お客さまや有識者のご意見を参考にしながら、収支の改善策の検討をしてまいりたいと考えているところでして、これは全国の自治体含めて大きな課題なのだと認識をしております。

 

Q4

水道事業への民間参入を懸念する声というのも少なからずあるような印象を受けているのですけれども、市長としては民間参入すべきだ、すべきでない、そのあたりのお考えというのはいかがですか。

A4

先ほど申し上げましたように、水道事業をめぐる環境というのはかなり厳しくなってくるのが見込まれるわけです。そこをどういうふうに乗り切って、市民の皆さまに本当に、水道という事業ですから、安心な水を提供できるのかというのは重要な課題であります。そういう中で、今回の水道法の改正という議論になっているわけであります。
県が進めたいというコンセッション方式についての詳細について、事務方ではいろいろやりとりをしているとは承知していますけれども、詳しく私自身、まだ報告が上がってきていないので、丁寧なご説明というのをやはり求めていくというふうに思っています。

 

Q5

次期水道事業基本計画の検討で、昨日、取材もさせていただいたのですけれども、昭和の拡張路線から今後の人口減少につれて、どうしてもコンパクトなものにしていかざるを得ないというところはあるようですが、改めてその次期水道事業基本計画について、市としてどういう姿勢で検討を進めていくのかということを教えてください。

A5

これはまさに次期の水道事業基本計画の策定のために、いろいろと今、ご意見を伺っているところです。そのご意見を参考にさせていただきながら、しっかりとまとめていきたいというふうに思っています。何よりも水は命に直結するものですから、ぜひしっかりとした対応をしていきたいというふうに思っています。

 

Q6

今の質問に関連してなのですけど、事務方ではやりとりを進めているというお話だったのですが、前回の議会で詳細な検討状況に関して県に説明を求めているというふうにおっしゃっていたと思うのですけど、そのあたりはどのような状況になっているのでしょうか。

A6

私もその詳細について報告受けてないものですから、あとで(担当局に)確認いただけませんでしょうか。

 

Q7

ほかの受水市町と共同して、今後、協議するというようなお考えはあるのでしょうか。

A7

これは、前に県の検討内容について、17の受水市町で意見集約はさせていただいていたというふうに思っています。大方のレベルでは、大きな反対の声は上がっていないとは承知していますけれども、詳しいところ、まだまだ明らかになっていないところもございますものですから、その点について、ぜひお知らせいただければなというふうに思うところであります。

 

Q8

一応確認なのですけど、この意見集約の中で、仙台市としても特段反対というような意見ではなかったということでいいのですか。

A8

これらの17の受水市町がありますけれども、それぞれの問題意識を踏まえて県のほうとしてもご議論、検討されているのだと思います。それはそういうことだというふうに承知していますので、今どこまでどのようになっているのかについて、私はまだ分からないということで申し上げました。

 

Q9

今、その民間参入というか、懸念があるとすれば、市長としてどういうところというのは何かありますか。

A9

人口減少に伴って、それこそ水の供給量も減ってくるわけです。そういう中で、かなり古い段階でつくった管も老朽化している。それを新しくしていかなくてはいけない等々含めますと、かなりのコストが出てくるのだと思います。それをそのまま地域住民にお願いをするのかということになると、これもいろいろ頭を悩ませるところなのだと思いますが、知事のおっしゃっているのは、この方式をとると水道料金の高騰については、値上げについては、大分抑えることができるのではないかというようなことをご説明されているというふうに聞いております。ただ、どういうふうにしてそうなるのかということについては、私もまだはっきり聞いておりませんものですから、今ここで申し上げられる状況ではないなというふうに思っています。

ただ、海外ではご懸念のように、また公営に戻すというところもあったわけですけれども、この点についても村井知事はそのようなことにはならないと、むしろそういう例も見ているのだから、そうではないような形で対応するんだというふうにお話しになられているようです。その辺も詳細を教えていただけるとありがたいなというふうに思っているところです。

 

 

客引き行為等の禁止に関する条例について

Q10

今週から12月議会が始まりますけれども、その中の議案の一つに客引きの条例案を独自のものを設置するというのがありますが、これは県のほうにも迷惑防止条例がありますけれども、それとの違いと、仙台市で独自のものを設ける意義というものはどんなことがあるのかということを教えてください。

A10

東北一の繁華街を要する仙台であります。国分町のあたりでは、かねてから風俗営業や居酒屋などの客引き行為が多数見られておりましたけれども、それが近年は中心部の商店街、駅前にかけても広がってきているということで、多くの方々からいろんな声を聞かせていただいていました。
また商店街、中心部の皆さんたちには、この客引き行為の規制をやはりすべきではないかという声もいただき、仙台市としてもアンケートをとらせていただいたところ、観光客の皆さま方はやはり少し怖いというようなご意見や、安心して買い物等々がしたいというようなこともあって、8割ぐらいが規制をすべきだというふうなご意見でした。
ということで、今回この条例案をまとめさせていただき、ご議論いただくことになったわけです。

 

Q11

市長から見て仙台の繁華街っていかがでしょうか。今の現状はどう見えますか。

A11

ずっとこのところ警察の皆さんたち、また商店街の方々、行政もそうですし、私も何度か出させていただきましたけれども、客引きの迷惑行為を抑止するためのパレードですとか、夜回りというのでしょうか、そういうことも取り組んでいるところです。
摘発も進んだところもあって、少しずつ少なくなったのかと思いますと、また別のところに出没をしているというようなこともあり、やはりこれは、これからますますお客さまを迎え入れたいと思っている仙台としては、必ずしもこのことはいいというふうには言えないわけですから、なるべくこういうことがないように、やはり条例をもって規制すべきであろうというふうに考えて今回提出させていただきます。

 

 

戸建て団地再生にかかる新制度について

Q12

政府が、特に郊外なんですけど、一戸建ての戸建ての住宅団地の再生に向けて新たな制度を創設しようと法改正を検討しているという報道があったと思うのですけれども、これまでの間も、仙台市も含めて全国の政令市で連絡協議会、連絡会議をつくって、郊外団地の再生に向けていろいろ取り組まれてきた中での一つの動きかなというふうに思うのですが、政府の新制度の動き、どの辺まで情報が入っているか含めて、政府の対応についての評価をいただければと思います。

A12

周辺の郊外団地が造られていった時代と今、逆に言うと縮小する時代になってきて、郊外に進出した団地の中にも空き家も含めてですけれども、使用されていないところも見えるようになってきて、そこをどういうふうにリノベーションしていくのかというのは、やはり重要な課題だというふうに私も認識をしております。
国の制度設計がどのように方向づけられるのか、詳細は存じ上げませんけれども、いずれにしてもこの問題は、仙台市においても大きな課題だというふうに思っています。

 

Q13

現時点で、仙台市だと幾つぐらいの団地が対象になるのか、あるいは対象にすべきだと考えているのか、情報が入っていれば教えていただけますか。

A13

私は少なくとも明言できるような資料も材料も今持ち合わせていません。

 

 

免震等オイルダンパーの不適合について

Q14

先週もお伺いしたのですけれども、KYBの免震等オイルダンパーの問題で、(市への報告が)11月下旬までの区切りだったと思うのですが、その後の進捗を教えていただけますでしょうか。

A14

これについては、新たにいろいろなことが分かったということで、随分遅れているようですね。そのことは聞かせていただきました。

(総務局参事兼広報課長)

報告の日時が延びているというふうに伺っています。

 

Q15

時期というか、再設定であったりだとか、先方とのやりとりというのは進んでいるのでしょうか。

A15

(総務局参事兼広報課長)

まだ新しい日程については、スケジュール調整できてないということでした。

 

Q16

KYBのほうで不正の疑いがあるダンパーが新たに発覚しているところがあるという対応も含めて、いろいろばたばたなので遅れているということですか。

A16

そのようです。

 

 

地下鉄東西線開業3周年について

Q17

あさってで(地下鉄)東西線開業から3年を迎えますが、まずは3年間のご評価を聞かせていただけますか。

A17

非常にこのところ乗客数も順調に増えているということで、ありがたいなというふうに思います。東西線、特に東部のほうの利用率がすごい高まっているということと、また東北大を中心として青葉山の利用客も増えているというような報告を受けております。
この3年で、仙台市の新しい地下鉄についても多くの方々が認知していただいて、ご利用いただいてるんだなということ、そしてこの周りに街づくりも進んできているということと、それからさまざまなイベントあるいは施設を移動する方々がいるということ、うれしく思って見ているところです。
またインドネシアから、今、地下鉄の職員の方々が東西線含めて研修に見えられています。このことも誇らしく思っているところです。

 

Q18

一方で、4年目以降の課題なのですけれども、収支なのか、街づくりなのか、駅の格差なのか、どういったところが課題だとお考えですか。

A18

これは順調に伸びているという話をさせていただきました。東部のほうでも街づくりが着実に進んでいるところというふうに思いますし、また集客施設もそれぞれの拠点に造られ始めているということ、このことも東西線の乗客の向上に向けて大きな効果を生み出してくださっているんだろうなというふうに思います。
また放射光施設が青葉山に立地が決まりました。これに向けての活動もこれからさらに大きくなっていくだろうということで、なおこれも期待を、地下鉄にとっても大きなことだなというふうに期待をしているところです。
街づくり、また乗りやすい移動手段としてどういうふうにしていくのかというのは、またこれからもいろいろと知恵を絞っていきたいなというふうに思います。

 

 

幼児教育・保育の無償化について

Q19

以前も伺ったのですけれど、幼児教育無償化、幼児教育と保育の無償化で、昨日、国と地方の協議の場が設けられて、国が少しその負担割合を従前より大きくするという話もあった一方で、地方団体のほうは、いったん持ち帰るというような話になっているようですけれども、そのあたり、市長どのようにご覧になっていますか。

A19

当初から比べますと、今回の見直し案は一定程度評価をさせていただきたいと思いますけれども、昨日、全国市長会の会長が持ち帰るということで、これからまたそれぞれどんなふうに思うのか、意見集約がされるのだろうというふうに思います。国の責任において必要な財源を確保して地方負担を生じさせないということを、この間求めてきたわけでありますので、いろいろと他の市町の市長会等々も含めてですけれども、対応を見させていただきながら検討してまいりたいというふうに思っているところです。

 

Q20

まだ昨日提示された負担割合だと納得はできないというところなのでしょうか。

A20

当初よりは随分と、負担が4分の1になったところもございますし、そういう意味ではいろいろこの間、私たちの声をどこまで聞き受けられるのかということで調整されたのだと思いますけれども、一定程度は評価はしております。

 

 

燕沢地区乗り合い交通について

Q21

燕沢地区の乗り合い交通、実証実験1回目やりまして、無事、目標をクリアして次の段階に進めることになりました。地域住民の努力、結構あったと思うのですけれども、今回の取り組みの成果の評価と、次の試験運行移行へ向けての市の支援のあり方とか、あるいは他の地域への広がりを含めて、今後の市のほうのお考えを伺えればと思います。

A21

私もこの報告をうれしく受け止めさせていただきました。今回こうやってクリアしていただいて、それも大幅にクリアにしていただいたというふうに認識しています。地域の皆さんたちは、何としてもこれを利用してもらいたい、そしてこれを本格運用につなげたいという強い思いがおありだったと思うのです。
いろいろご苦労もあったかと思うのですが、こうやってまずは第一段階クリアしていただき、次、第二段階の実証運行に移るということになるのだと思います。少し期間を長くして、そしてまたコースについてもいろんなご意見があったようで、例えばスーパーの中に止まるとか、病院のところに停留所を作るとかいろんなご議論があるようです。それらを見させていただいて、また、多くの方々に乗っていただく第二段階もクリアしていただけるといいなというふうに思っております。
この取り組みについては、やはりいろんな地域でもご注目をいただいていると思うので、それぞれいろんなご議論があちこちで生まれてくることを期待しております。

 

 

ベガルタ仙台の天皇杯準決勝進出について

Q22

明日ですけれども、サッカー天皇杯の準決勝が3年ぶりの東北ダービーになるわけです。チケットもかなり順調で、相当なお客さんになるというふうに思われますけれども、サッカー好きの市長ですので一言いただければと思います。

A22

明日の夜は山形との準決勝ということになりまして、大変、私も東北ダービー、久しぶりの東北ダービーに燃えているところであります。

一サッカーファンとしても、ぜひベガルタには頑張っていただきたいし、悲願のタイトルをぜひ取ってもらいたいものだなというふうに期待をしているところです。

 

Q23

改めて、サッカーに限りませんけれども、東北ダービーのように仙山でこれだけ盛り上がれるコンテンツというものについての市長のご評価はいかがでしょう。

A23

スポーツの力というのも地域を元気にする大きなコンテンツの一つであります。特にお隣山形との対戦ですから、仙山交流ということもあるわけでして、これは大変期待をしています。

 

Q24

公務の関係もいろいろあるのでしょうけど、明日は行けるのでしょうか。

A24

夜の試合ですよね。参らせていただくことになっています。ぜひ私も応援をさせていただこうというふうに思っています。何か急な公務が入らない限りですけれどもね。

 

 

市立学校へのエアコン設置について

Q25

エアコンの件だったのですけれども、一部報道で設置業者の取り合いですとか、各市町村が相次いで表明していることを受けて、そのスケジュール的なことで、本当に可能なのだろうかというような報道があったかと思うのですけれども、業者の確保という点で見通しですとか、現状を教えていただけますでしょうか。

A25

仙台だけではありませんし、いろんなところで一斉に始まるので、確かに業者さんにはご迷惑もおかけするのだろうと思いますが、私が聞いているところでは取り合いになっているというようなことは必ずしもなく、それぞれの地域で頑張っていらっしゃるというふうに聞いております。
なるべく、今、仙台も調査に入っていますけれども、これは入札も入ったんですね。できるだけ、限られた条件にはなりますけれども、業者の皆さま方にはよろしくお願いいたしますというふうに申し上げるのみであります。

 

Q26

現状のところで、来夏、急ぐところからというお話だったと思うのですけれども、難しくなっているということは、現段階ではないということでよろしいでしょうか。

A26

難しくなっているというふうには聞いておりません。

 

仙台市長 郡 和子