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更新日:2022年2月2日
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令和4年2月1日
感染防止対策のところなのですけれども、公共施設の取り扱いについて一部事業取りやめ等あると思うのですけれども、以前は結構各公共施設、かなり(事業を)止めたり閉館したりということがあったかと思うのですけど、今回はなぜそういったことはやらないのかというところを教えてください。
まずは一定に休止、閉鎖ということは今のところ考えていないところですけれども、それぞれの施設でしっかりとガイドラインを守ってもらって、チェックリストに沿った形でやっていただきたいと思いますが、不特定多数の方が予約なしで利用できる施設ですとか、施設内の一部スペースの利用制限などは行うことにしたいというふうに思います。一律に全てやめるということではなく、一定程度不特定多数の方々の利用については制限をさせていただきたいと考えております。
今回まん延防止等重点措置の適用はされないけれども以前と同様に厳しい対応をするということで、日曜日に市町村長会議があって、知事と共同会見もされたかと思います。そこで知事がまん延防止等重点措置の要請を見送ったわけですけれども、改めて知事がまん延防止等重点措置の要請を見送ったということに対するどのような思いを持っていらっしゃるのかというのと、今もまん延防止等重点措置の必要性はあるというふうに考えているのかどうかというところ、お願いいたします。
今回、市町村長会議でも県の方針が了承されたところです。私といたしましてもそのことについてもしっかりと取り組んでいかねばなりませんけれども、今の感染状況というのはやはり大変厳しいという認識を持っております。そういう意味で、今後の(感染状況の)悪化に備えて取り得る対策というのは幅広く講じていくべきであるという考えに変わりはございません。今回、前回まん延防止等重点措置の適用を受けて取らせていただいた対応にほとんど同等である対策を本市としましては講じていくということで、一日も早く感染拡大を抑えていくことにまい進をしたいというふうに考えております。
今の質問でまん延防止等重点措置は今でもやはり要請すべきだというふうに考えているかどうかというところ、あと加えて今後さらに悪化に備えてということですけど、さらに悪化した場合、どういった状況、条件になれば、再度知事にまん延防止等重点措置を要請するのかというようなところ、教えてください。
まず、まん延防止等重点措置の適用申請を見送られたことの理由に飲食店でのクラスターが発生をしていないということを知事もおっしゃられたわけでございます。現実はそうでありますけれども、しかし国の対処方針の中ではやはり飲食の場というのがリスクが高いというふうにされていて、現在34の自治体、都道府県でまん延防止等重点措置の対応が取られているということでもあるわけです。適用になっていないのだから安心だということではないわけでして、知事はそのあたりについてもご理解をされているのだというふうに思います。私といたしましては、取り得る対策は今あるのであれば取るべきではないかというこの考えに変わりはないわけなのですけれども、今日は本市としてより強い対策を講じるということを発表させていただき、市民の皆さま方にもご協力を呼び掛けさせていただいているところです。
取り得る対策は取るべきではないかというのは、まん延防止等重点措置も含めてやはり取るべきだというふうにお考えだということでしょうか。
現に国の制度としてまん延防止等重点措置というこの制度もあるわけですから、あるものは使った上でやるべきではないかという気持ちは変わらないところではございます。でも先般の県の対策本部会議において、そこを申請せずに県でレベル2+に上げて対応するということが決定をされたわけですから、それはとても重要なことだと思いますのでそれについても取り組みますが、併せて県内の状況の中で仙台市がとりわけ感染状況厳しいわけですので、強い措置を講じたいというふうに考えたところです。
先ほども伺ったのですけど、今後さらに状況が悪化した場合どういう状況になればさらに知事にまん延防止等重点措置の要請をお願いするか、その可能性があるのかどうかというところ、教えてください。
いろんなことを想定していかなくちゃいけないだろうというふうに思います。病床使用率につきましても確保病床でも3割近いところまできていますし、それからまた受け入れ可能病床に限っていいますとかなり厳しい状況になっております。なので重症化される方がそれほどではないということではありますけれども、感染の拡大から2週間ぐらい遅れて医療の現場というのは大変逼迫(ひっぱく)してくるというのはこれまでの状況だったというふうに思います。そういう意味では、高齢者施設でのクラスターなどもございますからかなり厳しくなってくるのじゃないかというふうにも考えております。重症の方々がどのくらいになるのか、あるいは自宅療養も含めてですけれども、急に救急要請が次々かかってくるというようなことも出てくるかもしれません。いろんなことを見た上で再度お願いをするということは十分に考えられると今も思っています。
今回の防止対策の一覧を見ますと、かなり学校であるとか保育園であるとかそういう若い世代に対する対策がかなり多いのかなと思うのですけれども、これは今回のこの流行の特徴に対応しているのか。今回のラインナップをこのように決めた狙いというところを教えてください。
今回のオミクロン株の感染状況は、先ほども申し上げましたけれども若年層で感染が広がっている、保育施設ですとか学校施設で感染が広がっているということもございますので、それぞれの取り組みというのを強化すべきだということ、県でも示された方針と併せまして、本市においても、例えば市立高校それから市立の中等教育学校の時差登校の実施などなるべく混雑を避けるというようなことも含めまして対策を取っていきたいというふうに考えているところでございます。なかなか今現在、学校の休校だとか保育園の休園だとか連日相次いでいるところを考えますと、やはり親御さんたちも大変な状況になってきているのだと思いますし、加えてエッセンシャルワーカーの方々が仕事に出られないということについてこれは重く見ていかなくちゃいけないのだろうというふうに考えています。
まん延防止等重点措置と同じくらいの措置を取るということですけれども、今回飲食店に対する何らかの要請であるとか措置というのが今回該当がないのかなと思うのですけれども、これはどういったところからそういった措置を今回されていないのか教えてください。
これは例えば営業目的であるスポーツなどについても言えることなのだと思いますけれども、現在のところ飲食店の方々に時短要請ということについてはまん延防止等重点措置でもございませんので対応を取っておりません。しかしこの間大変厳しい経済状況にあるのは間違いがないわけでして、そういう意味では何らかの経済対策は取っていかねばならないというふうに本市としても考えているところです。知事にもそのことについては言及をされました。県の方でも補正(予算)を考えていきたいというお話でしたので、それらも見ながらですけれども本市としても考えていかなくちゃいけないと思っております。
ワクチンの接種の推進について伺いたいのですけれども、知事は仙台市にもっと接種券を早く配れないかというようなお話されていましたけど、今最短で6カ月から6カ月半になった方を対象に配るというスケジュール組んでいると思うのですけど、ただ手元に届いて予約をしたらさらに1週間か2週間遅れるというようなことを知事は指摘されていましたけど、これ以上前倒しするということ、接種券の送付について前倒しするということは考えていらっしゃるのかというのを伺いたいと思います。
まず今6カ月の間違い接種が起こらないように対応させていただいているところでございます。昨日(約)19万人の方々に(接種券を)一斉発送させていただきました。お聞きするところによりますと、既に個人的にクリニック等で(個別)接種をされていた方々に対してはクリニック側からもいついつどうでしょうかというような、接種券が届く前からいろんなお話があるやにも聞いております。また本市での集団接種についてもこれから始まるところでして、接種券が手元に届けばすぐさま打っていただけるようにしていただきたいと思いますし、今後少しずつ早められるところは早めるようにというふうに指示をいたしました。そういう意味では、間違い接種が起こらないことには十分に留意しなくちゃいけないのですけれども速やかな接種が図られるものとそのように思います。
今のところ2月までの発送スケジュールは発表されていますけれど、それは変わらないということでよろしいのでしょうか。
2月14日に発送する分については現状(とおり)ということですけど、その後については少し前倒しをできる準備が整ったというふうに聞いているところです。ただ基本的に6カ月を待たないで(ワクチンを)打った場合には間違い接種になります。それからまた各医療機関でも1回目の接種の方もおられますし、そしてまた子どもたちの接種も始まるという状況もございますから、かなり大変な状況になってくるのだと思います。そういう意味で、なるべく整理をした上で接種していただけるように、間違い(接種)は起こさないでいただけるように、そこも留意していかなくちゃいけないところだと思っています。
それは接種会場でその間違い接種を防いでいくということも徹底されたりするような(ことでしょうか)。
(新型コロナウイルスワクチン接種推進室長)
やはり市長が申し上げたとおり、基本的に間違い接種を防ぐというのは接種券の発行でコントロールしていくべきだろうとは思っています。いろんな会場、仙台市内にたくさんの会場、個別接種も含めてたくさんあるので、そこの会場で接種間隔を必ずチェックしていくというのは必ずしも万全を期することが難しいと思いますので、基本的には接種券の発行で6カ月未満の接種を防ぐというコントロールをするのが合理的だと妥当だと思っています。
保育施設の件で伺いたいのですけれども、今、保育施設とか幼稚園の休園が相次いでいる状況だと先ほど市長おっしゃっていましたけど、どれくらい数があるかというのは何か把握されていたりしますか。
(運営支援課長)
今日、全面休園している施設が13施設になっております。
保育施設を休むと親御さんが預ける場所がなくて仕事を休まなければいけないということが生じるかと思うのですけど、何か代替保育というような措置を考えていらっしゃるかどうか伺えればと思います。
(運営支援課長)
今、保育士自体も非常に濃厚接触者なんかが増えておりまして、代替がつくれるだけの保育士もいない状況になっておりますので、今のところは考えていないところでございます。
学校の部活動自粛の件なのですけど、あと小学校の吹奏楽、合唱等の活動を原則自粛するということなのですけど、子どもが放課後早く帰ることになると思うのですけど、そこから子どもたちで集まってご飯を食べたりしたら元も子もない感じもするので、何か放課後に対してどういうふうに子どもが過ごしてほしいかというのが市長から何かありましたら伺えればと思うのですけど。
基本的に感染があって(活動を)休まなきゃいけない場合は、ご自宅でじっと、じっとと言うと変ですけれども、していただかなくちゃいけないのだと思います。その他部活動がなくて早く帰りなさいという場合でも、おうちに一人になる方で児童館の活用、児童クラブ等々行ってるお子さんについてはそれぞれで対応していただけるものというふうに思っておりますけれども、ご家庭の中でもぜひ今回のこのオミクロン株による新型コロナウイルス感染症はいろんな意味で影響が出るからねということをお子さんにもしっかりお話をいただいた上で、感染防止対策を共に取っていきましょうということをお話しいただけるとありがたいなと思います。
保健所機能の確保のところで自宅療養者向け支援の強化で三つ挙げていらっしゃると思うのですけれども、こちらの狙いをもう少し詳しく教えていただきたいのと、それぞれどの部分を強化されたのかを教えてください。
(保健所副所長)
自宅療養者向け支援の強化ということでございます。こちら先般39歳以下で重症化リスクのない方がホテル療養から自宅療養に切り替えるということもございまして、感染の拡大とともに自宅療養者が増えるということがございます。その自宅療養されている方々に対しましては、あまり症状が急激に悪化した場合、あとは夜間等々不安で電話をかけてくる、不安で心配になる方々等もございます。そういった方々が例えば救急に電話をかけるというようなことが生じて救急(対応)が逼迫(ひっぱく)するというのを避けるというためもございまして、まずその夜間の相談体制を、救急の前に相談を受けるというような体制を確保してそういった相談に対する対応というのを充実いたしてございます。また日中にも、例えば日々の健康観察で容体が変わったというようなことで心配な方々がいれば、訪問看護師等々が直接自宅を訪問して、必要に応じて医師のアドバイスを受けながら処置を行うというような対策を取っているというようなことでございます。
あと(パルスオキシメーターや食料品等の)配送体制の強化というのはこれは今までとは何が変わったのでしょうか。
(保健所副所長)
今までは、例えば春の拡大期には運送体制が課題となりまして、日用品の配送が遅れたというようなこともございまして、こちらについては配送体制、車ですね、それをかなり増強しまして、体制を強化して食料品の配送体制の遅れがないように準備をしているというようなところでございます。
自宅療養者の方が今増えていて、このように保健所体制も強化してかなり人員がかかっていると思うのですけれども、今後、医療体制の逼迫(ひっぱく)などを防ぐためにどのようなことが必要なのか、市長から詳しく教えていただけますでしょうか。
医療提供体制が逼迫(ひっぱく)をするということも想定した上で今こういうふうに対応取りましたけれども、基本的なところはこれ以上感染者の急増を招かないようにするということだと思います。大変感染力が強いというふうにされておりまして、他の都市の感染状況を見ましてもこんなふうに伸びるのかということ、これは市民の皆さま方もいろいろな情報を手にされているかと思うのですけれども、そうならないようにまずは基本的な対策はしっかり取っていただきたいということ。それから残念ながら、ワクチンを接種していないからというふうなことが言えるのかどうか専門的なところはちょっとまた言及できませんけれども、子どもたちに感染が広がっているということを鑑みますと、家庭での感染の拡大の防止にはやはりしっかりと取り組んでいただきたい。またお子さんに対するケアというのでしょうか、これもしっかりそれぞれのご家庭でもしていただきたいというふうに思うところです。
今市長からもありましたように子どもたちの中で感染が広がっているという、それを受けての対策なのですが、時差登校について小中学校を見送った理由について教えてください。
小中学校は以前のときもそうだったと思うのですけれども、地域の中で通っているわけですね。高等学校ですと地域を限定できないで通学が行われているということもあって、他の通勤の方々と一緒になるということもありますものですから、そういう意味で高等学校の時差登校ということにしているところです。
高校生とかの方が感染リスク、感染が拡大するリスクが高いという判断、感染が拡大するリスクが高いということですか。
そうじゃなくて、小学校、中学校ですと地域の中の移動ですし、高校の場合ですとすぐ家の近所の高校ということには限らないわけですよね。さまざまな公共交通機関なりなんなり使って密集した中で行くというふうなこともあって、そういう密を避けるという観点から、事業所の皆さま方にもテレワークをお願いしたり時差出勤をお願いしたりをしている中で、高校もそういうことでお願いをしたいということです。
小中学校も含めて学校の休校なのですけれども、今現在は感染が確認されると臨時休校という措置が取られていますが、これを他ですと学年閉鎖レベルにしたり学級閉鎖レベルにしたりというふうに対応しているところもあると思うのですが、今後の方針についてはいかがでしょうか。
これもこれまでの間いろいろと知見が積み上がってきているというふうに聞いておりまして、一斉休校に必ずしもしなくてもいいケースもあるのではないかということで検討が進んでいるというふうに承知をしております。
仙台市でも検討しているということですか。
はい。
保健所の体制のところで積極的疫学調査の重点化という表現になっているのですが、ちょっと意味が分からなかったので教えてください。
(保健所副所長)
積極的疫学調査の重点化なのですけれども、疫学調査を行う施設をリスクの高い施設に絞っていくというようなことです。施設の絞り込みとあと調査方法の絞り込みということで、そういったことで調査方法等を絞り込んでいくというようなことで重点化という言葉を使わさせていただいています。
高齢者施設のところもこれまでもやっているような抗原定性検査を実施するという対策を打たれていますが、今抗原検査キットが全然ないという状態になっていますけれども、この辺の確保の見通しは十分なのかというあたりをお願いします。
(介護事業支援課長)
(抗原)検査キットの供給不足についてなのですが、現在行っている検査につきましてはこれまでの在庫分とか本市で現在確保しているキット数によってある程度十分な量は確保されていますので、今後もこれについては継続して実施していくことは可能と考えております。
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